ルーシェルによる疾病



 一 ルーシェルによる疾病(1)

 地上には数えられないほどたくさんの病気があります。そしてその病名もまた多いのです。ところでルーシェルは、どのようにして人間が病気にかかるようにして、どのようにして死の境地にまで追いやるのでしょうか。例を挙げてみましょう。がんは地上で最も恐ろしい病気であり、その種類も様々です。

 胃がんという病気はなぜ生じるのでしょうか。人間にとってとても重要な器官が胃腸です。人体構造の中で何一つ重要でない器官はありませんが、特に胃腸は口から入った食べ物を消化し、保管するところです。ところが人体構造で多くの栄養を保管し、供給する胃腸が壊れると、人体構造には深刻な問題が生じるだけでなく、生命の維持にも莫大な支障をきたすのです。

 そうなれば人体構造への栄養供給が不均等になり人体が衰弱し、病原菌に対する抵抗力がなくなります。胃がんという病気は大体過食によって胃腸を酷使することから生じる病気です。食べ物によって酷使される以外にも、人体のどこにも共通することですが、神経を多く使ったり、こまごまとしたストレスがたまると胃の収縮運動がよく機能しなくなるので、消化ができず、食べ物がたまってそのくずが残ります。そのようにいろいろと酷使される胃腸なのですが、胃の中の食物は授受作用によって均衡を保っており、それゆえ人体の健康は維持され、人間は生きるのです。

 とても塩辛い物を食べると身体器官は渇きを覚え、水を飲むことによって塩辛い成分を蒸発させます。また辛い物を多く食べた場合は胃が痛くなり、「これ以上辛い物を入れるな」という信号を送り、辛い物を食べないようにするのです。このように人体構造の相互作用とは妙なるものです。

 ここで、私たちは神様の人間創造の神秘を発見するのです。目に見えるものを陣頭指揮するのも大変なのに、見えない人体構造は誰の指示を受けるわけでもないのに神秘的なほどにうまく作用しています。人間を愛する神様のその愛に対して私たちは重ねて感謝しなければなりません。ところがこのような人体構造の機能を妨害し、人間の肉体を駄目にする歴史的な犯罪者がいます。それがまさしくルーシェルです。

 ルーシェルは、よく機能している胃を機能できないように、つかんだり、切り刻んだり、ねじったり、つねったりもします。こうなると胃が痛かったり、瀞癖ができたり、穴が開いたりして、様々な症状を誘発します。そうなると人は、食物が食べられず、食べたとしてもうまく消化できないのです。それであちこちの病院へ行ってみるのですが、そのようにして生じた病気はなかなか治らないのです。ですから人は「これは神経性のものだ」といって慢性病だと思い、常に苦しい思いをして生きることになるのです。

 人間の肉体が故障して「具合いが悪い」というのは本当に不思議なことです。具合いが悪くなければ治療をしないでしょうが、具合いが悪いので治療に気を配るのです。それではその病気をどのように治療すべきでしょうか。この病気が発病する動機として様々な側面が考えられます。

 しかし重要なのは、病気の根本原因を自ら探し当てなければならないということです。発病の根本原因を知れば、五〇パーセントは治療したことになります。だからといってルーシェルがもたらした病気を物理的な治療をせずに、祈祷にだけ依存するという信仰は、愚かで鈍いものです。それは神様の胸をより痛めつけるものです。

 現代医学は神様の祝福です。したがって病気を治療するには、当然のこと医学に依存しなければなりません。ところがここで最も重要なことは、ルーシェル的根本要因の処理をしなければならないということです。「なぜこのような病気になったのか」という根本要因を探し出し、悔い改めるべきことがあれば悔い改め、正すべきところがあれば正さなければなりません。そうしてこそ、ルーシェルがその病気から離れるのです。

 ところがこのような事実を全く考慮に入れないまま、長期間病院にばかり通ったり、祈祷ばかりしていたのではその病気の治療は難しいのです。もちろん祈祷だけで治る場合も少なくありません。病気の症状によっては、絶対的な信仰だけで治る場合がないわけではありません。

 現代人の最も賢明な判断とは何でしょうか。それは正しい心と深い信仰をもって、成約時代のみ言を実践し、神様に侍って生きていくことです。私たちは神様の子女として成熟した信仰者としての姿勢をとらなければなりません。今まで多くの霊通人がその誤った考え方や判断のゆえに、周りの多くの人を闇へと導いたという例は少なくありません。

 神様は人間に、天地すべてのうちでお前が最高だといって育ててこられました。しかし中には、霊通人の甘言異説にそそのかされ、誤った所へ流されていく人もいます。これは本当に心が痛みます。したがって病気になったら慌てずに、祈祷するという姿勢が必要です。私たちは信仰の年輪を重ねるほどに、自らの問題は自らが解決していく成熟した信仰の姿勢をもたなければなりません。

 私たちはみな地上で真のご父母様の教えに従って精誠を尽くして実践しなければなりません。私たちはそうしながら混沌と空虚の中にある自分自身をしっかりとつかんで、ルーシェルの血統を永遠に根絶することに全力投球しなければなりません。

                                        (一九九九年二月二十七日)

 二 ルーシェルによる疾病(2)

 人間が肉身をもって地上で約百年生きるその間、肉体は一つの有機体として存在します。ところで、肉体は本来神様が下さったものです。その肉体は幼いときは成長しますが、二十代を過ぎるとそのすべての機能はだんだん衰退します。それは公式です。ところが肉体が老衰し、古くなり、死に至る場合よりも、病気になって駄目になる場合のほうがずっと多いのです。それはとても悔しいことです。

 神様から愛の生素(生霊要素)を受けながら喜んで生きるべき人間が、生まれつき不完全な個体として不安と疾病をもって生まれたのです。言い換えれば、人間は生まれつき罪悪から出発したのです。人間はみな罪悪の血縁と関係しているので、常にルーシェルに侵犯され得る要因が形成されたのです。それゆえ人間は、全く予想もしていなかった病んだ姿になりました。すなわち、まず霊的に病気にかかり、次にルーシェルに侵犯されて肉体が病気になったのです。

