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NAGAKURA BOOK PAGE
このページは私の読んだ本の感想です1999/11/25更新

●1999年7-10月分はこちらをご覧下さい。(99/11/26)
●1999年4-6月分はこちらをご覧下さい。(99/11/26)
●1999年4月以降の感想はこちらをご覧下さい(99/04/01)
●1998年度のベストをこちらに掲載しました。(99/02/06)
 ご連絡は右の千社札をクリックして下さい。

青色書名のものは下に感想があります。

99076『トラップ』 松本賢吾/ マガジンハウス
    99/04/22 1800円   99/06/28読了       ★★☆
99075『ファイナル・ラウンド』 安部譲二/講談社
    99/05/20 1700円  99/06/24読了      ★★☆
99074『デズモーナの不貞』 逢坂 剛/文藝春秋
    1800円   99/06/23読了            ★★★
99072・3 『イコン(上下)』フレデリック・フォーサイス/角川書店
      96/11/25 1900円   99/06/18読了    ★★★
99071 『こうしたらCD-ROMが作れる』秋津 勝太郎/オーエス出版社
    97/10/15 1400円   99/06/20読了      ★★
99070 『五体不満足』 講談社 99/06/15読了      ★★☆
99069『北朝鮮』和田春樹/岩波書店           ★★☆
99068『東大オタク学講座』岡田としお/講談社      ★★★
96067『アキハバラ』今野 敏/中央公論社        ★★☆
99066『ISDN接続篇』赤木順彦/NTT出版         ★★
99065『鈴木勉の本』「鈴木本」制作委員会/字遊工房   ★★★★
99064『青らむ空のうつろのなかに』篠田節子/新潮社   ★★☆
99063『理由』宮部みゆき/朝日新聞社          ★★★☆
99062『浅田次郎リル色人生講座』スタッフ霞町/本の森出版センター
99061『北朝鮮が戦争を起こす5つの理由』池田菊敏ほか/KKベストセラーズ★★★☆
99060『そこに薔薇があった』内海文三/集英社      ★★★☆
99059『ジャッカー』黒岩 研/光文社          ★★☆
99058『北朝鮮にスマッシュ』神山典士/メディアファクトリー★★☆
99057『ISDNトラブルシュティング第二版』梅垣まさひろ/毎日コミュニケーションズ★★★
99056『インターネットの大錯誤』岩谷 宏/ちくま新書  ★★
99055『満天の星 勇気凛々ルリの色』浅田次郎/講談社  ★★★
99054『ベートーヴェンと蓄音機』五味康祐/角川春樹事務所★★★☆
99053『私が彼を殺した』東野圭吾/講談社ノベルス    ★★☆
99052『永遠の仔』天童荒太/幻冬社           ★★★☆
99050『パレスチナから来た少女』大石直紀/光文社    ★★☆
99049『弥勒』篠田節子/講談社             ★★☆
99048『トウキョウ・バグ』内山安雄/毎日新聞社     ★★☆
99047『守宮薄緑』花村萬月/新潮社           ★★☆
99046『グーテンベルクの謎』 高宮俊行/岩波書店    ★★★☆
99045『老人力の不思議』 赤瀬川源平/毎日新聞社    ★★★
99044『惑星の暗号』グラハム・ハンコック/翔泳社    ★★☆
99043『宿命』高沢皓司/新潮社             ★★★☆
99042『金正日への宣戦布告』黄長〓(火篇+華)/文藝春秋 ★★★☆


『北朝鮮』99069
 和田春樹/岩波書店
 98/03/16 2200円
 私の評価(最高★五つ)
★★☆    99/06/12読了
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著者の論文集。共和国に対して友好的な論です。金正日は核はカードであり、戦争は仕掛けないとの論。金正日は本気なのではないでしょうか。しかし、まだ踏み込めない何かがあるあるのではないでしょうか。アメリカと交渉のテーブルに付くつもりでしたら彼は対談の席に着いたでしょう。

