
恋愛における会話の重要性は誰もが認めるところだと思う。会話の能力自体が評価の対象である以上に、 自分を知ってもらうこと、仲良くなること、デートに誘うこと、etc. あらゆる場面で手段として必要になる。 話ができないと、せっかくいい部分を持っていてもそれをうまく表せない。 では「トークが上手」というのは一体どういうことだろうか。 勘違いしてる人も結構いると思うのだが、切れ目のない会話、世に言うマシンガントークなどではない。 もちろんそれは時に必要で、特に笑いを取ったり盛り上げたりする際には欠かせないのだけれど、 それがなかったからと言って恋愛が成り立たないわけではないし、逆にあまり勢いのない「話し上手」というものも存在する。 また、逆に喋りすぎると恋愛対象から外れることだってある。 話の量が会話の上手さというわけではないということは、つまり、たくさん話せば単純にそれだけ恋愛に近づくとは限らないということ。 もちろん、恋愛が行き詰ってる時は会話が足りてないことが多いし(←重要)、 ほとんどの人にとっては、下手なテッポウを数打つ要領でたくさん話しかける方が有効なのだろうが(←重要)、 より上を目指すのなら(←つまり低レベルの段階ではあてはまらない)、もう少し考えて行動したいところだ。 実際俺は、特にここ数年、女の子に対してそれほど口数が多くない。 気合を入れて話すのが面倒だというのもあるが、やたらと喋っても効果が頭打ちになってしまうというのも1つの理由。 饒舌というのは手段としては単調になりがちで、案外差別化が難しい。 よく喋る者同士を比べると、内容の差なんてほとんど分からない状態になってしまう。 割と簡単に80点を取ることはできても、それ以上となると量だけでは不充分なのだ。 従って、90点以上を目指すのならば、話の「質」が問われることになってくる。 そして、その「質」を相手に感じてもらうためには、丁度いい勢いというものがある。 では「質」とは何か?これが一番重要な部分。 楽しい話題を選ぶこと、知識が豊富であること、センスがいいこと、興味を引く話ができること、などなど、色々と考えることができる。 だけど俺が考えるに、恋愛にとって(特に男にとって)もっとも重要な「質」とは説得力である。 話に説得力と重みがあるかどうか、少々曖昧な要素かもしれないが、それが最も大事だと考えている。 女から見て、言葉に重みがない男と言うのは、存在自体にも重みがない。存在の軽い男に、女はついていこうと思わない。 では、言葉に説得力や重みを持たせるにはどうすればいいのか?3つ挙げておこう。 1つは、言葉を大事にすることだ。 嘘やいい加減なことは言わない。相手に言いたい事が間違いなく伝わるように話をして、その内容には責任を持つこと。 もちろん、最大限努力しても行動が言葉に追いつかないケースだってあるだろうが、 そういう時は相手にちゃんと理解してもらう努力をすること。 まあ多少いい加減なことを言ってでも、自分をよく見せた方がモテることも多いのだが、それは頭のネジの緩い子が引っかかってるだけだ。 長くいい関係を続けて行きたいと思っている相手に対するのであれば、信頼関係ということも考えて、言葉は大事にした方がいい。 2つ目は、堂々としていることだ。 俺は常に「自信を持て」と言っているが、自信はトークの面でも非常に大きな影響を及ぼす。 最悪、自信がなくてもいいから堂々とした態度で話をするべきだ。 自分自身が自分の考えを堂々と言うことができないようでは、相手が君の言葉を信じてくれるはずがない。 世の中に「絶対」がないのは誰だって分かっている。だけど「俺はこう思う」「俺だったらこうする」とはっきり言わなければならない。 例えば、好きな相手に相談を持ちかけられた時、それがすごく難しい問題だったら、一緒に悩みながら解決していくというのもいい。 だけど、それなりに答えが見えているのだったら、ズバっと言うべきだ。その方が説得力がある。 俺はプライベートで女の子から相談を受けることも多々あるが、もしもその悩みが、その子の曖昧さや甘えによるものだったら 遠まわしにせず、率直に厳しいことを言うことも多い。 「お前甘いんじゃないの?実行すれば解決する話だろ?」 もちろん優しいフォローは必要だが、このくらいの言葉がはっきりと「言えない」ような男では困る。 男が弱くなったと言われる今日、「ちゃんと叱ってくれる」男への需要は多い。 最後3つ目は経験だ。 これはトークの慣れ・経験という意味でも、恋愛の経験という意味でもない(それももちろんある方がいいけど)。純粋に人生経験のことだ。 相手から見て、色々なものを見て経験を積んでいるな、と思える人というのはそれだけ尊敬できるもの。 例えば、同じことを同じように言うとしても、年長者が言うのと、年下が言うのとでは受け止め方が違うし、 エベレストに登った男が話せば、登山とは全然関係ないことでも、普通の人が言うよりももっともらしく聞こえる。 女は男の「格」を見ている。それは猿で言えば「ボス猿的な資質があるかどうか」である。 人間社会では単に地位の上下だけでは判断できないし、特に1対1で知り合った場合だと判断基準が見つけにくいのだが、 そういう時に「相手の経験」を見て、格が量られることは非常に多い。 家の中にいてばかりではダメだ。インターネットで100の情報を得て、話題が50個できるよりも、 知らない街を1つ多く知ってる方が、経験という意味でも話題という意味でもトークの役に立つ。 俺が昨日野球を見に行ったら、隣の席で5歳児(推定)が3時間喋りっぱなしで非常にうるさかった。 喋るだけなら子供でもできる。トークするだけなら才能はいらない、誰にだってできることなのだ。 話がうまく出てこない、途切れがち、口下手、なんていう奴は、考えすぎ・気を使いすぎなんだよ。 「会話は、悩んだら負け。」話ができないのではなく、話はができるはずなのに自分でストッパーをかけてしまっているだけ。 いつかそのことに気付き、レベルアップして、今回の話を実感できるようになる日が来てほしいと思う。 |