 病気の七、八○パーセントは霊的要因によって生じたものです。そして病気の二、三〇パーセントは肉体の過労や環境の要因によって生じるのですが、そのような病気が人間を悲惨な状態に追い込むことはありません。

 それでは七、八○パーセントの病気は何でしょうか。それはルーシェルと彼にそそのかされた手下たちが思わせる病気です。病気にかかるには明らかにそれなりの条件があります。熱心に信仰する人に対して、教会で群衆心理を誘発させて多くの人の前でサタンの役割をさせたり、信仰の弱みをつかんで信仰の道を妨害したりします。そのようなときは祈祷と謙遜と愛で目覚めればそれを乗り越えることができます。

 しかしルーシェルとその一派に侵犯され続けると、その要素が肉体のある部分に密着します。するとその部分の機能が麻痺して肉体が駄目になるのです。そうなると信仰は遠のき、肉体は病気になります。ルーシェルはそのような人を闇に追い込み、自分の味方にしてしまいます。そのような人が霊界に行けば、当然のことながらルーシェルを主人として仕える所に行くしかないのです。こうして宗教の教派分裂が起こるのですが、この問題についてはここでは論議をしません。

 霊界はとても広いのですが、神様がおられるところはほとんどありません。ですから神様はどれほど寂しいことでしょうか。その心情を皆さんは理解しなければなりません。今までルーシェルが人間にしてきた悪らつな行為はとても語ることができません。神様の子女が霊界に来て悲惨な姿でいるとすれば神様の悲しみはいかばかりでしょうか。地上で天国が成されない限り、霊界の天国はあり得ないのです。地上でのすべてのことを真のご父母様が地上におられる間に整理しなければならないのですから、どれほど大変なことでしょうか。

 ルーシェルの手下たちは広範囲にわたって包囲するのに余念がないのですが、神様は長い歳月の間ひたすら彼らが帰ってくるのを待ち続けてこられました。しかし今、真のご父母様がすべての条件を備えられました。私たちはルーシェル的な要素を最終的に整理することに集中しなければなりません。そうしてこそ、私たちは人類の犯罪者を子女の名によって悔い改めさせることができるのです。

 その間、神様はルーシェル的要素によって病に倒れていく人類の惨状を見つめながらも、ルーシェルがその惨状について心から悔い改める日を待ってこられました。ですから私たちはルーシェルが悔い改めるように真の愛で一つとならなければなりません。それが私の懇切な願いです。

                                                           (一九九九年三月七日)

 三 消化器系の疾病

 消化器系統の疾病に関して、一般の医師は、過食や塩辛い物、辛い物の取りすぎて胃が酷使されることによって発病すると考えています。そして医師はこの疾病がなかなか治らなければ「神経性」のものだと考えます。これが現代医学の共通の所見です。前者は明らかな原因があるので発病するのは当然のことです。ところがそれとは違い、発病原因を全くつかむことのできないまま苦しむ人が多いのです。前者の場合、用心し、注意して薬を服用すれば治りやすいものです。しかし後者の場合は、ルーシェルがもたらした病気であるので、現代医学では治療が困難です。

 したがってこの疾病においては薬を服用したり、こちらの病院あちらの病院と移りながら治療してもあまり良くならないのです。患者は毎日苦しみます。胃が痛くて食べられない場合もあれば、のどが詰まって食べ物が入らない場合もあります。食べても、食もたれして死にそうになる場合もあります。そうしてお粥やもち米を食べながら数年間苦しむのです。

 それでは、このような疾病の発病原因はどこにあるのでしょうか。個人の使命や先祖の実績や功績や生活の様式によって疾病の様相がそれぞれ違って現れます。しかし胃腸に限っては、ルーシェルやその手下が直接胃腸をぎゅっとつかんでいるので胃腸に痛みが生じます。胃腸がつかまれていると動かないので消化器系統の疾病が生じ、場合によっては心臓にまでその影響が及ぶのです。

 大きな使命をもった人物であれば、ルーシェルはその人物の使命成就を妨害するために食物を食べられないようにする場合もあります。信仰の篤い人であれば信仰の道を行かせないように試練を与える場合もあります。ルーシェルはとにかく様々に人々を苦しめています。そうして場合によっては胃がんになったり、胃炎になったり、胃けいれんを起こしたりするのです。そしてこの疾病は慢性病になります。ここでルーシェルは肉体だけではなく精神的な葛藤をも一緒にもたらします。人はこの事実を知らないまま、あちこちの病院に多額のお金を払っては無駄にするのです。ここで私たちが知るべき明らかな事実は、この発病の原因を私たち各自が分別できなければならないということです。

 前者の場合であるのか、後者の場合であるのかを分別しなければなりません。前者であるにしても後者であったとしても、私たち人間は健康であるべき義務があるのです。ゆえに私たちはまず医学的に確実な発病原因を究明し、次にその病気をどう治療するべきかを考えなければなりません。

 医学的に異常がなければ、それは間違いなく霊的な病気なので祈祷しなければなりません。祈祷をすれば神様が手を打つことができます。私たちが神様に祈祷して願ったことに対しては神様は必ず答えてくださいます。その理由は私たちは神様の子女だからです。祈祷しなければ神様は手の施しようがありません。なぜかというとルーシェルが私たちの主人として居座っているからです。しかし私たちが「神様」と呼ぶと、ルーシェルは引き下がるのです。

 今まで私たちは病気の根源的な解決方法を考えずに、外的な治療にばかり重点をおいてきました。

 今私たちはルーシェル的要因を追い払い、父なる神様に治癒の手を求めなければなりません。神様は愛の本体であられるので必ずや答えてくださいます。私たちは神様に自ら進んで祈祷し、神様に私たちの真のご父母様として侍らなければなりません。

