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第4回「再利用」 by KJ

ついに私の番がきてしまいましたね。
実はこういう解説を文章にまとめるのが非常に苦手だったりします。
なので、説明不足や良くわからない表現が出てくるかもしれませんが、その時はどうぞお許しください…。

さて、今回のテクニックの内容なんですが、地球にやさしいリサイクルがテーマになっています。…早速良く分からない表現が出てしまいましたが、要するに一度製作したBGAの再利用や、素材の加工をしてみようということです。

では、早速その内容に移りましょう。


・色を用いた再利用
まず、基本的なものとして使用されるのが色を変えるということでしょう。
色を変えるということは、その色のもつ雰囲気が変わるということです。
つまりその雰囲気がそのままBGAに影響を与えることになります。

主な利用法としては、色の反転や、色相、彩度などを調整することが挙げられます。
BGA全体のカラーに合わせるだけでもそのBGAに統一感が出てきたり、逆にその色の反転を用いることでアクセントとしての役割が出てくると思います。
一見簡単なことにも見えますが、基本的なベースになるものだからこそ重要な要素になると思います。


・アクションを用いた再利用
PhotoShop4.0以降のバージョンには"アクション"という機能が搭載されました。これはPhotoShop上で行うほとんどの作業を自動化してくれるという、とても楽ちんな機能です。この再利用という作業においてこの手を逃す手はありません。
では、どのようにして利用すれば良いか、その方法を説明していきましょう。

再利用ということは元になるBGAは完成しているということです。
つまり、そのBGAには既に"動き"というものを持っているわけで、その動きに対して同じフィルタをかけることにより、その動きは規則性を持って変換されていくことになります。ほとんどのフィルタはそのフィルタが持つ規則性に基づいて画像を変換していっているわけですからね。

今回の題材として、私のサイトに置いてあるBGA素材を使用してみましょう。
まず変換前のBGAはこちらになります。
[bfore01.bmp]

before.zip[131KB]

上の一枚だけにアクションを記録しながら次のようなフィルタをかけていきます。
「モード変換」→「極座標」→「墨絵」→「網目」→
→「回転」→「極座標」→「回転」→「レベル補正」

最初の「モード変換」はインデックスカラーからRGBカラーに変換するものです。
RGBカラーじゃないとフィルタは使用できませんからね。(汗
アクションの詳細はこちらです。

cia_teck.zip[0.5KB]

上のフィルタをかけた結果、次のようなものが完成しました。
この時点でも元の画像と比べて結構な変化が感じられますよね。
[after01.bmp]

そして残りの画像に上の変換処理をアクションで自動処理してみましょう。
その結果がこちらです。

after.zip[110KB]

変換前と変換後とでは、内容も動きもまったく別物になっていることが分かると思います。こんな感じで最初のBGAはこのように再利用することが出来ました。

ポイントはアクションを記録しながら、BGA素材の一枚だけにどんどんフィルタをかけていくことです。そして、ある程度のものに仕上がったらそのアクションを他の素材に適用させていきます。すると思いもよらない良いものが出来てしまうことがあります。
もちろん、逆にとんでもないくヒドイものが出来あがるという失敗の場合もありますけどね…。(汗

この方法の欠点としてもっとも困難なのは変換後のBGAを予想することでしょう。
この結果の予想については、ある程度の経験があれば、どのフィルタがどのように変換されていくかをあらかじめ知っているので大体の予想はつくのですが、初心者の方においてはなかなか難しいかもしれませんね。その分、失敗が多くなってしまうかもしれませんが、フィルタの勉強の一環として行えば決して無駄な行為にはならないと思います。

ちなみに今回はPhotoShopの標準でついているフィルタのみを使用しましたが、それ以外のフリーなどのフィルタも利用するとさらに幅広く応用できるかと思います。

あと、元の画像はトンネル系のBGAであるということにお気づきになったでしょうか?
つまり、この方法はTailさんのTUNNELで製作したBGAにも応用できる可能性があるということです。実際に、第一回のBGA対決で私のBGAの中にk-TunnelxxというBGAが含まれています。このBGAも今回と同じような方法でTUNNELから製作したBGAを元に加工したものですよ。


・その他の再利用とまとめ
他の再利用方法としてはマスクを使用して効果的に見せたり、または2つのBGAを使用して合成処理などを行ったり、工夫次第でいろんな方法が挙げられると思います。
要は素材の特性をうまく利用し、それを自分のイメージするものに変えてことが大切です。とはいっても、それが一番難しいことなんですけどね…。

まったくの個人的なことになりますが、BGA素材を扱っている私としては、そのまま使用してもらうよりも、その曲に合ったBGAに加工して使用してもらえる方が嬉しく感じます。
自分一人でBGA素材を作っていくことも大切ですが、素材のおいしい利用法も覚えておくと、BGA製作にも幅が広がると思います。


・あとがき
さてさて、今回のテクニックはいかがでしたでしょうか?
大したテクニックではないかもしれませんが、試してみようと思う人がいれば是非お試しください。というか、その前にみなさんも自然にこのような加工をしているかもしれませんけどね…。(汗

PhotoShopのアクションを使用したテクニックで一番重要なことは"こういうものを作りたい"ということよりも、"こう見えたら面白い"という遊び心を持って作業することです。ちょっとした暇つぶしやイメージがうまく思い浮かばない時などにやってみると時々良いもが作れたりします。
クォリティの高いBGAを作るためには多くの時間を要しますし、ある程度の技術も必要になります。でも、たまにはBGAを手軽に楽しく、そして完成をドキドキしながら製作するのも良いかもしれませんね。

次回の担当は待ちに待ったTailさんの再登場となります。

write by KJ


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