◆長編・大阪道中日記 ◆

2003年8月21日〜24日

2日目(前編)・大阪への道
日記が長くなっても気にしないことにした。わはは。

★8月22日(金曜日)

出発するのに、いまさらこのホテルの話しをしてもしょうがないのだが
昨日話し忘れていたので触れる。

大阪へ車で行くと決めた時から、旦那さんの希望で
自宅と大阪の中間点あたりで一泊しようということになっていた。
ところが、旦那さんの急な出張が入り、それも海外のお得意さんの都合があるので
大阪出発予定の真際まで帰国の日時がはっきりしていなかったのである。
(実際、帰国したのは大阪出発前日の夕方)

その間にこちらでは義母の勘違いから「出発当日の会食の約束」をしてしまうという
あわやドタキャンか?というトラブルが発生。
そんなこんなでギリギリまで宿泊先をきめられなかったのだが
国際電話でかけてきた旦那さんの希望「静岡か浜松あたりでインターから近いところ。」と
義母が新幹線で来る場合にわかりやすい「駅からなるべく近いところ。」の
2つの条件を満たし、かつ「高級でなくてもいいが、そこそこのところ」という
条件でネット検索した結果、このホテルに決めたのだった。

「そこそこのところ」というのは当然義母のためである。
義父がまだ存命中、家族(旦那さんは出張で不参加)を連れて有馬温泉に泊まったことがある。
そこは中堅所の旅館だったのだがプールを持っていたので
義父が子供達のためにと選んでくれたのである。(子供達は大喜びだった。←まだ小中学生)

ところが義母は気に入らなかったらしい。
「なんか暗い旅館ねえ。うす汚い感じ。料理もまあまあね。」とこぼす。
別に不潔だったわけではないが、かなり年季が入っているので
今どきの旅館やホテルに比べれば確かに暗い感じはあった。
でも、普段旅館に泊まる機会の少ない私や子供達はうれしかったのだ。
おまけにりっぱな温泉もある。(子供達は温泉が大好き)
そしてなにより義父の子供達に対する心遣いがうれしかった。

その旅行から帰ってきたあともかなり長いあいだ義母は
「お父さんはどうしてあんな旅館にしたの?
 有馬温泉ならもっといい旅館がいっぱいあったでしょうに。」と
義父に言い続けたのである。

それが頭に入っていたので単なるビジネスホテルではまずいと思い、
あまり古くなく清潔感があり、お値段も中堅のシティホテルを選んだ。
普通は食事もついてくるのだがそれだと料理を選べないし、
グルメの義母の口に合うとは思えなかったのであえてつけなかった。
(結果、東天紅で見事に惨敗したので無意味だったのだが、、、わはは)

本来ならこのホテルでも義母の眼鏡にはかなわなかっただろうが
なんにしても今回は旦那さんが一緒である。
義母は旦那さんには露骨な文句を言わない。怒らせると大変だからだ。いわゆる「星一徹」タイプ。
満足してるようには見えなかったが、義母はホテルについてはなにも言わなかった。

ところが、、、代わりに旦那さんが言ってくれた。
ホテルそのものについては東天紅の件以外なにも文句は言わなかったが
「オレは浜松のほうがよかったんだ。温泉に入りたかったんだ。
 なんでこんなとこにしたんだよ。出張先からネット検索したら
 浜松インターそばに温泉のあるホテル結構あったんだよ。それに静岡じゃ
 大阪までまだ2/3あって、中間点じゃないじゃないか。浜松がぴったりだったんだよ。」
と、私のホテル選択が誤まりだったと攻める。

私は2日かけてネットを検索しまくり、前述の条件を満たすところを必死に探したのである。
義母がみんなと一緒に出発できれば、「駅から近い」という条件をはずして
インターに近い浜松のどこかを探しただろう。
それに旦那さんが「温泉に入りたかった。」なんてのはこの時はじめて聞いたのだ。
たしかに普通ならもう少し大阪寄りのほうが運転者にとっては楽だろう。
でも、帰国直後で時差ボケもあるであろう旦那さんのために初日はすこし手前でも
早く休めたほうがいいと思ったのである。
(それにアメリカからでも検索できたんなら、自分で予約入れろよ〜〜〜!)