                                          (一九九九年三月八日)

 四 先祖による疾病

 現代医学では治療できない病気にかかって、一生の間苦しむ人がとても多くいます。その疾病は先祖によるものです。ところがこの疾病に対しては神様も関与されません。ルーシェルと同じ血統同士では勝手に行き来するとしても、神様は干渉されません。それは第一には血統的な因縁のゆえであり、第二には私たちの先祖が神様ではなくルーシェルの系列であるからです。

 地上で生涯を終えて霊界に行った先祖たちは、そのままの姿で子孫の所へやって来ます。それゆえ人間はその先祖のせいで病気になることもあります。その場合は、その人の先祖の霊界での位置が安楽でないので、その人の体の具合いが悪くなるのです。これはその人の先祖に何らかの事情や頼みがあるという信号なのです。この問題でも祈祷しなければなりません。慢性的な病気を治療するには成熟した信仰者としての姿勢が必要ですが、特に現代医学の助けも同時に受けるべきです。それはどういう意味かというと、先祖のせいにばかりするなということです。地上人は肉体をもっているので自らの責任が必要なのです。

 先祖のゆえに身体のある部分が故障したとするならば、その子孫は先祖の解怨を行うことによって治るというだけではなく、解怨しただけ自分の責任も完遂してこそ悪い部分が早く治るのです。その病気が先祖の恨みに由来したものならば、その子孫が誠実な信仰姿勢をもって生きて初めて、その先祖も霊界の良い位置で安楽に暮らすことができるのです。

 したがって、私たち人間を襲う病魔の多くは、ルーシェルの系列の先祖によって受け継がれたものです。彼らが私たちに多くの苦痛をもたらしているがゆえ、私たちはその原因を自ら悟り、祈祷しながら身を持さなければなりません。

                                           (一九九九年三月九日)

 五 前立腺の病気

 前立腺の病気は、男性に関連した特異な病気です。この病気は男性の睾丸に炎症が起き、前立腺が肥大するものです。ですからこの病気は早く手術しなければなりません。そうしなければ前立腺が肥大して大変困難なことになります。医学界では、この病気にかかると睾丸に異常が起きるので、すぐに手術をしなければならない病気だと言われています。

 ところでこの病気を霊的に見ると、人間は原罪をもっているがゆえに生まれつき生じる病気なのです。罪の根本の根が何であるかは、原理で明らかにされているところです。人間の罪の根であり、罪の種の本拠地がまさに男性の精子にあったのです。この疾病は百パーセント、サタンによってもたらされたといっても過言ではありません。これは深刻な問題です。

 そうするとすべての男性の前立腺が肥大し、睾丸に炎症が起きて手術しなければならないであろうに、なぜ一部の人にだけこの病気が発症するのでしょうか。大変驚くべき事実なのですが、これは先祖の蕩減や本人の過ちや夫婦の過ちの程度によって、その血統がいろいろな次元で複合的に異なって現れるからです。医学界ではとんでもないばかげた話だと一蹴することでしょう。

 しかしどうしても事実は明らかにするしかありません。この疾病に関する霊界での一つの例を挙げてみましょう。地獄では地上で病魔に苦しんで霊界に来た多くの人の悲惨な姿があちこちに見られます。その中の一場面について話してみましょう。地上の生活である男とある女が姦通しました。自分の妻と自分の夫を欺いていたのですが、そのような生活を数年続けているうちに、その男性の睾丸に病気が生じて夫婦生活ができなくなりました。その女性は病気にかかった男性から徐々に遠ざかるようになりました。結局その男性は二人の女性から捨てられることになり、それによって様々な葛騰が生じました。そして男性はそのような葛藤の末に姦通した女性を殺害したのです。

 ところでここ地獄ではこの男性と女性は、怨讐のようににらみ合いながら座っているのです。その男性の下半身は、赤ん坊の頭ほどの肉塊のようになっているのですが、その女性は男性の下半身を触って戯れているのです。ですからその男性は死ぬほど苦痛を味わうのです。それだけではありません。男性は苦痛にうめいているのにその後ろでは、その男性の父親が遊女と戯れているのです。

 父親は息子に見られるのではないかと、びくびくしながら戯れているのですが、それはとても目を開いて見られるものではなく、文章に表すのも過酷なほどです。これはルーシェルが神様の目を避けて不倫を行い血統的罪の根を受け継いたのと同じようなものです。このような事実を地上人がどうして知ることができましょうか。

 しかし私は、凄惨で過酷なルーシェルの血統をくまなく明らかにしようと思います。そしてルーシェルに捕らわれている多くの病魔のたぐいを解放しようと思います。

                                          (一九九九年三月十日)

 六 循環器系の疾病

 循環器系統にも様々な病気がありますが、ここでは心臓病について話そうと思います。心臓は人間にとって大切な肉体の一部分です。この心臓は人間が呼吸のたびに休まずポンプの働きをして人の生命を維持する重要な部分です。また心臓は、頭脳のように人間の心が作用するところなので、様々な思いによって酷使されやすい部分です。

 人体構造はすべて互いに連結されていて、ある部分が故障すると他の部分も連鎖的に故障することになります。心臓は、人の悲しみや喜びに影響されて病気になりやすい部分です。また、肉食が過ぎたり酒の飲みすぎによって、心臓の血管が詰まって病気が生じることもあります。

 それでは、霊的に心臓病が生じる過程を見てみましょう。ルーシェルあるいはその配下たちは、人間を放っておくはずはなく、少しでも楽に暮らそうとすると苦しめます。ルーシェルとその配下たちは、人間の頭の中に常に心配や不安や恐怖を入れようとします。また、根拠のない様々な雑念をつのらせたり、飲んではくだを巻く酒飲みにしたりと、あらゆる手段と方法を講じて心臓に苦痛を与え、心臓を不安で窮屈な状態にするのです。