『東大オタク学
  講座』
99068
 岡田としお/講談社
 97/09/26 1800円
 私の評価(最高★五つ)
★★★    99/06/11読了
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著者の東大での講義録。サブカルチャーここにオタクの世界があるようでノ。

オタクになれる分野が無い私です。唯一コレに近いのは1960年代から70年代初頭にかけての映画チラシコレクション。この頃のご希望の作品があればご連絡下さい。譲ります。一例「真夜中のカウボーイ」(スカラ座)美品で3万です。


『アキハバラ』99067
 今野 敏/中央公論社
 199904/25 1800円

 私の評価(最高★五つ)
★★☆    99/06/04読了

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地方から入学に際して東京に移って来たパソコン青年が、生まれて初めて憧れのアキハバラに行く。数時間後にアキハバラの大きいパソコンショップで窃盗団の事件に巻き込まれてしまう。そこにロシア、イスラエルなどのスパイが現われてパソコンショップのフロアーが銃撃戦の現場になる。
話はとんとん進み軽快なのだが、尾行を見破られラジオセンターで発砲するスパイや、ヤクザの親分、闇後からのバーツ屋の親父、ビル・ゲイツまがいの米国大手ソフト会社社長などの登場人物が真実みに欠け、話もどたばた調。B級ビデオドラマのようです。Macユーザなら現場はラオックスMac館、隣の雑居ビルはソフマップ11号館か。

『ISDN接続篇』99065
 赤木順彦/NTT出版
 1996/10/17 2300円
私の評価(最高★五つ)
★★☆    99/06/03読了
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NTT発行のISDN解説、接続説明本。

最近のNTTは親切で、ユーザの選択しているオプション契約より、他の契約の法が経済的だと提案してくれます。提案の根拠となっている試算案をいただいて、ISDNに回線変更に伴いコレを変更するつもりです。


『鈴木勉の本』99065
 「鈴木本」制作委員会/字遊工房
 1999/03/21 自家版

私の評価(最高★五つ)
★★★★    99/05/28読了

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知っている人には、余りにも有名な大御所の書体作家です。鈴木勉さんは昨年亡くなられてしまいました。その鈴木さんが社長だった「字遊工房」の社員、友人、家族の人たちが思い出を綴ります。

第二回の石井賞大賞だった鈴木さんの「スーボ」を発表会場でパネルを見ています。最近は出力が多いですが、写研の人のスミ入れはキレイでした。好む人の多いSHM(秀英特太明朝)の仮名や、よく見ることのあるダイナフォント仮名文字の幾つかなども鈴木さんの仕事であることを知りました。(合掌)


『青らむ空のうつろの
     なかに』
99064
 篠田節子/新潮社
 9903/25 1600円
私の評価(最高★五つ)
★★☆    99/05/28読了
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短篇集。表題作は巻末収録。

関東に地震が発生、都心に住む人たちが食料を求め近郊に殺到する、農民との間に殺戮戦までが起こる。日常の生活があることで別世界に変化するパターンの物語。表題作は農場学園に移ってきた情緒に問題がありだれとも話さない少年が、養豚の世話をしているうちに豚と心を通わせ、屠殺に送られたが戻ってきたと消えていく話。それぞれもう少し長いともっと面白く読めるのではないか。


『理由』99063
 宮部みゆき/朝日新聞社
 98/06/01 1800円
私の評価(最高★五つ)
★★★☆    99/05/26読了
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直木賞受賞作品。高層マンションで住人家族が殺害される、しかし、現場となった部屋の住民ではなかった、しかも血縁のない家族だった。

著者の作品に多い社会派の作品です。発売当時ベストセラーになり多くの人に読まれたのも納得できる面白さです。受賞作に値する力作です。


『浅田次郎リル色
    人生講座』
99062
 スタッフ霞町/本の森出版センター
 99/02/30 1200円

私の評価(最高★五つ)
★★★    99/05/22読了

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何と浅田次郎の解説本です。解説本が出るほどの作家になってしまいました。

