ルール・審判関係用語

審友会   

*** 目   次 ***

コート(court)などの規格
   パーマネント・フィクスチュア(permanent fixtures)
   用具(equipment)
試合が始まるまで
   大会への参加申し込み(application)
   ドローの作成とドロー用語(making the draw)
試合開始から終了まで
試合会場での受付から試合が始まるまで
   オーダーオブプレー(order of play)
   プレマッチ・ミーティング(pre-match meeting)で試合開始
試合の中断
   インジュリー・タイムアウト(Injury Time-Out)
   トイレットブレーク(toilet break)
   ボールマーク検査(Ballmark Inspection:BMI)
ポイントペナルティーシステム(Point Penalty System)
審判関係用語
   事実問題と法的問題
   オフィシャル(officials)
   オンコートにおける審判用語


コート(court)などの規格
パーマネント・フィクスチュア(permanent fixtures ; rule2)
ネット、ポスト、シングルススティック、コード、ストラップ、バンド、コート周辺の固定または移動可能な椅子、審判台などのほか、観客、ラインアンパイア、ボールパーソンなどコート周辺に位置する人なども含まれます。
サービスボールがネット、ストラップ、バンドに触れて正しいサービスコートに入ったらサービス・レットとなりますが、その他のパーマネント・フィクスチュアにサービスボールが触れた場合はフォールトとなるなど、パーマネント・フィクスチュアの種類によって結果が異なります。
ダブルス用コートでシングルスを行なうときは、ダブルスポストおよびシングルススティックより外にあるネットは、コート周辺にある椅子などと同様のパーマネントフィクスチュアと扱われ、インプレー中に、ボールがこれらに触れれば、打ったプレーヤーが失点しますが、インプレー中、プレーヤーがこれらに触れても失点にはなりません。

パイプサポート(pipe suport )
室内コートなどでネットを支えるためにネットの下に置かれているパイプ状のもの。
インプレー中にプレーヤーがこれに触れれば失点となります。
インプレーのボールがこれに当たったときは、コート上でバウンドしたものとみなされます。

ネットポスト(net-post )
太さ;1辺の長さまたは径15cm(6 inches)以下
   丸でも四角でも形は問われません。
ポストの中心位置;コート(サイドライン)の外側から0.914m(3 feet)
ポスト(におけるネット)の高さ;1.07m(3 feet 6 inches)

シングルス・スティック(singles sticks )
太さ;1辺の長さまたは径7.5cm(3 inches)以下
   ネットポスト同様、丸でも四角でも構いません。
スティックの中心位置;コート(サイドライン)の外側0.914m(3 feet)
シングルス・スティックにおけるネットの高さ;1.07m(3 feet 6 inches)
シングルス・スティックは、ネットの手前と向こう側に交互に立てます。

コード(code or metal cable or net-code)
ネットを張っているワイヤのこと。径;0.8cm(1/3 inches)以下
白色のバンドで覆われています。

バンド(band)
白色でネットの上部のコードを覆ったもの(幅5cm(2 inch)以上、6.35cm(2.5 inches)以下)
センターバンドのことではありません。

ストラップ(strap)
白色でネット中央部を押し下げている、いわゆるセンターバンドのこと。
幅は、5cm(2 inches)以下
ストラップ位置(ネット中央)でのネットの高さは、0.914m(3 feet)

ネット、ストラップ、バンド、シングルス・スティックに広告(advertise)することはできません。
シングルスの試合の時に、シングルス・スティックとネットポストの間のネットに広告されているのを見かけますが、シングルスの試合では、この部分は、ルール上のネットではなく、審判台などと同様のパーマネント・フィクスチュアと扱われます。

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用具(equipment)
ラケット(racket ; rule4)
ハンドル(グリップ)を含め、長さ73.66cm(29 inches)以下、幅31.75cm(12.5 inches)以内。
ストリング面は、長さ39.37cm(15.5 inches)、幅29.21cm(11.5 inches)以内
重さや材質についての制限はありません。

ストリングス(strings)
ラケットのフレームに結合していること、交互に交差または接着して(alternately interlaced or bonded)十文字になっていることが条件です。
以前は、ガットと呼ばれていました(今でも通用しますが)。

ストリングスに関する制限
ラケットのフレームおよびストリングスには、摩耗を防止するためや振動防止(prevent wear and tear or vibration)のため以外に付属物や突起物(objects and protrusions)を取付けられません。

原則として、ストリングスが切れたままでプレーはできません。
ファーストサービスで切れたとき
ファーストサービスがレット必ずラケットを交換しなければなりません。
ファーストサービスがフォールトポイント終了まで交換しなくてもよい。
  レシーバーがラケットを交換 ポイントレットとなり、ファーストサービスから。
  サーバーがラケットを交換 ファーストサービスにはなりません。
セカンドサービスがレットで切れたとき ファーストサービスがフォールトのときと同様。
インプレー中にストリングスが切れたとき
インプレー中に切れたときは、そのままプレーせざるを得ませんが、そのポイントが終了したら必ずラケットを交換しなければなりません。
『使えるラケットがない』というときには失格になります。但し、誰かに頼んでコートへラケットを持ってきてもらったり、友達から借りることはできます。
主審の許可なしに自分でコートの外にラケットを取りに行くことはできません。

振動防止具(dampening device)
各種の形のものが市販されていますが、取り付けることができるのは、交差しているストリングスの外です。(rulr4 case3)