 そのように酷使され続けた心臓に突然何かが起こると、心臓はショックを受けてその人は死ぬのです。これが心臓まひです。そのように心臓が酷使された場合は薬を服用して心臓を休ませ、安静にしなければなりません。しかしそうすると人は太って、心臓の動きがなおさら困難になります。それで心臓病を治療できなければ、一生の間恐ろしい死刑宣告を受けた人のように、用心して暮らさなければならないのです。

 ゆえに、私たちがこのような病気を免れるためには、現代医学の助けを受けながら、信仰の姿勢をもって健康回復に対する自信と勇気をもたなくてはなりません。神様が人間に下さった最も貴い贈り物は、愛です。私たちはそれを悟り、愛し合い、尊敬し合い、喜び、和合して、すべての領域で分かち合い、信仰と愛であらゆる問題を解決していかなければなりません。そしてルーシェルに引きずられる姿から解放され、神様を迎えて希望と喜びに満ちた姿で、すべての病気を治していくようお願いします。

 ここで地獄の現場の話をもう一つしようと思います。山のように腫れ上がった体の女性がいます。その女性の唯一の願いは腫れ上がった肉がとれて、身軽に歩き回ることであり、悩みと心配から解放されることです。しかしその女性はあまりにも重たくて歩くこともできず、いつも誰かの世話にならなければ起き上がることができません。地上で生きているとき、その女性はたくさん財産のある金持ちでしたが、財産管理の問題で心の休まる日はありませんでした。また、財産を増やすために人を傷つけたり、周囲の人や兄弟と怨讐関係になりました。結局その女性は財産問題のゆえに心臓まひで死んだのです。

 ところで、ここ霊界ではその女性が起き上がろうとして、そばにいる人に手を貸してくれと頼むと、「あなたは金持ちなのだから召使を雇って召使にさせればいいのに、どうして私たちに頼むのか」と反発してひどくののしるのです。その女性を助けようとする人は一人もいません。この女性の刑罰はいつまで続くのでしょうか。なんとも哀れな光景です。神様は長い歳月の間、そのような多くの惨状を御覧になってこられたのです。

 人間は神様の子女の立場にあることを考えると心臓病よりももっと深刻な問題があるのですが、それは人間の誤った生き方から生じた地獄という囲いです。私たちはこのような囲いが神様と真のご父母様にどれほど大きな傷を抱かせているのかを思いながら、地上生活においてルーシェルの誘惑から解放される成熟した信仰者として目覚めなければなりません。私たちはすべての欲心と富貴栄華がどこに由来しているのかを発見し、それを自ら処理していかなければならないのです。

 奥様(霊通者・金英順女史のこと)、このようにすべての病気はルーシェルがもたらしたものです。その原因をお知らせしましたので理解しやすいことと思います。しかしルーシェルとその配下は人間から簡単には離れずに、人間が深い淵に落ちるまでしつこく攻撃してきます。これはルーシェルとその属性がひどく悪なるものだからです。

 私はこの瞬間とてもつらくて興進様、忠母様、大兄様、大母様、その他の祈祷されるという方々に「助けてください」と言ったところ、院長様は「奥様がリポートする時間は二、三十メートルの周りを取り囲んでみな祈祷しています」と言われました。

                                         (一九九九年三月十一日)

 七 呼吸器系の疾病

 人間の人体構造で大切でないものは一つとしてありません。神様は人間を創造するとき、人体構造の一つ一つを彫刻するように精密に綿密に設計され考えて創造されました。ゆえに人間の内部を調べると、あたかもコンピューターや電気製品の付属品のようにすべて連結されています。

 神様は私たち人間をこのように細部まで精密に設計してから、人体構造の各部分を研究分析し、有機的に作用するように神秘的に創造されました。ところがルーシェルは神様の創造物を自分が先立って破壊しておきながら、神様を宇宙万物創造の失敗者と見せかけるために愚かな行為を反復してきたのです。

 きょうは、人体構造の呼吸器のうちでも最も中心的な「肺」の部分について話そうと思います。一日いや、一時さえ呼吸しなければ人間の生存は不可能です。ところでこの呼吸器系統の故障は周囲の環境の汚染、つまり細菌や各種のウイルス、公害、工場の粉塵、教室のチョークの粉、または過労などによって生じます。人間の肉体は無理に扱うと駄目になります。これが医学界でいう呼吸器の疾病です。

 ここで人間の肉眼では見えない霊的な細菌による発病、すなわち呼吸器系統に対するルーシェルの残酷な行為に関して話そうと思います。物理的要因によって人間の呼吸器系統が悪くなることもありますが、ルーシェル的要素が前後左右からこの系統を煩わせるときに発病するケースも多いのです。そういう場合は、ルーシェル的要素があちこちに長く居座ることになる前に、ルーシェル一派の行為とその攻撃をあらかじめ知って対処すれば、病気を簡単に治療することができます。

 呼吸器系統に病気が生じると、多くの場合、高熱や長期間の微熱を伴います。そういうときはまず薬局や病院へ行って熱を下げます。ところが薬を飲んでも注射を打っても全く効かない場合が問題なのです。最初のうちはしばらく熱が下がるようでも、また上がります。そのような状態が何度か続くと結局、呼吸器系統のどこかが悪くなるのです。ルーシェルとその一派はあちらこちらを掘り起こしては、心を煩わせ、体を煩わせ、経済的な損失を与えるなどして人間に苦痛を与えるのです。

 この病気は不思議なことに、ある部分からすうっと他の所に移っては、せきをしたり、熱が出たりするのです。そのようになると人は風に当たるのがいやで外出をせず、布団を敷いて床に就くようになります。そうして腸チフスの症状としても現れることもあります。この病気はあれこれと人の魂を引き抜き、気力を落とさせ、病気に対する恐怖に震えさせ、精神を虚弱にして意欲を失わせて、人間を様々に煩せます。