作品から、講演会から、新聞インタヴュー、奥さんのインタヴュー等からピックアップして整理しています。「平成の泣かせ屋」と称されているそうですが、泣かせの作品を並べての分析をしています。構成の鍵は「マッチ売りの少女」、「ゆうれい」。

浅田次郎の前に違うペンネームで作品を発表していた、とあり、ほかはに何も触れていません。これは「もとはし まさひで」のペンネームで発表されている著作でしょうか。どの媒体にも、このことは出てきませんが、何か訳があるのでしょうか。


『北朝鮮が戦争を起こす5つの理由』   99061
 池田菊敏ほか/KKベストセラーズ
 98/12/25 1500円
私の評価(最高★五つ)
★★★☆    99/05/22読了
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「北朝鮮の危険性をマスコミが正しく伝えていない。北朝鮮はとても危険な国で、ミサイルは間違いなく使うため戦争のために作っている。」との本。

1章の佐藤克巳の章が単純明快。
25日からのペリー調査官の訪朝協議でどうなるか。アメリカもコソボで忙しいので北朝鮮にすげない態度をとった法がいいのでは無いかと思う。金正日との対談が実現したら面白い。


『そこに薔薇があった』         99060
 内海文三/集英社
 99/04/30 1500円
私の評価(最高★五つ)
★★★☆    99/05/22読了
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最終章を読むまで、もしかしたら全編、男女の出逢いの短篇集では思って読んでいました。全体が静かな語り口で話は進みます。好きなタイプです。ミステリーですが少々エロティックで怪奇小説風な味付け。

作者もモダンになりました、樋口有介か村上春樹ばりのダイアログが登場します。「灰姫」の書き出しのあの暗さがウソのようです。著者の中で一番いい作品ではないかと思います。


『ジャッカー』  99059
 黒岩 研/光文社
 99/04/30 1900円

私の評価(最高★五つ)
★★☆     99/05/22読了
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連続殺人事件を調べると、東京にあるアミューズセンターにあるアトラクションで遊んだことにある共通点が出てきたノ。

臨死体験研究をモチーフにしたホラー小説ですか。生きている人があの世で動き回り、また現世に戻ってくる場面が出てきます。ちょっと荒唐無稽。400ページの大作ですが著者の第一作。


『北朝鮮にスマッシュ』
         
99058
 神山典士/メディアファクトリー
 99/01/22 1400円

私の評価(最高★五つ)
★★☆     99/05/15読了
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アートディレクターとして有名な「浅葉克巳」さん団長とする卓球団の北朝鮮遠征記。

団旗を持っていくのを忘れ事が判明。急遽、北京にある日本の代理店の支店にファックスで絵柄を送ってもらい、スキャニングしてあらためてMacで制作したといいます。さすが。

38度線の韓国側と共和国側のレポートが興味深いです。ここは民間人の観光がなければ、結構だれているようです。


『ISDNトラブルシューティング第二版』99057
 梅垣まさひろ/
 毎日コミュニケーションズ
 98/11/30 1800円
私の評価(最高★五つ)
★★★     99/05/12読了
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SDN導入のトラブル解決集。

7月に実施されるというNTTの市内通話の定額制を当て込んでの、我が家のISDN変換に際しての下調べとしての本。本当はCATVのインターネット接続を考えていたのですが、アナウンスだけで始まらないのでNTTにしようかと。
細かいところまで丁寧に書かれています。売れ筋の機種ごとにも単元が分かれていて親切です。ISDN導入を見当している方におすすめ。


『インターネットの
     大錯誤』
99056
 岩谷 宏/ちくま新書
 98/004/20 660円
私の評価(最高★五つ)
★★     99/05/10読了
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乱暴に要約すると「今、構築されているインターネットは不完全なのである」との本。御説には賛同する。