↑このような事が瞬時に頭の中を駆け巡ったが言葉に出たのは
「そうねえ、、、もっと大阪よりのほうがよかったわねえ。
 この次は温泉も頭に入れておくわ。ごめんなさい。(←語尾上がり)」だけ。
これも心臓に毛が生えているおかげ。旅行に来てまでケンカすることはない。わはは。

********** ホテル出発・一路大阪へ **********

  さて、昨日の予定通り、朝8時にホテルを出発。
またカーナビの登場である。今度はちゃんと静岡インターが乗り口になっている。
ヤレヤレ、これで安心。と思いきや、、、車は清水インターのほうに向かっているではないか。

ヒデ「あの、さ、、。こっちは清水じゃないの?太陽の方向からして東に向かってるよね。
   静岡インターは南のほうだと思うんだけどなあ。」
旦那「そんなことないだろ?大丈夫だよ、今度は静岡から乗るんだから。
   こっちでいいんだよ。ナビもそうなってるし。」

確かにナビは車の前方を指示している。
でもどう見ても清水に向かっているとしか思えない。東静岡の駅も通り過ぎたし、、、。
そこでハタと気が付いた。(←よく気が付くやつ)
私はぼんやりしていたが、最初のナビ画面ではホテルを出ると
200メートルくらいで右折を指示していたはずである。
でも旦那さんはそれに気がつかず(間に合わず)通り過ぎてしまったのだろう。

そこでそんな場合にも対応できるようにナビは常に現在位置から進める道を示す。
つまり迷ってもUターンの指示は出さずに道なりに方向を示すのである。
Uターンして戻れば1ブロックですむところも
右折できる道が来るまで何ブロックでも延々と前進を指示するのである。
そして迷ったという自覚のない旦那さんはナビに従って正直に直進を続けているわけだ。

ああ、どんどん静岡インターから遠のいて行く。
いや、正確には近付いている。間違いなくたどり着けるだろう。大回り道で。
15分で行けるところを1時間かけて、、、、、。(涙)

ホテルを出て15分走ったところで旦那さんも何か変だと気が付く。
だが中央分離帯があるためにUターンできない。だんだん旦那さんの機嫌は下降。
そのまま車を走らせているうちにデニーズの看板が見えてきた。
「よし、ここで朝食をとろう!」と車を入れる旦那さん。
これで取りあえず、静岡から遠のくのが止まったとホッとする私。わはは。

デニーズの朝食セットは美味しかった。
次女と義母はうどんセット。旦那さんは和食セット。
長女はムギトロセット。私はスクランブルエッグセット。どれも580〜680円。
東天紅の料理よりはうちの家族の口にあったことは間違いない。うはは。
満足のいく朝食を食べたおかげで道を間違えた事もチャラになったらしく、旦那さんの機嫌は浮上。

デニーズを出た後、またナビのお世話で遠回りしながらもとうとう静岡インターに辿り着く。
その所要時間は40分。(途中、もう一回迷ったが旦那さんいわく渋滞のせいだそうだ)わはは。
9時40分に静岡インターに入り一路大阪へ向かう。
東名は順調に流れており、旦那さんはどんどん飛ばして(時速120キロ、平均でも100キロ)で走り
浜名湖サービスエリアでトイレ休憩。天気は快晴ですごく暑かったが景色も絶景。
旦那さんに「時差ボケでつらいんじゃない?運転変わろうか?」と聞くが
「いや、全然平気。この車は運転しやすいよ。大丈夫。」と再び運転席へ座った。

「やはり日本の車(これはトヨタ)は最高だな。エンジン音は静かだし
 ワンボックスカーにもかかわらず、高速でも安定性がある。そして燃費もいい。
 後部座席の居住性もすこぶるいいし、クーラーもよく効く。日本はすごいな。」
と旦那さんは言うが、その素晴らしい車を私に運転させる気はないらしい。
私がゆっくり走行だからだろう。(旦那さんはともかく距離を稼ぎたいのだ。)

その後も車は西をめざして走り続け、名古屋を通過、名神高速に入る。
そして岐阜県に入り、関ヶ原を経て滋賀県に入ったところ「多賀サービスエリア」で
昼食休憩。この時の時刻は12時半頃。(たぶん)
みんなサービスエリアの食事に多大な期待をしていなかった分、美味しく食べれた。
(私と長女は山菜そば、他のメンバーは醤油ラーメン。)