 また、呼吸器系統の疾病は、話をするとき、近くにいるとウイルス菌によって伝染する可能性も多いのです。ですから肺結核にかかると夫婦でも、親子でも隔離しなければなりません。するとルーシェルとその配下は得意になって活動するのです。人間を孤立させて思うままに攻撃できるので、ルーシェルたちが大変好む疾病です。この疾病は人間の生まれつきの血統を通して遺伝するので、その治療は手のつけようがありません。ルーシェルが影のようにつきまとった人間との血縁関係があるからです。それが怨讐です。

 ここでこの疾病に関する地獄での例を挙げてみましょう。地上では相当裕福な家門で生活した一人の女性がいました。その女性はある男性から捨てられ、悩んだ末に肺結核になりました。結局その悩みと心配が彼女の肺を悪くしたのです。悩みと心配はルーシェルの最も根本的な属性なので、ルーシェルがその女性の所へ行って悪魔の仕業をしては、悩みと心配をあおりたてて病気を悪化させたのです。

 現代医学は肺結核を軽く見なし、がんを最高の病気と考えますが、肺結核はとても恐ろしい病気です。それはルーシェルとその配下による病気だからです。以前は肺結核にかかった人はとにかく隔離しました。この病気にかかると精神的に弱くなり、死に至るので大変恐れられました。

 実際、医学を研究、分析した私自身も地上でこの病気に感染した経験がありますが、その原因を知ろうとはしませんでした。しかし地獄の現場で私はこのような問題を解決するために、何度も考え処理しようとしてみましたが、地獄の行列は日々増すばかりです。地上人が地上でこれを処理しなければならないのです。結局この女性は肺結核に悩まされ、自殺して、地獄行きとなったのですが、周囲にいる霊人から肺病患者だと言われ、さげすまれています。その女性がせきをしようものなら、「あっちへ行け」、顔を上げても「あっちへ行け」、息をしても「口を閉じて息をしろ、口をふさげ」と言い、あちこちで「隔離収容所へ移せ」と叫んで大騒ぎをしているのです。

 人体構造一つ一つを神秘的に創造された神様が人間の父母であられることを思うと、子女の体がむしばまれるの見てどれほど心を痛めておられることでしょうか。地上で子を養育する親でも、子が風邪をひいて熱が少し出ただけでも大騒ぎをするのに、これほど悲惨な姿で、病にかかって死んでいく姿を、毎日贈り物でも受け取るように黙って座って見ているしかない神様の心情はいかばかりでしょうか。

 すべての病気の要因はルーシェルに起因します。ルーシェルが地球上で悔い改めない限り、病魔は尽きることがないでしょう。私たちはこぶしを握り締めて、この病魔を追放しなければなりません。真のご父母様が処理してくださるのを待つのではなく、私たちが神様と真のご父母様の力となりましょう。

                                         (一九九九年三月十二日)

 八 神経系統の疾病

 現代人は過度の競争時代に生きているために多くの悩みをもち、神経を酷使しています。ところでこの神経系統の疾病は肉体の疾病とは少し違います。これといった理由もないのに、どこか具合いが悪かったり、高い熱が出るときがあります。その原因を見いだすには多少時間がかかります。

 この神経系統の疾病は一度かかると容易には治らないのが特徴です。その代表的なものが、うつ病、精神錯乱症、対人恐怖症などで、その病名も様々です。うつ病はなぜ生じるのでしょうか。人はすごく悩んだり、生活が楽しくなかったり、つらい生活の連続から抜け出せなかったりすると、うつ病になります。

 また神経系統の疾病である精神錯乱症はうつ病とは全く違います。人と会うことを嫌がり、一人で孤立することを願うのは精神系統の患者の共通的な特性ですが、精神錯乱症の患者は自分が思うことを思うように表現することができません。またこの患者は物事を見る視点も一般の人とは違います。うつ病患者は物事を見る視点が一般人と同じで、自分の考えを正しく表現することができます。しかし精神錯乱症患者は事情が全く違うのです。

 それでは、なぜ精神錯乱症になるのでしょうか。人は一つの考えに執着したり、自分でも知らないうちにショックを受けたとき疾病が生じます。その他にも要因はいろいろあります。とにかくうつ病や精神錯乱症など神経系統の疾病は、不治の病気だというのが現代医学の一般的な見方です。

 ここで霊的な側面から見た神経系統の疾病について話そうと思います。うつ病や神経錯乱症は霊的に同じ病気だということができます。ルーシェル一派の共通的な属性とは、常に人間の肉体と精神を酷使して病へと導き、死の道へと追い込むことです。それが彼らに共通する特徴です。彼らは人間にしつこくつきまとい、心配させ、悩ませ、孤立させて、精神的な機能を駄目にして弱点を突いてきます。「お前は容姿が良くない、お前は頭が悪い、お前は女性らしくない、お前は男らしくない」などと言っては、意気消沈させるのです。そしてルーシェルはこのような症状をもった人を大衆の前に立たせたり、時には出られないようにして深刻な挫折感を感じさせるのです。このようにしてルーシェルたちは人間を苦しめ悲惨にさせて、結局自殺へと誘導するのです。

 また神経系統の疾病には対人恐怖症がありますが、これは百パーセント破らのもたらす悪なる行為です。ルーシェルたちは人間を過度な競争意識に駆り立てて、すべてに一番となることを追求するように誘導します。そのようにしてから落後させ敗者とならしめるのです。そうして人間をあたかも人生の最終列車に乗ったかのように、淵のない絶望感に陥らせ、二度と再起できなくさせるのです。どこからともなくわいてくる深刻な孤独感、疎外感、悲哀感、屈辱感、絶望感など、すべてはルーシェルとその一派が引き起こす症状であると言えます。

 そうなるとその人は精神的な健康に自信を失うことになり、自分の生活をすべて放棄するようになり、人生の目標も目的も設定することができずに、結局は自殺の道を行くしかなくなるのです。それだけではありません。訳もなく他人に反抗したり、八つ当たりするというのも同じ系統の症状です。ルーシェルたちは人間を不安、恐怖におびえさせ、常に家庭全体を恐怖と闇に追い立てることで、その家には平和がなく、恐怖と不安な雰囲気が造られ、葛藤と摩擦が継続して起きるようにして不幸にさせるのです。このような結果のすべてはルーシェルとその一派の仕業です。この系統の様々な症状を言葉や文章でどれだけ表現できるでしょうか。

