反グローバリズムって?
 近頃は近頃はグローバル化が進んでいるといわれ、この進み具合に対して、反グローバルという動きがあるようです。
 何しろ、反グローバルを掲げる連中がサミット会場のあたりで気勢を上げ、挙句の果てに死者なども出しています。
 しかし、反グローバルって何?と言う感じです。ちょっと不勉強でよくわからない部分がたくさんありますね。新聞をちょろっと読んだ感じでは、昔の合理化反対闘争に似ていますね。
 日経の夕刊の一番上あたりに出ていた解説を引用しておきましょう。
 ▼反クローバリズム 規制緩和による競争促進、人やモノ、情報の移動を完全に自由にし、地球規模で市場メカニズムを浸透させようとするグローバリズムに反対する考え。グローバル化は強者と弱者の格差や環境破壊を拡大しているだけだとの批判が根底にある。この運動を担うのは環境保護団体、労組、アナキスト、学生など幅広い。
 まあ、こんな解説が出ています。グローバリズムという奴の位置付けが面白いですね。基本的には経済というもののグローバル化というものに対しての批判です。
 確かに、米国は日本に対して、国際標準の会計検査基準を押し付けようとしてきました。これによって、日本の企業のわかるようでわからない不思議な会計基準から脱却して、米国人でもわかる会計基準できちんと管理してくれ!さもないと、日本のよくわからない会計基準では投資対象としてその企業が優れているのかそうでないのかがわからない!という主張であったと思います。
 ただ、なぜかこの国際基準での会計の導入は、市場原理がはたらく自由な市場や透明で信頼できる市場、そして国際的な時代を先取りする市場の創設のために行われるはずなんですが・・・この明確性がなぜか中小企業の倒産、雇用リストラの促進が行われるということが叫ばれ反対されています。
 確かに、利潤に関する面では、余剰人員を抱えることは間違いなくマイナスになるわけですから雇用については以前の大雑把な会計基準とは違った扱いになるのは当然です。
 まあ、コンピュータなんって物が導入されたおかげで、膨大なデータ処理が可能になり、適切なデータベースを構築することで、瞬時に現在の現金の持ち合わせを表示することができるようになったという奴の影響です。
 こういった精密なリアルタイムの会計が可能になったために、企業の計画性は精密を極めるようになり、余剰の人員のありかをたちどころに見出すことができるようになったということです。
 しかし、コンピュータは万能ではなく、余剰な人員を見出すことはできますが、この余剰な人員に対して適切な仕事を見出すことまではできませんから・・・自動的に、おまえは首だ!という判断を下すということになるのでしょう。
 そして、不採算部門の切捨てが高速に行われるということなんでしょう。つまり、スクラップアンドビルドって、産業の健全な循環が生まれるはずの代物です。
 確か、そのようなことを首相が言っていましたね。日本の構造改革もどうやら、このグローバル化への道のりの一つというわけなんでしょう。
 しかし、このグローバリズムに対する反対派が労組なのはわかります。産業が解体されるとき、失業という悲しい現実が待ち構えています。アナキスト・・・支配階級を嫌う連中ですね。人間の尊厳を最大限に発揮するためには、こういった何らかの権力により命令を嫌うのはわかりますね。よくわからないのは学生ですね。これは、若気の至りとかそういった類かもしれませんし・・・環境保護団体は?これは・・・産業の弛まない発達は環境を破壊するということですかね?それとも、人間が現在行っていることもまた環境として捉えているのか?
 不思議なのは、基本的には現在の環境を保持することでグローバリズムに反対しています。したがって、反グローバリズムの旗手は保守派なんですかね?しかし、急進派が音頭を取っている?ちょっと不思議な感じもします。
 もう少し、主義に関する研究でもしないといけないということでしょうね。しかし、人間のやることって不可解です。