著者の中に前に読んだことのあるブルーバックスの一冊は好感を持って読んだ記憶があるが、本書はそうではなかった。


『満天の星
 勇気凛々ルリ色』
99055

 浅田次郎/講談社
 98/01/25 1600円

私の評価(最高★五つ)
★★★     99/05/07読了
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著者の言う「無名小説家のサクセスストーリー」の最終巻。本当に浅田次郎はオオバケしました。「ラブ・レター」の映画に出てくる家は、著者がこの短編のインスピレーションを受けたその家だそうです。まさかの本当の話。うちに大学入試や国語の教科書にも「蒼穹の昴」が引用されるでしょう。しかし、エッセイが定期的に出なくなる残念。

四月の終わりに「ブック・フェア」会場で「鉄道員」CD版の終わりの部分を15分ほど、版元のブースで試聴しましたが、原作を損なうことなくよくできていました。原作を片手に聴いていましたが、音だけでのものなので単語が変わっている箇所がありました。



『ベートーヴェン
    と蓄音機』
99054

 五味康祐/角川春樹事務所
 97/11/28 1000円

私の評価(最高★五つ)
★★★☆     99/05/07読了


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 松本清張と芥川賞を同時受賞している作家です。音楽とオーディオのエッセイです。
 私は作品を読んだことがありません。しかし、いい音でレコードを再生するための資金が欲しい思いで、作家活動に入ったきっかけは知りませんでした。

 音楽を聴き続け、オーディオにのめり込み、常時音楽と向かい合っていたので「人生のいくつもの局面で音楽に啓示を受けた、芥川賞受賞作も「ドビュッシー」を聴いた感動から得た」と書いてあります。

 30年前頃にはテレビに出て手相や占いをしていました。今思うと懸賞生活の「なすび」さんに面影が似ています。話し方もぼそぼそ喋る感じが似ているように思います。あの頃、著者が連載していたFM番組雑誌「FM fan」の連載はかかさず読んでいました。覚えている話に、年末に恒例でNHK-FMが放送する「指輪」を聴いていると同じ音に聞こえない。おかしいのでNHK-FMに問い合わせてみると、再生してデッキは機種は同じものを2台使って再生しているので個体差による音質が原因だった、話です。
 著者のお薦めを二つ抜き出します。ベートーヴェン「ピアノソナタ第32番ハ短調 作品111」、モーツァルト「弦楽四重奏曲K590」。五味さんに「ベートーヴェン大全集」(講談社刊)を聴いてほしかった。


『私が彼を殺した』99053
 東野圭吾/講談社ノベルス
 99/02/05 800円
私の評価(最高★五つ)
★★☆     99/05/01読了
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 最後までハッキリと犯人の指摘が出てこない。これも今までに読んだことの無いような謎解きのミステリー。読んだ私は、犯人がどの「私」であるのか100%の自信を持って答えられない。

『永遠の仔』(上下)99052
 天童荒太/幻冬社
 99/03/10 各1900円
私の評価(最高★五つ)
★★★☆     99/04/28読了

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3人のトラウマを抱えた小学生が治療のために入院した病院で、大きな秘密を共有する。それから20年後、その秘密を抱きながら成長した彼らが、その秘密が引き起こす一連の事件に翻弄される。

 物語は現在と20年前の話が交互に進展していく。それぞれが抱えた問題をうち明けた時に堅い結束が生まれ、20年後に再会、結束があまりにも堅いがために彼らは離れ始める。

 看護婦、弁護士、刑事とミステリー仕立ての主人公である。しかし話は深く、今までに読んだような謎解きの物語小説ではくくれない。


『パレスチナから
    来た少女』
99050
 大石直紀/光文社
 99/03/30 1600円
私の評価(最高★五つ)
★★☆     99/04/23読了
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日本ミステリー大賞作。パレスチナの虐殺現場で日本人に助けられた少女が日本で育てられ、パレスチナから潜入した殺し屋が起こす事件に巻き込まれる。