振動防止具を落としたときの措置
インプレー中に落とした場合には、次のように取り扱われます。
@自分のコートに落とした場合には、持ち物を落とした場合と異なり、妨害とはならず、そのままプレーを続けます。
Aインプレー中にネットに引っかけたり、相手コート内に落ちた場合には、失点となります。

ボール(ball ; rule3)
白または黄色
2000年1月から2年間、下記3種類のボールが試行的に使われることになりました。
タイプ1:クレーコートのような遅いコートサーフェイスで使用する球速の早いボール。
     現在のボールより堅く(硬質の)バウンドも低く作られます。
タイプ2:現在のボール。ハードコートのような中ぐらいのコートサーフェイスで使用。
タイプ3:芝やインドアコートのように早いコートサーフェイスで使用。
     現在のボールより直径が8%程度大きい。

 従来のボール
Type 2(medium)
ball Type 1
(fast)
ball Type 3
(slow)
フォワード変形量 0.559cm〜0.737cm 0.495cm〜0.597cm Type 2と同じ
リターン変形量 0.800cm〜1.080cm 0.749cm〜0.965cm Type 2と同じ
ボールの直径 6.541cm〜6.858cm Type 2と同じ 6.985cm〜7.302cm
コート・サーフェイス medium/medium-fast
pace(ハードコートなど)
slow pace(クレーコート,
アンツーカーコートなど)
fast pace(天然芝,
人工芝コートなど)

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試合が始まるまで
大会への参加申し込み(application)
ダブルエントリー(double entry)
大会への参加申し込みをすることを“エントリー(entry)”といいますが、エントリーに関し、国内大会では次のように規定されています。
同一期間内(本戦の日程が1日でも重なっている大会)に行われる2つ以上の大会に参加申し込みをする“ダブルエントリー”は、倫理規定違反です。但し、全日本選手権大会等、一部の大会にはダブルエントリーの例外が認められています。
また、棄権(大会に参加し、途中で試合を放棄すること)するかもしれない大会への参加申し込みも禁止されています。

エントリーの取消し(withdrawal)
予選をしないで直接、本戦に出場するプレーヤー(ダイレクト・アクセプタンス( direct acceptance))は、予選のドローが作成された後は、病気、けが、家族の不幸以外の理由でエントリーを取消すことができません。
予選に出場するプレーヤーもドロー作成後は同様です。
病気またはけがによる取消しについては、主催者に対し、取消しの理由書を提出し、30日以内に医師の診断書も提出しなければなりません。

ドローの作成(making the draw)
ドローを作成する責任はレフェリーにあります。
クオリファイ(qualify):予選または予選のドロー
メインドロー(main draw):本戦のドロー

リドロー(re-draw)
ドローを作り直すことです。エントリーしたプレーヤーが洩れているなど、ドローにまちがいが見つかった場合やオーダーオブプレーが作成されるまでに第1〜第4シードの2つ以上が欠場した場合などにドローは最初から作り直すことになります。

ランキング(ranking)
日本では、「JOPランキング規程」に基づき、各大会の結果がインプットされてランク付けされます。シードの順位や本戦へ受け入れるプレーヤー(ダイレクト・アクセプタンス)を決める基となります。

シード(seed)
試合にエントリーしたプレーヤーは、最新のランキングに基づき、シードされます。
シードの数は、予選のロット(セクション)の2倍が原則ですが,国内大会では以下のように定められています。No.1およびNo.2シード以外のシードは抽選でドローの所定の位置に配置されます。
8ドロー2シード
16ドロー4シード
32ドロー8シード
48ドロー以上16シード

バイ(bye)
参加プレーヤーの数が、ドロー数の4,8,16,32,64,96,128より欠けると1回戦で対戦相手のないプレーヤーが生じます。このドロー中の欠員をバイといいます。
バイは、シード順位の上位者から順番に与えられ、その数がシード数より多いときは、その残りのバイはドローの各ロットで均等となるよう抽選で決められます。

ダイレクト・アクセプタンス(Direct Acceptance)
メインドロー(本戦ドロー)に予選なしで直接受け入れられること。最新のランキングに基づき、決定されます。

ワイルドカード(Wild Cards)
トーナメント運営委員会の裁量(ランキングは低くても将来有望だから、などの理由)でドローに入ったプレーヤーのこと。ワイルドカードはドロー作成時、またはそれ以前に発表しなければなりません。予選に敗れたプレーヤーをワイルドカードとして本戦ドローに組み入れることはできません。

スペシャル・イクザンプト(Special Exempt)
前週のトーナメントに勝ち残っているため、次週のトーナメントの予選に出られないとき、そのプレーヤーは、スペシャル・イクザンプトによって予選のプレーについて考慮をしてもらうことができます。JOP対象Aグレード大会であって,予選のドローが作成される前に、その旨をディレクターに届け出る必要があります。

ドローの欠員(vacancy )
試合の第1ポイントのファーストサービスが打たれるまでに出場辞退があった場合には、その補充として補欠(alternates)が挿入されます。

補欠リスト(alternates list)
エントリー数がドロー数を超えても予選会を行わない場合には、欠員が生じた場合の補充として補欠リストが作られます。その順位は、エントリー締め切り時点でのランキングによります。予選が行われた場合には、ラッキールーザーが所定の手続きを経て補欠となります。

ラッキールーザー(Lucky Loser )
予選の決勝の敗者がラッキールーザーとなりますが、さらに必要な場合には、予選の準決勝の敗者もラッキールーザーとなり得ます。ラッキールーザーの資格を得たからといって自動的に補欠となるわけではありません。
補欠の資格を得るには、初回戦が行われるそれぞれの日の最初の試合開始30分前までに出席を届け出るなどの手続きが必要です。

