Q&Aテニスルール

審友会  


今後、このページに皆さんから寄せられたテニスルールに関する質問などを紹介していきます。
質問については、要約させていただくこともありますのでご了解ください。
競技規則に関する質問は、『Q&A競技規則』(ただいまウォームアップ中です)で紹介します。


Q&Aテニスルール目次

1)ウォームアップ中に試合中断、トスはやり直す?
2)サービスのアウト/インの判定
3)セカンドサービスをしようとしたら隣のコートからボールが・・・
4)ファーストサービスがフォールトでシングルスポールが倒れた。ファーストサービスから?
5)ラケットを持っている手にボールが当たったら失点ですか?
6)勢いあまって相手コートサイドに踏み込んだら失点となりました。
7)ファーストサービスがフォールトとなったボールの取り扱い。
8)ダブルスのタイブレークの順番について
9)サービスの順序の間違い
10)セカンドサービスを打ったら相手が「not ready」




Q1:ウォームアップ中に雨が降り出し、試合が中断。トスからやり直すのですか?
トスをした後、サービスを選んでウォームアップを始めましたが、ウォームアップ中に雨が降り出し、翌日に試合が延期となりました。トスの権利は生きていると思いましたので、ウォームアップ後、サービスをしようとしたら相手から「トスをしていませんね」と言われました。トスをやり直さなければならないのでしょうか。(98/08 TSさん)

A:トスをしてサービス/レシーブまたはエンドを選んでウォームアップを開始し、試合開始までに(第1ポイントのファーストサービスが打たれるまでに)試合が中断し、試合を再開するときは、トスに勝ったプレーヤーの権利は生きたままです。したがって、トスに勝ったプレーヤーは、最初に選んだサービス/レシーブまたはエンドをそのまま選ぶこともできますが、再開後の試合で改めて最初とは異なる選択のし直しもできるのです。トスのやり直しはしません。
また、一度決めたサービス/レシーブ/エンドを、ウォームアップ終了後に、「やっぱり、レシーブにします」などと変更することはできません。

Q2:サービスのアウト/インの判定
「ダブルスにおけるサービスのアウト/インの判定は、直接のレシーバーしかできない」、と聞きましたが、パートナーもできるはずです。納得できません。(98/08 KSさん)

A:98年版「コートの友」『アンパイアのつかない試合規則』p195〜p196に”ダブルスのときの判定とコールは、ペアのいずれか一方が行えば、それが最終となる。ただし、ペアの一方が「アウト」(または「フォールト」等)とコールしたが、そのパートナーが「グッド」とした場合、そのペアは失点する。”とあり、レシーバーのパートナーもアウト/インの判定ができます。

Q3:セカンドサービスをしようとしたら隣のコートからボールが・・・
相手プレーヤーがセカンドサービスをしようとしたら隣のコートからボールが転がってきました。サービスのモーションに入っていなかったのに「ファーストサービスからできますよね」と言ってファーストサービスから始めました。サービスのモーションに入っていなければファーストにならないと聞いていたのですが?(98/10 YIさん)

A:その通りです。セカンドサービスのモーションに入ってから何らかの妨害があったときにポイントレットとなってファーストサービスからできるのです。モーションに入る前にボールをポンポンとついたりしている段階でボールが入ってきてもファーストサービスにはなりません。

本件に関して、99年版「コートの友」の『アンパイアのつかない試合規則』(セルフジャッジのルール)p200が追加改訂されましたので、掲示板に回答した内容を再掲し、補足とします。・・・99年は、上記設問の場合、「ファーストサービスを要求できる」こととなりました。

「セルフジャッジのルールにおいて、「第1サービスがフォールトし、・・・第1サービスが与えられる」のように、サービスのモーション(正しくはレディーポジション以降)に入っていたかどうかに拘らずセカンドサービスを行うまでに、他コートからボールなどが侵入してきたらポイントレットとなって「サーバーが要求すれば、第1サービスが与えられる」との部分は、上記解答(「コートの友」p51,p88)の記述と矛盾するように思われますが、セルフジャッジの試合とアンパイアのついた試合という違いがあります。

