噂の真相 2003年7月号(22ページ)

『少年ジャンプ』の人気囲碁漫画終了。民族差別が理由との噂を追跡!


「『ヒカルの碁』が韓国からの圧力で中止になったらしい」
 こんな噂が出版関係者の間で飛びかっている。
「ヒカルの碁」といえば、アニメ化もされた「週刊少年ジャンプ」のヒット漫画。
一躍子供たちのあいだの囲碁人口が飛躍的に高まったほどだ。
それがこの5月に入り、不自然な最終回を迎え、
その終わり方が話題を呼んでいるという。

漫画関係者がこう語る。
「日中韓のトーナメントの最終戦、主人公のヒカルは
韓国チームの大将との勝負に僅差で敗北。
ヒカルが自分の力不足を嘆いたところで終了というあっけない終わり方。
通常のジャンプであれば、ここから再戦して完全優勝するというのが
基本的なスタイルなんですが」

 そこで広まったのが民族差別が発端となった打切り説だという。
 漫画関係者はこう続ける。
「最近、草の根的にメールなどにより、
韓国サイドから抗議を受けたアニメ、ゲームもあった。
この『ヒカルの碁』も、あるときから漫画の韓国チームの描写が変わり、
さらにあっけない最終回だったので抗議があったのではと
持ち切りになった」

 当のジャンプ編集部はこの圧力説を否定し、
改めて最終回を今夏に掲載することにしたという。
集英社関係者はこう語る。
「あくまで編集部のいうように、終了は規定路線で、
03年春での連載終了は、第2部開始時点からの決定事項。
実はこれまでアニメに合わせて、
ストーリーをのばしにのばしていたのが実情です。
筆者のほったゆみ側は落ち着きのいいところで
早く終わらせたいというのが本音だった」

 さらにジャンプ編集部の路線対立も背景にあったという。
 集英社関係者がこう続ける。
「実は、『ヒカルの碁』は遊覧船上で急逝し
ニュースにも取り上げられた前編集長が、
力を入れてきた企画だったんです。
新体制になり引継ぎがうまくいっておらず、
筆者のほった側と編集部側がしっくりいかなく
なっていたという話なんです」

 なんとも「友情、努力」といったジャンプの
キャッチフレーズとは別の大人の論理での終了!
というのが人気漫画連載終了の真相のようだ。