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試合開始から終了まで
試合会場での受付から試合が始まるまで
サインイン(sign in )
締切時刻までに受付(サインイン)しないと、失格となりプレーできません。
予選のない大会で大会にエントリーしていなかったプレーヤーでも締切時刻までにサインインすれば、ドローに欠員が生じた場合には受け入れてもらえることがあります。(予め、大会主催者にその旨を確認しておく必要があります)

ウォーク・オーバー(Walk Over )
対戦相手が現れず No Show となった場合、および試合前に相手が何らかの理由で失格となった場合で、ラッキールーザーによって補充もされなかった場合にウォーク・オーバーとなり、試合をせずに次に駒を進めることができます。

デフォルト(default )
試合においてプレーヤーが反則によりペナルティーを課され、試合を没収されること。

リタイア(retire )
試合を開始し、病気、けがその他何らかの理由で試合を放棄すること。

オーダーオブプレー(order of play )
試合進行表(試合順序)のこと。これを作成するのもレフェリーの重要な仕事の1つです。
試合開始時刻を含め、自分がどのコートで試合するのか確認するのはプレーヤーの義務です。呼び出しがなかった、試合会場に来てみたら予め発表されたスケジュールと違っていたということもあります。会場に着いたら必ず自分で確認しておきましょう。
また、レフェリーもオーダーオブプレーを変更する場合には、関係プレーヤー全員に変更を伝えなければなりません。変更する旨を家族や知人に伝えたから…というだけでは、伝達ミスも生じます。

オーダーオブプレー用語
Followed by
そのコートの次の試合が、現在行われている試合後、直ちに開始されることをいいます。したがって、次の試合のコールは、前の試合終了時になされたことになり、遅刻もここから計り始めることになります(ロービングアンパイアまたはアンパイアの任務)。

N.B.(Not Before)
指定時間以降、指示があったら直ちに試合を開始することをいいます。
オーダーオブプレーには、[N.B.13:00]などと記入されます。

ST(Start Time)
試合開始または再開の時刻が、[ST 13:00]などと記入されます。

T.B.A.(To Be Arranged/Advised)
次の試合は、”AコートまたはBコートのいずれか早く終了したコートで行う”とか、”A,B両コートが終了したら行う”など、試合開始が条件付きの場合を意味します。

試合開始前の遅刻(時間厳守:punctuality)
試合がコールされてからプレーヤーがコートに現れて試合を始めるまでに次の時間が経過したとき、国内大会ではそれぞれ次のペナルティーを課されます。 (Followed byのときは、前の試合が終了した時点、N.B/T.B.Aのときは、それぞれ指定された、または、判断が下された時間が「コール」されたことに相当します)

片方のプレーヤーが
10分を超え、15分以内の遅刻: サーブ/エンドの選択権および相手に選択させる権利および第1ゲームを失う(ウォームアップは所定時間できる)
15分を超えた場合:失格
両方のプレーヤーが
10分を超え、15分以内の遅刻: トスをした後、ウォームアップなしで、1ゲームオールから試合を開始する
15分を超えた場合:両方とも失格

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服装に関する規制
試合開始までに違反しているかどうかがチェックされます。
服装にロゴ違反がある場合やTシャツなど不適当な服装の場合には、着替えなければいけません。着替えを持ち合わせていなければ、そのままでプレーすることはできないので失格となります。
シューズもテニス専用シューズでなければ使用できません。

ロゴ(logo )
ウエアなどに一定以上の大きさ、一定数以上のロゴをつけてプレーすることがないよう制限しています。
ロゴは、飲食メーカーや電気製品メーカーなど、テニス用具メーカー以外のメーカーのコマーシャル(commercial:商業的な)ロゴと、テニスウエアや用具、バッグなどの製造メーカーのマニファクチュア(manufacture:製造業者)ロゴの2種類に分けられ、それぞれ大きさ、数、そしてそれを付ける位置が厳格に制限されています。

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プレマッチミーティング(pre-match meeting )
コート上で、ウォームアップを始める前にチェアアンパイアがプレーヤーに試合形式、使用ボール数、ソロチェアアンパイアの場合には、イン/アウトの判定は、誰が行うのか(国際ルールでは、チェアアンパイアが行いますが、国内ルールでは、プレーヤーが行います)など最低限必要な事項を伝えます。

トス(toss )
コインを投げ上げてサービス/レシーブ/エンドを決めることをいいます。
アンパイアのいる大会では、コインを投げ上げて、コインの表か裏かをプレーヤーが決めるトスが採用されますが、セルフジャッジの試合では、プレーヤーがラケットを回して決めることが多いですね。
必ずウォームアップ前に行ないます。ウォームアップ後にトスを行なったのでは、どっちのサイド(エンド)からサーブした方が有利か、などをウォームアップ中に判断することができることになり、トスの勝者が有利になる場合も生じます。
コインを投げてトスすることは、コインを指ではじくことからフリップ(flip)ともいいます。
また、サービスでボールを投げ上げる行為も「ボールをトスする」といいます。

ウォームアップ(warm up )
5分以内の時間で各大会ごとに決められます。セルフジャッジの大会では、サービス4本だけということもあります。

フォールト(fault ; rule10)
次の場合には、フォールトになります。
@サーブしたボールが正しくサービスコートに入らなかったとき
Aサーブしたボールが、ネット、ストラップ、バンド以外のパーマネントフィクスチュアに触れたとき(触れた後、正しくサービスコートに入っても)
Bサーブしようと投げ上げたボールを打とうとして空振りしたとき
 投げ上げたボールを打たずに(打つ意志なく)ラケットや手で受け止めてもフォールトにはなりません。
Cフットフォールトに該当するとき。