多分応募作が一作目だと思うが、背景に国際問題をおいた作品で日本が舞台になる展開もムリがないと思う。終盤の新宿の場面もうまいと思います。しかし、殺し屋は訓練もうけキャリアが長いのだから、屋上に痕跡を残すことは無いと思う。


『弥勒』99049
 篠田節子/講談社
 98/11/26 2100円

私の評価(最高★五つ)
★★☆     99/04/21読了

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公立美術館の学芸員から新聞社の事業部に転職した男が、奥アジアの国で捕虜となる。

篠田節子の作品に多い形の違う世界が開かれそこからの脱出作品。導入はあでやかな世界が書かれるが暗転して、クーデータが起こり反体制の率いるグループが掌握する新体制の捕虜生活に近い生活の描写になる。導入の部分が長く、後半にこの部分に戻ると思い読み進めたが帰結しなかった。

いろいろ勉強したのでしょうが、新しい国造りを目指す過程の山村の生活描写が薄いというか、もう一つ身を乗り出して読むことができなかった。潜入と脱出の経過も安易すぎるの。


『トウキョウ・バグ』
         
99048
 内山安雄/毎日新聞社
 99/03/25 1600円

私の評価(最高★五つ)
★★☆     99/04/18読了
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主人公はフィリピンと日本人のハーフ。気の弱い男ながら、知り合ったイラン人と強盗や、デートクラブを立ち上げる。あげくに殺人までしてしまう。著者の作品の登場人物は東南アジア系が多いが、これもまた、然り。出てくる日本人はヤクザ。

「猿」とよばれる日本人が主人公でフィリピンを舞台の作品があったが、あまりいい人物ではなかった。作者は日本人が好きではないのかも知れない。主人公が色々な事件や出来事に遭遇するが、話はそれほど面白くもない。


『守宮薄緑』99047
 花村萬月/新潮社
 99/03/25 1400円
私の評価(最高★五つ)
★★☆     99/04/14読了
1編を除き小説新潮に連載された短編集。読んでいて中途半端に終わる読後感があります、あとがきには起承転結をふまえた短編とありますが。やはり小説雑誌にあるエッセイのような趣の作品もあります。

『グーテンベルクの謎』
         
99046
 高宮俊行/岩波書店
 98/12/18 2100円

私の評価(最高★五つ)
★★★☆     99/04/13読了
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1455年に刊行された42行聖書を初めてみた日本人一行に福沢諭吉がいる。刊行されて約400年後1862年にペテルブルグで見ている、その訪問者名簿が現在も残っている。筆文字の漢字書名の脇に日本人のローマ字らしく整った読みやすいサインが添えてある。書誌学的ではなくもっともっと印刷術的、デザイン的な事を読みたかった。銅の含有量が多いインクとありますが、どのようなインクだったのか。

昔からグーテンベルクの42行聖書に興味があり、丸善が持っていた頃、同社の富田さんのセミナーを聞きに行ったことがあります。日本に持ち帰るときに飛行機の二人分のスペースが必要だったとお話を聞いたのを覚えております。一昨年、町田の美術館で本物を見たときはもう慶応大学所蔵でした。ちなみにこの聖書に使われた活字はデジタライズされコンピュータのフォントになっています。


『老人力の不思議』99045
 赤瀬川源平/毎日新聞社
 99/03/05 1400円

私の評価(最高★五つ)
★★★     99/04/11読了
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老人力の不思議を探るために、先日お亡くなりになったジャイアント馬場、長嶋茂雄などとの対談する。
路上探検隊やトムソンの会など肩に力を入れない所からもう老人力の境地なのだと思う。対談の中に、辞典に入れられるかも知れないとありますが世の中にこれだけ認知されれば、当確でしょう。新明解はどうか。指ぱっちんで有名なコメディアンが登場しますが、なかなか面白い人なのに驚きました。ひとりで映画を再現する芸人がいましたが負けず劣らずです。