規則1〜40に定められたテニス規則は、原則としてアンパイアがついている試合に適用される規則ですが、セルフジャッジの試合規則は、アンパイアがいない場合の、いわば例外規程を定めたものと言えます。セルフジャッジの試合では、「コートの友」p196〜p201が適用され、ここに書かれていない規則については「コートの友」前半のテニス規則が適用されることになります。
したがって、アンパイアがいない場合には、「いつサービスのモーションに入ったかどうか」つまり、ボールなどの侵入とサービスモーションの開始の、どちらが早かったか判断するアンパイアがいないので、一律に「セカンドサービスを行うまでに」「侵入」があったときは、ポイントレットにしよう、ということになったものと思われます。」

2000年版「コートの友」で上記の点について再度改訂があり、98年以前と同様、サービスのモーション(レディーポジション)以降の妨害でないとファーストサービスを要求できないこととなりました。
但し、サービスのモーションに入っていなくても、妨害の除去に時間がかかった(例えば、倒れたシングルススティックを立て直すなど)場合には、ファーストからになります。この点についても、従来からそのような取り扱いになっていましたが、敢えて規則25の「JTA説明」として明記されました。

Q4:ファーストサービスが「フォールト」、倒れたシングルスポールを直した後のサービスは、セカンドサービス?
ファーストサービスをして「フォールト」となりましたが、シングルスポールが倒れたので急いで直し、レシーブ態勢をとりましたが、サーバーは、ファーストサービスからだと主張。セカンドサービスではないのでしょうか。(98/10 KMさん)

A:サービスのリズムを乱したかどうかが問題となります。通常、シングルスポールが倒れたら、それを直すには少なくとも30秒から1分ぐらいかかります。ファーストサービスがフォールトとなった後ではリズムを乱したと判断されてもやむを得ないでしょう。

Q5:ラケットを持っている手にボールが当たったら失点ですか?
ラケットを持っている手(手首より先の指など)にボールが当たってもうまく返球できれば有効だと思うのですが、失点だと言われ、もめてしまいました。(98/10 SIさん)

A:ラケットを持っている手は、手首より先でもラケットとは見なされませんから、それにボールが当たれば失点します。

Q6:勢いあまって相手コートサイドに踏み込んだら失点となりました。
ネット際のボールを追ってリターンし、勢いあまり相手コートサイドまで踏み込んだら「失点」だと言われました。インプレー中に相手コート内に入ったら失点ですが、コート外では失点にならないと思うのですが。(98/12 KSさん)

A:その通り。インプレー中でも相手コート内(ラリーのボールがインとなる、ラインによって囲まれたコート)に入らなければ失点にはなりません。相手コートエンド(ネットの仮想延長線を挟んだ相手側)に入れないのは、サービスの時だけ。インプレーとなったら相手の打球を妨害しなければ、相手コートサイドに踏み込んでも失点にはなりません。

Q7:ファーストサービスがフォールトとなったボールの取り扱い
ファーストサーブがネットしたボールがサーブ側コートに転がったままセカンドサーブを打ちインプレーになりました。
a)インプレー中、風などでネット等のパーマネント・フィックスチェアふれた場合、どうなりますか。
b)そのボールがどこにもふれずに相手コートに転がっていって、レシーバー側の人が拾った場合と蹴ってネットにふれた場合、どうなりますか。(99/01 KHさん)

A:a)フォールトとなってコート上に転がっているボールは石ころと同じです。ルール上は何も変わりません。サーバーが失点するわけではありません。
b)レシーバーがそのボールを拾っても失点になるわけではありません。問題ありません。但し、レシーバーが拾ったボールは、この時以後、レシーバーの持ち物と扱われますので、落としたときにはそれなりにルールの適用を受けます。つまり、落としたボールがネットに触れたり、直接相手方コートに落ちたときは、落としたプレーヤーの失点となります。
転がってきたボールを蹴ってネットに触れたとしても問題はありません。但し、相手が打球しようとしているときに蹴り上げた場合には、妨害となって失点する場合があります。