 ルーシェルたちは甚だしくは頭をぐるぐる巻きにして脳の機能をまひさせたり、精神的機能が正しく発揮されないようにし、次から次へと手づる式に起きる雑念で眠れないようにするのです。彼らが精神的機能をぎゅうぎゅうと縛り付けているので、人は眠ることができず、不安におびえ続けるしかないのです。

 このような不安はルーシェルの根本属性であり、神様の目を避けてエバと堕落したときのルーシェルの属性が人間に受け継がれたものです。精神的に困難を経験する人たちの多くは不安と恐怖と恐れの捕虜となってしまいます。それは共通的な事柄です。私たちの周囲には不安と恐怖に悩まされている人が多くいます。そのような人は精神科へ行って、安定剤を飲んで不眠症を抑えながら何とか生活していくのです。ここに、その姿をいちいち列挙することは困難です。地獄の一場面を例にとってみようと思います。

 人間にとって最も恐ろしいものががんだといいますが、それよりも恐ろしいものが精神病であると私は言いたいのです。がんは肉体的な病気なので地上で治癒すれば、霊界には残りません。しかし、ルーシェルの攻撃を受けた病気というのは事態が深刻です。ここ地獄で苦しむ、ある女性がいます。その女性は自分の肉体を誇って、いつも下着もつけずに真っ裸で歩いています。彼女はただ歩き回るのではなく、自分の性器を出したり、胸や体を誇示して歩き回るのですが、それはまるで道化役者そのものです。なぜならばその女性は、本当に器量が悪く、体つきも、みそこうじの固まりのようにひどいからです。

 その周りにいる人々は、それを見せ物のようにおもしろがって、その女性のあちこちを触ってもてあそんでいます。それよりもっとひどい者もいます。自分の全身を人前にさらけ出しながら、相手のものを自分のものであるかのように、「私は男だ。たくましい男だ」と言いながら、堂々と歩いている女性もいます。彼女は自分が何をしているのか、どのように生きているのか、全く分別できずにいるのです。このような人が一人や二人でしょうか。その姿をどうして言葉で表すことができましょうか。

 このような姿が混ざり合い絡み合って、あたかも巻いた糸をひとまとめにしたようです。その糸をほどくための糸口を見つけることはとても困難です。これらの人は地上でルーシェルの餌食となってめちゃくちゃな暮らしをしてきた人たちです。それゆえ精神系統の症状が出始めたら、ルーシェルが侵犯する機会を絶対に与えてはなりません。精神系統の疾病は神様の能力で簡単に治すことができます。彼らは神様の聖霊を最も恐れるからです。このような疾病は薬で多少安定はしますが、その病気の根を抜くことは困難です。

 それではこのような病気を治す方法は何でしょうか。この種の患者は自分の精神自体を見定めることが難しいので、どうして自ら祈祷して治療することができるでしょうか。周りの人やその家族の祈祷による解決が可能です。しかしとても困難なことがあります。それはルーシェルがうそつきなので精神系統から一時も離れずにずっと居座っているということです。ですからその家族も大変ですし、本人も大変です。だからといって、患者をそのまま放置しておくことはできないので入院させるのです。これがこれまでの精神病治療の方法でした。

 私たちはもうこのへんで新しくならなければなりません。今や人類の犯罪者がルーシェルであることが万天下に明らかにされたのですから、ルーシェルの系列のアジトまでもすべて燃やし尽くしてしまわなければなりません。いつまでそこにいさせるのですか。そこを燃やしてしまう方法は徹底的な信仰と真なる精誠をもって忍耐強く祈祷する作戦しかありません。ルーシェルが人間一人一人を病気にするために、どれほど執掬に煩わせてきたか皆さんは知っていますか。私たちはあまりにもたやすく私たちの体をルーシェルに渡すことによって精神的基盤まで崩れる傾向がありました。私たちは過去とは変わらなければなりません。

 ルーシェルの根源的な根は抜き去られたので、私たちの所からルーシェルのアジトだと思われるところは思いきって燃やしてしまわなければなりません。いつまで私たちはルーシェルの手の中で世話になるのですか。各自が自ら解決方法を研究してみなさい。これは神様が私たちに下さった特権です。

 神様は私たちの真のご父母様であり私たちはその子女であるので、私たちが祈祷し、精誠を尽くせば、必ず病気は治るという信念をもたなければなりません。精神の健康に問題のある人よ!

 今解放の日が私たちの前に到来したので、私たちは感謝と喜びをもってそれを受け入れ、真なる神様の子女として、そして洗練された成約時代の子女としての道を行きましょう。

                                         (一九九九年三月十二日)

 九 皮膚科系統の疾病

 すべての人体構造はかかわり合い結び合って精密に組み立てられた上で、皮膚という膜でうまく覆われています。そして神様はそこに生理的な流れを創造されて、人間を御覧になり大変喜ばれました。人間にはいろいろな皮膚の色があります。大きく、黄色人種、白色人種、黒色人種に分けられます。ところでこの皮膚の色とは別に皮膚の変化によっていろいろな疾患が現れます。皮膚の外的な現象である、やけどや、打撲傷のような皮膚の外傷とは違って内的な現象によって様々な皮膚病が生じます。

 いずれにせよ医学界でいうように、さまざまな外的な現象によって皮膚疾患が生じます。ところが驚くべきことは皮膚疾患においてもルーシェルの悪性が作用しているということです。皮膚疾患が生じて病院に行けば、医師はすぐに炎症が起きないように注射を打ち、薬の服用を勧めます。すると効果があることも効果がないこともあります。