フットフォールト(foot fault ; rule8)
次の場合には、いずれもフットフォールトとなります。
サーバーがレディーポジションをとったときから、サーブによってラケットとボールがインパクトする瞬間までの間に
@ラインを踏んでサーブしたとき
A センターマークの内側の仮想延長線とサイドラインの外側の仮想延長線の間のサービスエリアからはみ出してサーブしたとき
レディーポジションをとったときには、仮想延長線をはみ出していたが、インパクトの瞬間には、はみ出していなかった場合でもフットフォールトとなります。
B歩きながら、または走りながらサーブしたとき

サービス・レット( service let ; rule 14) (see: ポイント・レット
次の場合にはサービスレットとなります。
@サーブしたボールがネット、ストラップ、バンドに触れて正しいサービスコートに入ったとき
Aサーブしたボールがネット、ストラップ、バンドに触れた後、地面に落ちる前にレシーバーまたはレシーバーのラケット、着衣、持ち物に触れたとき

サーブしたボールが直接、レシーバー自身またはレシーバーのラケット、着衣、持ち物に触れたとき(いずれもレシーバーのパートナーを含む)はレシーバーの失点となります(rule 18)。
また、サーブしたボールが直接、サーバーのパートナーの体、ラケット、着衣、持ち物に触れたときはフォールトとなります。

ノットレディー(not ready )
レシーバーの準備ができていない状態をいいます。
レシーブ態勢ができていないときにサーバーがサーブしようとしているとき、レシーバーは「ノットレディ」と言ってサービスをやり直してもらうことができます。
「ノットレディ」は、サービスが打たれるまでに言わなければ無効となります。
セカンドサービスで、レシーバーに「ノットレディー」と言われても「ファーストサービス」からできることにはなりません。
サーバーはレシーバーのレシーブ態勢を確認してサーブを始める義務があるためです。また、レシーバーは、サーバーのペースに合わせてレシーブ態勢をとる義務もあることを覚えておきましょう。

リフレクトリターン(reflect return )
まだレシーブ態勢をとっていないのにサービスを打たれ、思わず反射的にボールを返球してしまうことをいいます。リフレクトリターンであったかどうかは、主審が判断しますから、セルフジャッジの試合では問題にできません。

インプレー/アウトオブプレー(in play/out of play )
フォールトかサービスレットになる場合を除いて、サービスが打たれた瞬間からポイントが決まるまで(またはレットになるまで)の間をインプレーといいます。
ポイントが決まった瞬間から次のサービスが打たれる間までをアウトオブプレーといいます。

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仮想延長線(imaginary extension )
相手エンドへの侵入
インプレー中、プレーヤーはネットの仮想延長線を越えて相手エンドに踏み込んでも失点とはなりません。
サービスでインプレーとなるまでは、サーバーおよびレシーバー(いずれもパートナーを含む)は、ネットをはさんでそれぞれのサーバーエンドおよびレシーバーエンドに位置しなければなりませんが、インプレーになればネットの仮想延長線を越えて相手エンドまで踏み込んでも失点となりません。
但し、故意に踏み込んで相手を妨害したと認められる場合には失点となることもあります。
ラインを含む相手コート内に踏み込めば(故意でなくとも)もちろん、失点となります(rule 20(e))。
オーバーネット
インプレー中に、ボールがネット(ネット上方の仮想延長線)を越してくる前に打ったとき(いわゆるオーバーネット)は「ファウルショット(foul shot)」とコールされて打ったプレーヤーが失点します(rule 20(f))。
但し、強風の影響で、または、相手からのボールに強いバックスピンがかかり、こちら側のコート内のネット際に落ち、打つ前にネットを越えて相手コートに戻ったような場合には、オーバーネットしてボールを打ってもファウルショットとして失点にはならないという例外があります。
また、ボールがネットを完全に越え、手前にきてから打った後、ラケットがフォロースルーでネットを越えても失点にはなりません。
サービスができる位置
サーバーは、ベースラインの後ろで、それぞれのサイド(デュースサイドまたはアドバンテージサイド)のセンターマークの内側とサイドラインの外側の仮想延長線の範囲内でサービスしなければいけません。
それをはみ出してサービスしたときは、フットフォールトになります。(rule8(b))

妨害(hindrance )
妨害には、2種類あります。
@ 一方のプレーヤーが相手プレーヤーを妨害したとき(rule21)
故意に相手プレーヤーを妨害したときは、失点となり、不本意に妨害してしまったときは(妨害する意志がなかったけれど結果的に妨害と判断された場合)、ポイント・レットとなります。

A プレーヤーが不可抗力によって打球を妨げられたとき(rule25)
 この場合には、「ポイントレット」となります。
例えば、
a)インプレー中に隣コートからボールが転がってきたり、
b)ベンチに置いてあった紙コップなどがコート内に転がってきたような場合、
c)インプレー中のボールに当たるのを避けようとボールパーソンが定位置から動いたために打てなかったような場合などがこれに該当します。

妨害に該当しない例:観客の声(観客がアウトというなど)や騒音は、妨害要因になりません。

着衣または持ち物(wears or carries )
インプレーに入った時点で身につけていた(持っていた)ものは、「着衣または持ち物」と見なされます。ポケットに入れていたボール、ベルトにつけていたタオルや帽子など。
インプレー中に落としたらポイント・レットとなり、最初は警告を受け、次回以降、持ち物を落とすたびに失点となります。ラケットや振動防止具は持ち物には該当しません。