『惑星の暗号』 99044
 グラハム・ハンコック
 田中真知/訳 翔泳社
 99/01/10 1600円

私の評価(最高★五つ)
★★☆     99/04/09読了





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火星の顔面石が人工物のようである、顔だけでなく口に歯があるようだ、髪飾りのようなモノもあるみたいだと。自然にできた景観なのか人工なのか検証議論に始まる。しかし解像度の甘い写真からでは当然結論は出せない。そこでこの周囲にあるピラミッドに見える石やいくつかの石などの形を解析していくと20度弱の角度が割り出され、これはエジプトの建造物にもでてくるので両者に関わりがあるんではないか、すなわち両方とも作者は同じではないかと。

また、遠い過去に地球が受けた天体衝突の検証、遠い未来に受けるであろう天体衝突の可能性。

探査にも俗人のロマンがあれば、予算が出やすいのでしょうか。確かNASAは顔面石を調査すると表明しましたね。

パスファインダーが火星で到達したときに、NASAのサイトで動き回るクイックタイム画像をインターネットでみた時、そのときはそれほど驚きもしなかったのですが、翌日同じ絵をNHKニュースでみたときは驚きました。


『宿命』99043
 高沢皓司/新潮社
 98/08/30 2300円

私の評価(最高★五つ)
★★★☆     99/04/08読了





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1970年4月に9人の赤軍派が旅客機を乗っ取り北朝鮮にわたった。彼らのその後。500ページを越えるルポと調査の大作。優遇された環境の中で、彼らは自分たちの政治理念ではなく、北朝鮮の体制に巻かれて工作部に糸を引かれる日本人工作員になってしまったようだ。カンボジアで偽札事件で逮捕された隊員、静粛されてしまったような隊員。

領袖様の花嫁と呼ばれる、隊員の連れ合い。これも作戦で、花嫁は調査をされて候補となり、拉致同様に北朝鮮に入った。国内では行方不明者扱いになっている人もいる。

隊員も、奥さんもインタヴューに答えていて、これを元にかかれていますが、公式の返答なので著者は相手の一瞬の表情を読みことばの隠された真相を解き明かそうとしています。彼自信の総括はできているのか。彼らの子供が20人ほどいるようですが、日本語、日本の社会についての独自の教育をしているそうです。そして、「子供だけでも日本に返したい」と思っているそうです。

『金正日への宣戦布告』
              99042
 黄長〓(火篇+華)萩原遼訳/
 文藝春秋
 99/02/01 1714円

私の評価(最高★五つ)
★★★★     99/04/01読了



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北朝鮮の主体思想を確立した哲学者のテロによる暗殺を覚悟しての回想録。

今の北朝鮮の人民を救う方法は金正日を打倒するしかないとの決意でそのために逃亡。北朝鮮からの亡命者、出国者の手記は沢山ありますが。それらの中で著者は一番の大物でしょう。テロは幸いにも無いようですが、著者の家族関係者数千人が追放されたそうです。読んでいても著者がいるそんや金正日にどれだけ近い存在で、重用されていたか判ります。家族の写真が掲載されていました、調度品もそうですがテーブルの上に「パイナップル」がのっていました。バナナはさにあらん卵が貴重品と聞きます。パイナップルなどは普通の国民は食べるどころか見たこともないと思います。最高幹部の生活なのでしょう。

北朝鮮に対して経済援助はしてはいけない、軍隊を強固にする手助けにならに。食料や医薬品の救援物資は軍隊に渡らないようにしなければならない。と著者の見解です。

たまたま今日(99/04/04)、テレビで著者のインタビューを目にしました。本書にも書かれているように真面目で学者然としたお人柄、日本留学を経験されていますが、お答えは韓国語でした。容貌は都知事選に立候補している明石さんを老けさしたようでした。

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