旦那さんに運転を変わる気がないのがわかっていたので、なにも言わずに車の助手席へ。
この時点で大阪到着時刻の予想ができ、義姉2のところへ到着予定の連絡を入れる。
2時過ぎにとうとう大阪府に入った。ついに来たね!
段々高速の降り口「吹田」に近付いていく。またカーナビの本領発揮だ。

私は横の窓の方を向いてこっそり隠し持った地図を覗く。
(静岡同様)やはり事前に義姉2宅近辺の地図をネット検索してあったのだ。
ただし、その地図には「○丁目○番地」までは載っているが最後の「○号」はない。
だから近くまではわかるが肝心の家そのものはわからないのである。
しかし旦那さんが「ナビがあるから大丈夫。心配ないって!」というので
本来なら最後まで確認しないと気がすまない私だが、今回はそこまでやらなかった。

インターを降りたが(その地図によると)取りあえず方向は合っているようだ。
↑ぜんぜんカーナビを信用していない私。わはは。
(というか、カーナビに旦那さんが正しく反応していないだけなのだが、、)
こっそりやったつもりだが、地図を旦那さんに見とがめられてしまった。
「ヒデも相当にしつこい性格だよなあ、、、ははは。」←笑ってはいるがホントはかなりムッときてる。
それで、急いで地図を頭の中に叩き込み、地図は鞄にしまった。
(たとえ迷っても、もうなにも言うまい。)と心に決めて。

さあ、そろそろ右折するころだぞ。ナビも言ってる。つぎの信号だって。
もう右に入ってないとヤバいんじゃないの?
(ナビは先読み案内をすることがあるので地図が頭に入っていない旦那さんは
リアルタイムか先読みなのかわからず間違えてしまう事があるのだ。)
うっ、このスピードじゃ曲がる気はないのか?飛ばし過ぎ。
頭の中の地図を辿り思わず「旦那さん!次を右!」と言葉が飛び出す私。
「えっ?なにっ?次っ?」と急いで車線変更する旦那さん。うまいけど大阪人も真っ青の荒い運転。

なんとか右折できた。よかった! さて、ここからくねくねと住宅街の中の道を走る。←ナビ頼み。
地図ではもう一個先の信号からのほうが近く、道順ももっとシンプルなはずだが、
やはりちょっと戻る形になるのでナビでは指示しない。ナビはあくまでも前進で「戻る」はないのだ。
大回りしながらもラスト2の交差点に近付いた。
そこで旦那さんがまたやった。ナビは「西緑丘」と言っているのに
その一つ手前の「緑丘」を曲がってしまったのだ。そのまま行こうとするので
「ここは違うよ。もうひとつ向こう。ゴルフ練習場のとこ。」
また頭の中の地図を辿りながら小声でつぶやく私。旦那さんは無言でUターン。
でもあとちょっと。もうすぐだ。がんばれ。

最後の交差点は無事クリア。
「目的地周辺に到着しました。音声案内を終了します。」とナビがアナウンス。
ここから50メートル以内のはずだ。
が、、、わからない。細い路地を入った所だとは聞いていたがどれ?
一件一件、表札のところの番地を読んで行く。それでもわからない。
目と鼻の先まで来ていると言うのに、、。

ヒデ「お義母さんは以前に来た事があるんですよねえ。
   このあたりに見覚えないですか?すぐ近くまで来てるはずなんですけど、、。」
義母「さあ、、、どうだったかしら、、?良く覚えていないわねえ。」
ヒデ「全然ですか?角の家とか見覚えないですか?」
義母「わからないわ。一度来ただけだもの。」←ちょっとムッとしている。(ヤバッ)

丁度その時入って行った細い路地の奥に(写真で見た)見覚えのある家を発見。
「旦那さん!あれ!あそこだ!」と私が指差すと
義母も見つけて「あそこよ!○○ちゃん(旦那さんのこと)ここからはわかるわ!
あの家、あそこに行って頂戴!間違いないわ!」という。
あの〜〜〜〜、今さらここから判っても、、、、、。(←3件手前)
そうですよねえ。よくわかりましたよねえ。
隣の家に間違って入って行っても困るしねえ。お義母さんはエラい!(涙)
ともかく着いた。無事に。旦那さんはご苦労様でした。
いやあ、よかったです。(ヤレヤレ)

※長くなり過ぎたのでまだ半日分だが、とりあえず今日はここまで。
 残りの半日はまた後で。

2003年8月22日




私のホームページへ | 通常日記へ | 前へ・大阪道中日記・次へ