 ここで皮膚疾患における、私たちの肉眼では見えない霊的世界の一場面の話をしようと思います。皮膚になぜか炎症が起きて、赤く腫れ上がり、体は寒気がするということを皆さんは経験したことでしょう。そのときルーシェルとその一派は、赤く腫れた部分や炎症の起きたところをいろいろな方法で攻撃し、襲撃します。場合によって、痛かったり痛かったり腫れたりもします。このような現象は病院へ行って何度か薬を飲み、注射を打てば治る場合もありますが、治らない場合もあります。

 ここで必ず知っておかなければならないことがあります。ルーシェル一派は人間が常に苦痛のなかで生きることを願い、その方向へ引っ張っていきます。皆さんは皮膚病の炎症が彼らとは関係のない病気だと思いやすいのです。しかし決してそうではありません。何のこともない炎症、大したことのない小さなできものを通してでも人間を苦痛へと引っ張っていこうとするので、ルーシェルはここには関与しないという考えは禁物です。どんな方法を通してでも人間を苦難に引っ張っていこうとするのがルーシェルの習性です。ですから私たちはこのことも覚えておかなければなりません。

 霊界で見た地獄編をフィルムに収めてすべての人々に一度見せてやりたいと思います。ここ霊界では皮膚から各種の汚物がだらだらと流れ、そばに行くと良くて、魚市場の魚の腐るにおいよりももっとひどいにおいがすることも多いのです。これらの人には地上の生涯で整理できなかった様々な事情があったのでしょう。行商をしていてお金を奪われ、刃物を振りかざしてけがをしたり、財産問題で争ってけがをしたなど、様々な事情があるのでしょう。そのような場合、その困難と苦痛の傷が地獄では様々な様相の皮膚の疾患として現れるのです。このように人間に苦難を与えるために隅々までルーシェルの攻撃しないところはないのです。

 嫌悪感を与えるような皮膚にして、苦痛と苦悩を与え、悲惨な姿にしようとするのがルーシェルの人間に対する攻撃です。私たちは今や、負けていてはなりません。私たちは共通の憤りを感じ、心を合わせて人類の犯罪者を永遠に追放することに参加しなければなりません。それが私の切なる心です。

                                         (一九九九年三月十三日)

 十 婦人科系統の疾病

 婦人科系統の疾病は女性にだけ生じる疾病です。子宮がん、女性の生理痛、乳がんなどがこの系統に属します。日常的に産婦人科でよく扱う各種の病名をいちいちここで列挙しなくても皆さんは理解できることと信じ、本論に入ろうと思います。

 サタンは女性の子宮の内外、乳房などにも、数えきれないほど攻撃を加え苦痛を与えます。例えば一般的に女性が結婚して一番待ち遠しいのが赤ん坊です。ところがルーシェルとその一派が人間の繁殖を妨害します。それで何度も流産してやっと子供を生む女性もいます。そして妊娠したとしても、サタンは様々な苦痛を与え、妊娠を放棄させたり、環境的、肉体的な苦痛を与えて、結局、流産させるのです。ここで一つの例を挙げてみましょう。

 一人の女性が妊娠しました。ところがルーシェルの一派とその女性の先祖たちが寄ってたかって妊婦の体を打って子宮壁を崩し、苦痛を与えて出血させました。ところで霊界で彼女の先祖はなぜその妊婦に協助できずに苦痛を与えるのでしょうか。それはその先祖が地上生活で犯した罪を蕩減するためでもあり、またその先祖の霊界での位置と居場所がとても不安でつらいからです。このような先祖が妊婦のところに来れば、妊婦の肉体は崩れ、子孫の繁殖が途絶えるのです。

 それではなぜ、その先祖はルーシェルの系列に加勢するのでしょうか。それは同じ系列にあるからです。そのように復帰されていない先祖が産婦を助けようとしてやってくると、むしろ産婦に苦痛を与えることになり、産婦にとっていいことはないのです。ここで私たちが注目すべきことがあります。氏族的メシヤはこのような先祖たちをみな救わなければならないということです。地上ではもちろんのこと、天上の先祖まで氏族的メシヤの名で祈祷して解放しなければなりません。

 先祖の居場所が安定していないために、彼らは救いの手を求めるのです。ある特定の人物を通じて救われ解放されてもよいのです。私たちの先祖は数えきれないくらいたくさんいます。真のご父母様が私たちに氏族的メシヤの特権を下さったので、私たちには自分の先祖を救う使命があるのです。したがって私たちは直接、氏族的メシヤの名で祈祷し、私たちの先祖を救うことができるのです。ところが、私たちにはそのための信仰が足りません。私たちは真のご父母様のみ言を絶対的に信じ、先祖のために祈祷し、彼らを救わなければなりません。

 したがって産婦人科系統だけではなく、すべての病気の根源はルーシェルが動機となっているものが大部分なので、その原因を私たちが先に知って治さなければなりません。ここで産婦人科に関連した地獄の現場の一場面を紹介します。

 地上で出産して死亡した若い女性がいました。彼女はここ霊界では、赤ん坊を抱いたままいつも赤ん坊と一緒に泣いていました。それで私は、その女性にその訳を聞いてみました。女性は、この子のお父さんは未婚ではなく妻のある身だ、と言いました。女性は子供を産みたくなかったが既に遅く、産むしかなかったということでした。その男の本妻が女性のところへやって来て、袋だたきにしては、遠くへ行ってくれと何度も頼んだのですが、女性は最後まで居座りました。その後、この女性は出産して死んだとのことでした。ここで私たちが肝に銘じなければならないことは、正しい道でなければ、決して行ってはならないということです。

 この女性は、他人の夫を迎えることのできない自分であることを悟り、そのような道を行ってはならなかったのです。そのときは、誰が霊的に困難を受けると考えるでしょうか。真理ではないことはいつかは崩れ、道でないものはふさがれるようになっています。それが神様がつくられた「天道」です。