コートサイドのベンチに置いておいたタオルや帽子などが、インプレー中にコート内に風などで転がってきたときは、ルール上の「持ち物」としては扱われません。
隣コートのボールが転がってきた場合と同様に「妨害物の侵入」として扱い、ポイント・レットとなります。

振動防止具(dampening devices)落下の取り扱い
振動防止具は、ラケットと同様の扱いとなるので
@自分のコートに落とした場合には、持ち物を落とした場合と異なり、妨害とはならず、そのままプレーを続けます。
Aインプレー中にネットに引っかけたり、相手コート内に落ちた場合には、失点となります。
相手コート外のエンドに落ちた場合には、相手プレーヤーの打球の妨害と判断されない限り、原則として妨害と判断されません。

ポイント・レット(point let ) (see: サービス・レット
妨害など何らかの理由でプレーを止めて、そのポイントをやり直すことです。
以下のような理由が、ポイント・レットとなります。
@サービス時にレシーバーのストリングスが切れ、サービスを受ける前にレシーバーがラケットを交換したとき
Aサービスのモーションを始めた以降、アウトオブプレーとなるまでに、隣コートなどから妨害物が侵入してきたとき
Bインプレーのボールが空中で他のボールや鳥などに当たったとき
C 審判員が「アウト」「フォールト」と判定した後、「グッド」に訂正したとき
但し、クリアエースと判断される場合には、エースを放ったプレーヤーのポイントとなり、ポイント・レットにはなりません。
Dその他、プレーを妨害する事態の発生

ダブルヒット(double hit )
インプレー中にラケットで2度以上ボールに触れた場合をいいます。
ダブルヒットが故意と判断されなければ(ワンスウィングで打った場合など)相手方への妨害とはならず、失点にもなりません。(rule21 case3)

ボールチェンジ(ball change )
一定のゲーム数に達したらニューボールに交換することをいいます。(rule32)
7/9とか9/11などでボールチェンジが行われます。つまり、7/9(9/11)では、最初のボールチェンジが、7ゲーム(9ゲーム)終了した時点で行われ、さらに次のボールチェンジは9ゲーム(11ゲーム)終了した時点、以降は9ゲーム(11ゲーム)毎に行われます。最初のボールチェンジが2ゲーム早く行われるのはウォームアップが2ゲーム分とみなされるからです。
私たちが参加するような都道府県大会や郡市町村大会などでは、ほとんどボールチェンジは行われませんが、国際大会、全日本選手権、JOP大会などでは行われています。

試合中にボールを紛失したときに、プレーで使われていたのと同じような状態のボール(必ずしもニューボールではなく、プレーしてすり減ったのと同様のユーズドボール)が補充されますが、これをルール上の“ボールチェンジ”とは言いません。

タイブレークのときの取り扱い
ボールチェンジのタイミングがちょうどタイブレークゲームとなったときは、ボールチェンジは次のセットの第2ゲーム目までずらされます。

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試合の中断
インジュリー・タイムアウト(Injury Time-Out )
国内大会においては、1試合に1回、「明らかな事故によるけが」をしたときは、3分間の治療を受けることができます。治療を要求できるのは、事故直後からエンド交代までの間です。次のゲームに入ってから治療を要求できません。
インジュリー・タイムアウトが要求できるのは、トーナメントドクターかトレーナがいるときですが、ほとんどの大会には、ドクターやトレーナーがいませんから、インジュリー・タイムアウトは認められないことになりますが、セルフトリートメントを条件に認めている大会が多いようです。
原則として、「けいれん」でインジュリー・タイムアウトをとることは認められていません。「けいれん」かどうかを判断できるドクターやトレーナーがいないからです。

治療できる場合
・転倒、衝突などの事故による結果生じたけが
・プレー中の出血、捻挫、肉離れ
治療できない場合
・病気や体調不良
・疲れ

メディカルタイムアウト(Medical Time-Out )
ATPでは1997年から、ITFやWTAなどの大会では、1998年から「けいれん」も治療の対象として認められるようになり、メディカルタイムアウトと呼ぶことになりました。

診察と治療の違い
治療時間は、「治療(treatment)」を始めたときから3分間です。
治療を始める前に、どのような治療をなすべきかについて診察(evaluation)が行われ、治療が必要と判断したら、ドクター(Tournament doctor)やトレーナー(Sports Medicine Trainer)から「治療を始めます」と合図されます。この時点から3分です。
コートサイドにドクター(Tournament doctor)やトレーナー(Sports Medicine Trainer)がいないときには、コートに駆けつけるまでに数分を要することもあります。したがって、「治療を要求してから“3分間の治療時間”が終了するまでに10分以上かかった」ということもあります。
3分以上の治療は認められませんし、3分以内に治療が終わったら直ちにプレーを開始しなければなりません。

トイレットブレーク(toilet break )
トイレや着替えのための中断で、JTAルールが適用される国内大会では、5分間とされています。

ボールマーク検査(Ballmark Inspection :BMI)
チェアアンパイアがついているクレーコートの試合で、in/outの判定についてプレーヤーから要求があったときに、チェアアンパイアがコートに残っているボールマークについて改めてin/outの判定をすること。ボールマークを見つけられなかったときは、最初のコール(判定)が有効となります。

