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  第1回「画面効果」 by Tail

はい、とりあえず連載開始となるテクニックのコラムですが、元々テクニックだなんて人様に教授するほど持ってないじゃんと気づいて 逃げようかなぁと思いつつ、他のメンバーの怖さを知っているのでそんな事ができなかったりする第一回です。やたらと妙で後ろ向きな 序文ですがそこはお気になさらずに。

とりあえず自分の得意分野からってことで、今回はBGAを映像っぽく見せる手法を紹介します。簡単にいうとTVなどのブラウン管などに映し出されているような効果をあたえる方法です。


元画像
これが今回元となる素材です。もともと著作権フリー映像CDに入っていたターンテーブルの絵です。今回はこれに対し色々と 効果をあたえてみようと思います♪



・走査線(ハーフトーン)

お手軽な方法として最近流行気味なのがこれ。PhotoShop(以下PS)のハーフトーンフィルタで白黒のストライプを作り元画像に透過率40%ぐらいのオーバーレイで重ねるというかなりお手軽なもの。はっきりいって走査線に見えません(汗



・走査線(プラグイン)

今度はプラグインを使用してやってみました。「penta VTR」というフリーのPSプラグインという画像に走査線を加えるフィルタです。走査線の幅やコントラスト、ゴーストの設定までお手軽に設定できるのでPSユーザーは入れて置いて損はないですが、Meimiでもできる簡単なハーフトーン処理で、これもまた実際の走査線には見えにくいしありきたりです。



・走査線(デジカメ)

さて、こっからが本番です。デジカメを使って実際にディスプレイに映ってるものを接写しました。その際にフォーカスを素材の絵より走査線に合わせるのがポイントです。機種によっては自動フォーカスだったり、接写に対しヘボかったりすると上手く撮れない場合もあります。



・走査線(ビデオカメラ)

8mmビデオカメラでデジカメ同様接写し、ビデオキャプチャーカードで取り込みました。デジカメと比較してみると若干暗め。走査線の写り自体は同じ。BGAの場合一枚だけでなく何枚も取る必要があるので、BGAをアニメーションさせてビデオカメラで取り込んだ方が一気に取り込めるので楽と言えば楽である。



・走査線(ビデオカメラ+TV+ノイズ)

先ほど8mmに録画した絵をさらにTVに出力させブラウン管特有の走査線に加えてみました。PCのディスプレイとTVのブラウン管では画面の写し方がちがうので走査線の写りも違います。よりTV的な表現を求める場合はこの手法を使うべきでしょう。取り込み後に色調を変えて青や緑に統一すれば監視カメラっぽい効果も得られます。映像を作る方法でこのTVに出力したのを録画して使うっていうのは常套手段です。
今回はさらにビデオテープノイズを加えてあります。実際このノイズをPC上で再現するのは難しいです、もしかしたら高価なプラグインなどにこういうフィルタが有るかもしれませんが筆者は見たことがありません。さて実際ビデオノイズを起こす方法として3つ手段があります。

1.壊れたデッキで再生して起こす
2.壊れたテープで再生して起こす
3.トラッキングを調整して起こす

上記の絵は2番の壊れたテープに録画して再生したものです。良い感じにノイズは起きてるんですが、テープが壊れすぎているせいか真ん中に線がはいちゃってます(汗 筆者の大好きなアニメーション「serial experiments lain」のOPでのノイズは1番の壊れたデッキで再生しノイズを出しています(WinGraphic vol.8より)。お手軽な手段としてトラッキングを調整しノイズを発生させる手もあるんですが、デッキによってはノイズを発生させなかったりします。筆者のデッキではおきませんでした(汗



・懐古風

さて、走査線はこれぐらいにしてお次はこれも良くある手法の古びたフィルムの様な映像加工です。意外とこれは簡単でPSのみでできます。元画像をPSで読込み「色調補正→色相・彩度」で色を統一させます。

その上に新規レイヤーを用意して中央が白、周りが黒の円形グラデーションを描きオーバーレイで重ねます。

次にまた新規レイヤーを用意しノイズフィルタ(40、グレースケールノイズ)を適用しまたオーバーレイで重ねます

最後に古いフィルムを表現するために縦に何本か線を引いてやれば完成です。今回はメゾティントフィルタ(長いストローク)を縦にかけて更にフィルムを汚く見せるようにしてあります。


あとがき 今回は素材をより映像っぽく見せる方法について書いてみました。実際走査線の後半はアナログに落とすことによってその味を出すという様な形になってて、機材(カメラ)持ってるやつおるんか?とか書いてて思ったのですが… まあ、BGAでそこまでする必要が有るか否かは各個人の判断に任せるってことで♪ 次回の担当は逆凪さんです。

write by Tail


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