 罪を犯せば罰を受けるといいますが、この罰は誰かが与えるものではありません。自分自ら受けて自滅するのです。それが天法なのです。神様が創造されたのは悪ではなく善です。神様の全能性とは善を主管する能力です。したがって神様は悪には干渉されません。神様が干渉しない悪が栄え続けるでしょうか。悪はいつかは必ず自滅するようになっています。「天道」があるからです。今、悪が自滅する時が来ました。神様の真の子女が出現したのですから、神様は決してこれ以上待たれません。

 誤った人生の道に入ったとすれば、早く方向転換しなければなりません。帰ってくる道か遠くなれば、それだけ子孫の道が困難なものとなります。すべての病気の発病原因は罪悪に起因します。度を過ぎた欲心、好み、嫉妬などもやはり病気の根源になります。皆さんは愛と美、心情の主人であられる神様の前に本然の姿をもって帰ることを手を合わせて折らなければなりません。

                                         (一九九九年三月十四日)

 十一 耳鼻咽喉科系列の疾病

 人体構造のどれ一つとして大切でないものはありません。しかし不幸にも耳鼻咽喉科系列にも様々な疾病があります。その病名をいちいち列挙しなくても皆さんがそれをよく知っているでしよう。ここで言わんとすることは肉眼で見ることのできる物理的疾病ではなく、霊的な疾病です。

 物理的な疾病は簡単に治療できます。しかしサタンの霊的な攻撃を受ける疾病を治療するのは本当に難しいのです。例えば首にサタンの攻撃を受ければ首が締められたり、声がしゃがれたりします。サタンは耳に雑音が聞こえるようにし、精神を錯乱させたり、鼻をふさいで呼吸困難を起こしたりもします。このようにサタンは耳鼻咽喉科系列にも少なからぬ苦痛を与えるのです。

 ところで不思議にも、病院に行けば身体の部位ごとに病名がつけられていることが分かります。神様は知情意の主体であると同時にすべての宇宙の主体であられるので、人間の知的機能を通じて医学を発達させました。地上の様々な次元の医学は神様が祝福されたものです。それで人間が霊的に肉的に激しい苦痛を受けるとしてもすぐには死にません。人間が地上で罪を清算し、霊的な疾病を完全に治療して整理した後、天上に来られるように神様が現代医学を発展させたのです。

 しかし今日、ほとんどの人々は病気になって、苦痛を受ければ病院に行くことを考えます。これが現代人の一般的な思考方法です。サタンが苦痛を与えると考える人はごく少数にすぎません。その点が神様の心を痛めています。ルーシェルは人間に苦痛を与えることを自分の使命のように思って行動しています。どんな病気であってもルーシェルが攻撃するから人間が病気になるのです。

 ルーシェルはある理由や条件があるから人間の身体器官を攻撃するのではなく、ただもてあそんでいるのです。したがって私たちは私たちの信仰と精誠が解決策であることを知らなければなりません。神様は人間にすべての能力と特権を下さいましたが、人間は堕落によって愛と調和の回路が断絶してしまいました。この断絶の期間が長くなり、私たちのすべての五官の機能はあたかも機械にさびがついたようになり、その機能はまともに発揮されずにいるのです。

 地獄にはこのような現象を現す、様々な場面があります。口をもっているけれども話ができない言葉の不自由な人たち、耳があっても聞こえない耳の不自由な人たち、聴覚も嗅覚も本来の機能を失って生きている霊人たちが数多くいます。本当にめちゃくちゃです。なぜこのようになったのでしょうか。これがいつ終わるのでしょうか。この凄惨な現場を火で焼いてしまい、新たな花咲く園にしたいのです。しかし私たちにはそのようにする何の能力も資格もありません。

 このことをなされる方は天上には神様、地上には真のご父母様しかおられないのです。皆さんは地上で間違った人生を送れば、霊界で永遠の刑罰を受けるということを肝に銘じてください。そして神様が下さったすべての人体器官をサタンに奪われないように、よく保管し使用するように努力してください。すべての人体器官を本然の姿のまま神様にお返ししなければならない責任が私たちにあるのです。私たちはサタンの行為をよく区別して、正しい信仰人の道を行かなければなりません。私たちはみな、憤怒の心情をもってルーシェル一派を追放する運動に積極的に同参しなければなりません。

                                         (一九九九年三月十四日)

 十二 その他すべての疾病

 既に列挙した様々な疾病以外にも人間には名前も聞いたことのない病気が無数にあります。これらの病気がどこからどのように生じたのかを私たちは新しい観点で徹底的に調査し、分析できなければなりません。人間は、神様の心を痛めながら病魔に苦しみ、病魔と闘いながら、地獄の列車に乗っていくように創造されたのではありません。

 歴史の出発が間違って悪の血統を引き継ぐことにより、様々な疾病が私たちの体を襲撃できる要因を生じさせました。見える病気や見えない病気、言い換えれば、肉的な病気も霊的な病気も人間の苦しみは神様の前に親不孝の姿です。これから私たちはルーシェルの前に私たちの肉体を差し出してはいけません。ルーシェルとその一派は長い歳月の間、私たちを攻撃し、苦しませるために、執拗な追撃の生活をしてきましたが、私たちはみ旨を知ったのちにも、いとも簡単に私たちの体をサタンに差し出し、またいとも簡単に倒されました。これは本当に残念なことです。

 私たちはサタン完全根絶の年を迎え、各自の胸からサタンを完全に根絶させなければなりません。サタンの要因と要素まで根絶させるよう努力しなければなりません。私たちは今までサタンにやられてきた数多くの苦痛を総整理し、完全に根絶させなければなりません。私たちが神様の前に真のご父母様の前に孝行する道は、私たちの思考の中からサタンが訪ねてくることのできる要素と要因を追放する運動に総力を傾けることです。

                                          (一九九九年三月十四日)

                                  出典:「李相軒先生が霊界から送ったメッセージ(2) 人類の犯罪者ルーシェル」(成和出版社)より