ポイントペナルティーシステム(Point Penalty System:PPS)
タイム・バイオレーション(Time Violation )
うっかりして(意識せずに)20秒、90秒違反したときには、タイムバイオレーションが課せられます。

コード・バイオレーション(Code Violation )
スポーツマンらしく振る舞うためにプレーヤーが遵守すべき言動の基準が設けられ、これに違反すると失点などのペナルティーが課せられます。プロの場合には、これらのペナルティーと共に罰金も併科されます。これらのペナルティーは一定期間累積されて(サスペンション・ポイント)、一定のポイントに達すると出場停止などの処分がなされます。

コード・バイオレーションの種類
  1)Unreasonable Delay(理由のない遅延)
    意識してポイント間の20秒違反、チェンジオーバーの90秒違反をしたとき。
    不注意で20秒、90秒違反したときは、タイムバイオレーションとなります。
  2)Coaching and Coaches(コーチング)
    プレーヤーとコーチの間でなされる頻繁なアイコンタクトなども含む。
  3) Audible Obscenity(わいせつな言葉) 
    わいせつな言葉を誰に対して言うともなく発した場合。
  4) Abuse of Balls(Ball Abuse)(ボールの乱用)
    ボールを審判員や相手プレーヤー、観客等にぶつけるなど危険な行為をした場合。
    怒りやフラストレーションによってボールをオーバーフェンスさせたり、ボールを蹴ったりしてプレーに支障をきたした場合にも適用されます。
    怒りやフラストレーションで打ったボールが不本意にも人に当った場合にも適用されます。
  6) Abuse of Racket(Racket Abuse)(ラケット乱用)
    ラケットをコートやベンチに叩きつけて壊す(ひびを入れた場合を含む)行為など。
    ラケットを投げつけてコート面や備品を傷つける行為。
    ラケットを投げつけて不本意にも人に当った場合。
  7) Verbal Abuse(言葉による侮辱)
    審判員や相手プレーヤー、観客に向かって故意にあざ笑うなど、審判員等に対する直接の侮辱。
  8) Physical Abuse(体に対する暴力)
    ラインアンパイアの肩を押したり、審判台をゆさぶったり、審判員や相手プレーヤー観客等に対する直接行為
  9) Unsportsmanlike Conduct(スポーツマンシップに反する行為)
    上記に含まれないような反倫理的でスポーツマンらしくないような行為。
  10)Punctuality(時間厳守)
    プロの場合、男子では、10分の遅刻で罰金、15分の遅刻で罰金と失格が課され、女子では、15分の遅刻で罰金と失格が課されます。
  11) Dress and Equipment(服装と用具)
    商業ロゴ、製造者ロゴは、定められた大きさ、数、指定された場所以外につけてはいけません。
    男子ダブルスにおいては、両者ともほぼ同様のウエアでなければなりません。
  12) Leaving the Court(無断でコートを離れる)
    プレーヤーは主審の許可なしにコートを離れてはいけません。
  13) Best Efforts(ベストをつくさない)
    明らかに、勝とうとして試合をしていない場合に適用されます。
  14) Failure to Complete Match(理由なく試合を終わらせない)
  15) Attendance at any Post-match Media Conference(試合終了後の記者会見に出席しない)
    試合終了後、記者会見が予定されているのに理由なくこれに出席しない場合。
  16) Participation in Final Ceremonies(セレモニーへの出席)
    試合終了後の表彰式などに出席しない場合に課されるペナルティー。
  17) Partisan Crowd(徒党を組んだ応援)
    国別対抗戦などの団体戦で徒党を組んでヤジを飛ばしたりするなどの行為。

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ポイントペナルティー・スケジュール(point penalty schedule )
コードバイオレーションによるペナルティーの段階のことをいいます。
(2001年の改訂で国内大会と国際大会では同じ取り扱いとなりました)
回数国内大会国際大会
1回目 warning(警告) warning
2回目  point(1ポイント喪失) point penalty
3回目以降 game(1ゲーム喪失) game penalty

サスペンションポイント(suspension point )
プレーヤーは、無断欠場、ダブルエントリー、コードバイオレーションなどによって違反によってペナルティーポイントを課されます。それぞれのペナルティーポイントは、12カ月間累計され、一定のポイントに達すると「一定期間、出場停止」などの処置がとられます。このペナルティーポイントが累積されたものをサスペンションポイントといいます。
例えば、2000年3月時点では、1999年3月から2000年2月まで1年間のペナルティーポイントが累計され、サスペンションポイントが5ポイントに達すると、達したことが発表された直後から3回の大会に出場できなくなるなどのペナルティーが課されます。但し、国際大会への出場には適用されません。
1999年2月に無断欠場で3ポイント、1999年12月にチェアアンパイアの許可なくコートを離れて1ポイント、計4ポイントであったとき、2000年3月には、1999年2月の3ポイントが消えて、サスペンションポイントは、1ポイントとなります。

JTA主催・公認大会における出場取消しなどに関するサスペンションポイント(ペナルティーポイント)は以下のようになっています。

違反事項サスペンション
・ポイント
予選ドロー作成後の本戦出場取消し
ドロー作成後の出場取消し
無断欠場
ダブルエントリー

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審判用語
事実問題(question of fact )
ボールが入ったかどうか(イン/アウトの問題)、サービスレットであったかどうかなどの事実問題は、チェアアンパイアが判断します。レフェリーやスーパーバイザーがコートサイドで試合を見ていても判断できません。
但し、デ杯などの国別対抗戦(チーム戦)では、コートサイドにいるレフェリーが判定を変更できる場合もあります。

