魂と肉体の関係
 「頭がうもれている」と言われたことがあるほどに、私の肩は上にあがってしまっていて、力が入っていることは一目瞭然のようです。
 でも、取り返しのつかない失敗をしでかしてしまうのではないかと怯えながら一人暮しをしていたときは、身体のことを考える余裕などはまるでありませんでした。
 精神的には問題だらけでも、肉体には問題がないとも思っていましたし、肩に力が入っていることさえ本人はあまり意識していなかったのです。
 しかし、実家に戻り、「精神の緊張と肉体的な緊張は関係がある」という、ホリスティックな考え方に関心を持ちボディーワークというものを受けたところ、私は、自分の身体がどんなに居心地が悪いかに気づいてしまったのです。
 びっくりしました。まるでワークを受けたことによって、逃げ出していた窮屈な肉体に再び放り込まれてしまったかのようでした。
 両肩を中心に、鉄の鎧でがっちりとかためられているように上半身が重くて痛い。最初は、それだけだと思っていました。ところが日が経つにつれて、一番不快なのが頭であることを知ってしまったのです。頭が首にめり込んでいるような窮屈さ。特に後頭部がきついのですが、凝っているのは、首ではなく、揉み解すことのできない頭蓋骨のなかなのです。
 上半身の緊張だけなら、強迫性障害に苦しんだためとも考えられました。でも、頭となると、そうは思えません。
 ボディーワーカーから、「子供のころ、肩が上にあがってしあうような何かがあったらしい」と、言われたように、病を発症するまえに、私の身体には強い緊張が刻み込まれていたのです。

 それから数年後、精神科医であるデイビット・マクミラン氏の講演会に参加して、おもしろい話をききました。自己催眠状態において、たくさんの人の様々な質問に答えたあのエドガー・ケイシーが、魂や心と肉体をつなげているシステムとして、内分泌腺や神経系統をあげ、恐怖症の人には「魂の脳」といわれる交感神経系統に問題がある場合が多いと言い、マッサージをすすめたりもしたというのです。魂などという言葉を出すと、ひいてしまう人もいるかもしれないが、その話を聞いてからの私は、魂と肉体とのつながりに問題が生じることが、精神的な病と大きく関係していると思うようになりました。精神的にバランスをくずしている人のなかには、宗教だとか精神世界には興味があっても、自分の肉体には関心がないという人もいますが、そういう人のなかには、たとえば肉体に受けた強い衝撃などによって、実際に、肉体にしっかりおさまっていないというケースがあるのではないでしょうか。私が、そうだったように・・・。

 関心のある方は、テンプル・ビューティフル(TEL/03-5499-6264)というところから、上記講演会のテープも販売されています。






             
1998年4月29日 デイビット・マクミランM.A.来日記念講演会
  「心の病を癒すホリスティック療法」講演テープ 
       4本入りなのでお値段も少したかいですが・・・