NAGAKURA BOOK PAGE 1998 BERST7 【1998年度のベスト】
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1
レディ・ジョーカー(上・下)
高村 薫  毎日新聞社
97/12/15 1700円
 いつもながら、読ませる作家であります。先日NHKのテレビに出演したときに言っていましたが、この本を書くために競馬新聞の縮刷を3年分ほど読んだそうです。競馬でも工場でもディティールの書き込みにどの作品も驚きます。
 次回作は殺人も事件も起きないそうです。しかし、どんなテーマでも面白く読めそうです。98/03/13読


2
血と骨
梁石日 幻冬社
98/02/10 2000円
「Z」に続く私の読んだ筆者の二作目です。NHK衛星のブックチャンネルに出演したときに言っていましたが、「血と骨」は息子のことを言う韓国語の表現だそうです。しかし、主人公のはすごい男で、すごい親です。
 まだ読んでいませんが、高村 薫と梁石日の対談集が出ています、高村 薫も物事をスッパと言う人で新聞のコメントや事件、世相評論などもよく書かれている人ですから、この対談も面白そうです。98/03/10読


3
燃える地の果てに
逢坂 剛  文藝春秋
98/08/10 2095円
 私の好きな作家です(たくさん好きな作家がいるのですが)。あか抜けた作品が多いと思います、話も面白いです。この本も最後はビックリしながら読みました。逢坂 剛の主人公はマッチョではなく少し弱きの人が多いのもすき。最近多い非人情な暴力シーンがないのも好き。会話も好き。顔も人もよさそうなおじさんなのがすき。98/11/30読


4
漂流街
馳周星 徳間書店
98/09/30 1700円
 99/01/09の新聞によると第一回大藪晴彦賞を受賞したとありました。おめでとうございます。私の予想と異なりますが、勢いずいて直木賞もとるかもしれまんね。馳周星の作品は非情な暴力、殺人シーンが多くよんでいて気になることがあります。しかし、物語のもつ力と言いますか文章のパワーが強く一気に読んでしまいます。98/11/05読


5
求愛
藤田宜永  文藝春秋
98/05/10 1524円
 プロ野球の投手とピアニストの物語。このところ多い藤田宜永が書く普通の小説。生け花の素材屋をテーマにした小説よりも面白かった。私が思っていることに「人情をうまく書ける人の本は売れる」があるが、藤田宜永は硬派のイメージが強いので売り上げがのびないのではないだろうか、短編集のなかにもいいものがあります。98/08/30読


6
『Sall we ダンス?』
    アメリカへ行く

周防正行  太田出版
98/03/30 1800円
 この本を読むと自分の監督作品でありながら、権利がほとんどないのもむなしい。しかし、巻末の受賞リストを見ると外国の各地でたくさん受賞があります、オスカーにノミネートされなかったのが本当に残念。外国版のポスターは単純で写真もいいし、キレイです。竹中直人のキャラクターは外人ウケするようですね。エトセトラ!エトセトラ!エトセトラ! 98/12/05読


7
生麦事件
吉村 昭  新潮社
98/09/25  2000円
 この本はご当地ソングならぬ、ご当地本です。このページの発信地は横浜市鶴見区、義理の母は生麦の人。時代ものは殆ど読みませんが吉村昭だけは例外で読みます。外国政府から幕府に問題の解決を迫られると、右往左往して回答を先延ばし、その場限りの返答に終始にする体質は現代の政府でも変わっていないようです。日本各地で外国船と戦火が上がったことを知りました。 98/12/22読