法的問題(question of tennis law )
ルールや競技規則適用に関する問題。プレーヤーは、アンパイアのルールや競技規則適用に関する判断に疑問があるときは、トーナメント委員会に提訴することができます。

オフィシャル(officials )
大会関係者全員を指すこともありますが、審判員だけを指す場合もあります。

トーナメント・ディレクター(tournament director )
トーナメント委員会のメンバーとしてプレーヤーにあらゆる便宜を図ります。

レフェリー(referee )
試合前には、トーナメント委員会のメンバーとして大会要項の作成、ドローの作成などを行ない、試合中は、オーダーオブプレーを作成したり、各種のトラブルを処理したりして試合進行の最高責任者として働きます。試合終了後には、大会報告書を作成します。

チーフオブアンパイア(chief of umpire )
試合に必要なアンパイア(ラインアンパイアを含む)を集めたり、時には彼らを教育したり、試合が始まる前から仕事をします。試合が始まれば、レフェリーの補佐として、コートコンディションをチェックしたり(コートに水たまりがないかなど)、各担当コートのアンパイアを選任したりします。また、時にはアンパイアの仕事ぶりを評価し、指導したりもします。
大会期間中は、アンパイアより早く出席して、その日のアンパイアの手配を確認したり、翌日の任務表を作成したりするため、引き上げるのも最後になることが多い、ハードな任務をこなします。

アンパイア(umpire )
主としてチェアアンパイアのことを指しますが、ラインアンパイア、ネットアンパイアなどすべてのアンパイアを指すこともあります。チェアアンパイアは、コート上で生じたすべての事実認定の最終責任者となります。
20年ほど前までは、スコアアナウンスが主な役割であったことから、コール・アンパイアとも呼ばれていました。

ラインアンパイア(line umpire (linesmen))
担当するラインについてボールの in/outを判定します。
ITFが発行するルールブック「Rules of Tennis」では、相変らずlinesmenと表現しています。

ネットアンパイア(net-code judge )
ネットに触れたサービスボールを「ネット」とコールしたり、ネット際でのプレーヤーの不正(ネットタッチなど)を「ファウル」とコールし、アンパイアに伝えたりします。
アンパイアに代わってボールチェンジしたり、各セット終了後にネットの高さを計り直したりもします。

ロービング・アンパイア(roving umpire )
セルフジャッジの試合で、指定されたコート周辺を移動してプレーヤーの規則違反、トラブルへの対応などを任務とします。
日本のセルフジャッジの試合において従来、「コートレフェリー」と呼んでいたものに相当します。2000年以降、JTAの大会でも「ロービング・アンパイア」と呼ぶことになりました。
試合前に、シングルススティックを立てたり、ネットの高さを測ったり、ウォームアップ時間をチェックしたり、フットフォールトをコールします。プレーヤーのin/outに対するオーバールール、ポイントペナルティシステムの適用なども行ないます。

フットフォールトジャッジ(footfault judge )
少し前までは、日本で開催された国際大会で、ベースラインアンパイアと同じ位置にフットフォールトだけを判定するフットフォールトジャッジがいましたが、今ではその任務はベースラインアンパイアが兼ねるようになり、つけられていません。

ボールパーソン(ball person (boys))
以前は、少年がこの任務につくことが多かったからボールボーイとも呼ばれていましたが、少女(日本では大学生など)も行なうのでボールパーソンと呼んでいます。ITFが発行するルールブック「Rules of Tennis」では、相変らずball boysと表現しています。子供たちの場合には、ボールキッズ(ball kids)などとも呼んでいます。

クルー(crew )
審判員の1チーム。ラインアンパイアなどのチームを指すこともありますが、チェアアンパイアも含んだチームのこともクルーということがあります。

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オンコートにおける審判関係用語
バナー(banner)
スポンサーの看板や垂れ幕。レフェリーやチェアアンパイアは、試合前に、バナーが曲がったり、ピンと張られているかどうか、何かで隠れたりしていないかなどにも配慮し、問題があれば正すよう大会関係者に伝えることも必要です。

アイ・コンタクト(eye contact )
チェアアンパイアとラインアンパイアの間、クルーリーダーとクルーメンバーの間で行われる、意志疎通のための、いわゆる目配せ。
試合中は、声を出して審判員間のやりとりができないため、アイ・コンタクトとハンドシグナルを使います。

ハンドシグナル(hand signal )
コールまたはアナウンスを補充するために、ラインアンパイアがチェアアンパイアに対し、チェアアンパイアがプレーヤに対して行う、手によるシグナル。

アンサイト・シグナル(unsighted signal )
ボールがプレーヤーに隠れてin/outの判定ができなかったときに、ラインアンパイアからチェアアンパイアに対して送るハンドシグナル。
ボールがプレーヤーにさえぎられていないのに(あまりにもボールスピードが速かったため)inかoutか判定できない、というようなときには、アンサイト・シグナルは送れません。

クロスコール(close call )
ラインぎりぎりのきわどいボールに対する判定。

オーバールール(overrule )
ラインアンパイア(JTAのソロチェアアンパイア制度の元ではプレーヤー)の判定が明らかな間違いとはっきりしたとき(clear mistake)、直ちにチェアアンパイアがその判定を訂正すること。
プレーヤーからクレームがあった後ではオーバールールできません。オーバーコールとは言いません。


