ノー・アドバンテージ・スコアリング方式

審友会  


ITF(国際テニス連盟)は、1999年から開催される国際大会において、「主催者の判断でノー・アドバンテージ・ゲームを採用してもよい」、と発表しました。私たちがやるような草テニスで「今日は、ノー・アドでやろう」などという、あの短縮試合です。日本テニス協会が発行するルールブック「コートの友」には、1988年から、このノー・アドバンテージ・スコアリング方式が掲載されています。


試合方法

@各ゲームとも4ポイントを取ったプレーヤーがそのゲームの勝者となります。スコアリングも15(Fifteen)、30(Thirty)、40(Forty)、ゲーム(Game)と進めるのは通常の試合と同じです。

A3ポイントオールとなった場合には、デュース(Deuce)となり、次の1ポイントが両者ともゲームポイントとなります。この場合、レシーバーには、左右どちらのサイドでレシーブするかの選択権があります。

ダブルスの場合、レシーバーは右コートでレシーブするのか、左コートでレシーブするのか(どちらのレシーバーがレシーブするのか)、を決めます。

Bミックスダブルスの場合は、サーバーが男性ならレシーバーも男性、サーバーが女性ならレシーバーも女性でなければならない、とされています。
一般には、男性の方がパワーもあるためにこのような特則が設けられたものと思いますが、サーバーが男性のとき、女性レシーバーが”レシーブしてもよい(または、レシーブしたい)”という場合でも現行規定では許されないことになります。
男性より女性の方が上手なペアの場合には、不利な条項と言えるでしょうね。”どちらがレシーブするかは、レシーブサイドに任せる”とし、ミックスダブルスの特則はなくてもよいと思いますが。

Cデュースのあと、誤ってノー・アドバンテージ・スコアリング方式で行わなかった場合
(a)デュースとなった時点で気がついたら、ノー・アドバンテージ・スコアリング方式に切り替える。

(b)アドバンテージA(A選手がアドバンテージを取った)の時点で気がついたら、さらに1ポイントプレーし(この場合にはアドバンテージサイド(左コート)から)、A選手がポイントを取れば「ゲームA」となり、B選手が取ってデュースになれば、次のポイントは、ノー・アドバンテージ・スコアリング方式で行なう。

(c)次のゲームに入ってからノー・アドバンテージ・ゲームであることに気がついた場合には、誤ったままで終わった結果が有効となります。

チェアアンパイアが付いている試合におけるノー・アドバンテージ・スコアリング方式のアナウンスの例として、「コートの友」には、
「Deuce. Deciding Point, Receiver's Choice.」とアナウンスし、レシーバーに5秒以内にレシーブサイドを選択させる、と紹介されていますが、
日本語でレシーバーに向かって「デュースです。どちらのサイドで(ダブルスの場合は、どちらが)レシーブしますか。」と言っても問題はないでしょう。
(セルフジャッジの場合もサーバーからレシーバーに対し、同様にレシーブサイドをどちらにするか聞きます。)

ミックスダブルスの場合には、レシーブサイド(相手)が決まっていますから、サーバーは何も言わずに正しいサイド(男性サーバーは男性レシーバーに、女性サーバーは女性レシーバーに)からサービスをしても構いませんが、少なくとも「デュースです」と、はっきりコールしないといけません。




ノー・アドバンテージ・ゲーム用のスコアカードを作成しましたのでご利用下さい(1995年版)。デュース後のサイドの選択欄などを追加した新しいスコアカードを作成中です。本スコアカードに関し、提案、コメントなどありましたらご意見いただきたく。改訂版の参考にさせていただきます。その他のスコアカードもご利用ください。
尚、本スコアカードは、PDFファイルになっています。閲覧するには、『Acrobat Reader』が必要です。Adobe社のサイトから無料でダウンロードできます。
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