Q8:ダブルスのタイブレークの順番について
a)ダブルスの第1ゲームのサーバーA、第2ゲームのサーバーC、第3ゲームのサーバーB、第4ゲームのサーバーDとして試合をした時、6ゲーム先取55タイブレークの場合、タイブレーク第1サーバーは誰が打つべきでしょうか? ローカルの試合で問題になってしまいました。 b)ダブルス3セットマッチ66タイブレイクの後のセカンドセットのサーバーはタイブレイクの結果に左右されず、a)のケースでサーブしたときには、CかDがサービスをすると思うのですが。(99/01 KHさん)

A:a)タイブレークは、通常6−6、または、8−8で行われますが、ローカルの場合、5−5タイブレークというのもあるのでしょうね。ダブルスで6−6の場合は、4人がちょうど3回づつサービスしますので、タイブレークの最初のサーバーは、Aということになります。
5−5でタイブレークとする場合、シングルスのときは、それぞれ平等に5回づつサーバーとなって問題ありませんが、ダブルスのときは、タイブレークまでにA、Cは、3回づつサーバーとなりますが、B、Dは2回しかサーバーになれない不平等が生じます。
しかし、設問に対し、あえて回答するとすれば、Bがタイブレーク最初のサーバーとなります。
b)その通り、タイブレークで最初にレシーブしたペアのどちらかがセカンドセットのサーバーとなります。

Q9:サービスの順序の間違い
タイブレークを6-5とリードして私のサービスの番だったのですが、パートナーが「いや、私の番だ」というので、そうかと思いパートナーのサービスでプレーを続行、ファーストサービスがフォールトになった時点で相手側チームからサービスの順番が違うと指摘されました。ポイントレットにしてファーストサービスからやり直すことを提案したのですが、相手は、私のパートナーがそのままセカンドサービスを行い、次のポイントを私がやるべきだと主張。結局あいてチームの主張に沿ってゲームを続けました。結果は7-9で負けてしまい、残念な思いをしました。ほんとはどうすべきだったんでしょうか。(99/03 YKさん)

A:サービス順序の間違いは、ダブルスでは、規則37により、
「パートナーが順序を誤ってサーブしたときは、間違いが発見され次第、サーブすべき順番であったパートナーがサーブしなければなりません。発見される前のポイントおよびフォールトは計算される。」
となっています。

シングルスでは、規則15により、
「間違いが発見され次第、当然サービスすべきプレーヤーがサービスをする。
間違いが発見される前になされたフォールトは計算にいれない。」と微妙に異なっています。

パートナーのフォールトは、自分たちの責任であり、それを引き継ぐことになるが、シングルスの相手のフォールトには責任がないので引き継ぐことはない、というものです。
したがって、ダブルスのタイブレークでも、間違いが発見されたフォールト以降、つまりセカンドサーブからあなたに替わるべきだったのです。次のポイントからというのも誤りです。

Q10:セカンドサービスを打ったら相手が「not ready」
セカンドサービスを打ったら相手が「not ready」というので、ファーストサービスをし、フォルトになったのでセカンドサービスをしようとしたら、相手がダブルフォルトだと主張。「not ready」でセカンドサービスを妨害されたことになってファーストサービスからできるのではないでしょうか。(99/04 MHさん)

A:セカンドサービスでレシーバーの「not ready」でレットになったときは、「セカンドサービス」をやり直すことになります。ファーストサービスにはなりません。「not ready」は、サーバーが「レシーバーの準備ができたことを確認してサーブする」という義務を怠ったために起こったことだから妨害にはなりません。但し、レシーバーもサービスが打たれるまでに「not ready」を表明しなければ有効な「not ready」にはなりません。







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