英用語集では、用語をABC順に並べていますので、試合の流れなどがわかりにくい点もあるかと思います。このページでは試合の流れに沿って用語を並べ直しました。
英用語集を補完する用語集としてご利用ください。
英用語集では、国際ルールを中心に対訳しましたが、日本テニス協会(JTA)のルールブック「コートの友」の内容も参考に国際ルールとの違いなどについても触れました。国際大会に適用されるルールとどのような違いがあるかを確認していただければ幸いです。

このページでは大会を、次のように使い分けています。
 国際大会:ITF,ATP,WTAのルール(国際ルール)が適用される大会
 国内大会:JTAルールが適用される国内大会

各用語の50音順の索引を末尾に示しました。索引をクリックしても各用語にジャンプできるようにしました。また、近いうちに図や写真も挿入して見やすくしたいと思っています。

注釈の間違いなど、ご指摘・ご意見をいただければ幸いです。


このページで使用したテニス関係機関の略称は、以下のものを使用しました。
   ITF:国際テニス連盟(International Tennis Federation)
   JTA:日本テニス協会(Japan Tennis Association)
   ATF:アジアテニス連盟(Asian Tennis Federation)
   ATP:男子プロテニス協会(Association of Tennis Professional)
   WTA:女子プロ選手協会(the Women's Tour players' Association)

このマニュアルをハードコピーして講習会などに利用することについての事前許可は不要です。ご自由にお使いください。但し、審友会名を削除したり、改変して電子的に配布したりすることは著作権法違反となりますのでご承知おきください。


この用語集は、以下の文献を参考にさせていただきました。

参考文献
1,「コートの友」(2001年版)日本テニス協会
   1972年に初版が発行され、その後、ほぼ毎年(1980/1981年は合本)発行。
   ITFルールの変更、JTA解釈の追加・変更などに応じて改訂されています。
2,「テニスルールハンドブック」(改訂版)ベースボールマガジン社/1971年
3, 「Duties and Procedures for Officials 2000」国際テニス連盟(ITF)

また、テニス用語に関するその他のウェブ・ページとして以下のようなものがありますので、ご参照下さい。
テニス用語の基礎知識
テニス大事典
真説:テニス用語集
テニス用語集
テニスルール・審判英用語集


*** さくいん ***

Followed by N.B.(Not Before)
T.B.A.(To Be Arranged/Advised)
アイ・コンタクト(eye contact) アンサイト・シグナル(unsighted signal)
アンパイア(umpire) インジュリータイムアウト(Injury Time-Out)
インプレー/アウトオブプレー(in play/out of play) ウォークオーバー(walk over)
ウォームアップ(warm up) エントリーの取消し(withdrawal)
オーダーオブプレー(order of play) オーバールール(overrule)
オフィシャル(officials)
仮想延長線(imaginary extension) クルー(crew)
クロスコール(close call) コート(court)
コード(code or metal cable or net-code)
コード・バイオレーション(Code Violation)
 理由なき遅延(Unreasonable Delay)
 コーチング(Coaching and Coaches)
 わいせつな言葉(Audible Obscenity)
 しぐさによる卑わいな表現(Visible Obscenity)
 ボールの乱用(Abuse of Balls)
 ラケット/用具の乱用(Abuse of Racquets or Equipment)
 言葉による侮辱(Verbal Abuse)
 体に対する暴力(Physical Abuse)
 スポーツマンに反する行為(Unsportsmanlike Conduct)
 時間厳守違反(Punctuality)
 服装違反(Dress and Equipment)
 無断でコートを離れる(Leaving the Court)
 ベストをつくさない(Best Efforts)
 理由なく試合を終わらせない(Failure to Complete Match)
 試合終了後の記者会見に出席しない( Media Conference)
 セレモニーへの出席(Ceremonies)
 徒党を組んでの応援(Partisan Crowd)
サービスレット(service let)
サインイン(sign in) サスペンションポイント(suspention point)
シード(seed) 事実問題(question of fact)
シングルス・スティック(singles sticks) 振動防止具(dampening device)
ストラップ(strap) ストリングス(strings)
スペシャル・イクザンプト(Special Exempt) センターマーク(center mark)
タイム・バイオレーション(Time Violation) ダイレクトアクセプタンス(Direct Acceptance)
ダブルエントリー(double entry) チーフオブアンパイア(chief of umpire)
遅刻(時間厳守)(punctuality) 着衣および持ち物(wears or carries)
デフォールト(default) トーナメント・ディレクター(tournament director)
トイレットブレーク(toilet break) トス(toss)
トレーナー(Tournament doctor/Sports Medicine Trainer) ドロー(draw)
ノットレディー(not ready) ネット(net)
ネットアンパイア(net-code judge)
パーマネントフィクスチュア(permanent fixtures) バイ(bye)
バナー(banner) バンド(band)
ハンドシグナル(hand signal) フォールト(fault)
フットフォールト(foot fault) フットフォールトジャッジ(footfault judge)
ボール(ball) ボールチェンジ(ball change)
ボールパーソン(ball person(boys)) ボールマーク検査(Ballmark Inspection:BMI)
ポイントペナルティーシステム(point penalty system) ポイントペナルティー・スケジュール(point penalty schdule)
ポイントレット(point let) 法的問題(question of tennis law)
ポスト(ネットポスト)(post) 補欠リスト(alternates list)
メディカルタイムアウト(Medical Time-Out)
ラインアンパイア(line umpire(linesmen)) ラケット(racket)
ラッキールーザー(Lucky Loser) リタイア(retire)
リフレクトリターン(reflect return) レフェリー(referee)
ロゴ(logo) ロット(lot)
ワイルドカード(wild cards)

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