ご挨拶


在日韓国朝鮮人問題を考える郵便局同胞の会
代表 金哲年(キム・チョルニョン)


 本日は『「フレッシュ・オープン日本郵政公杜!」一般内務職国籍要件・門戸開放から共に歩み働く職場を考えるシンポジウム』に御参加頂きましてありがとうございます。

 1984年5月に「郵便外務職国籍条項」が撤廃されてちょうど19年を迎えます。郵便局同胞の会も現在約20名のメンバーがおります。

 その間職場で日本名から本名を名乗ってがんばっているメンバーもでてきました。これは何を意味するのかといえば、日本杜会の中で差別される側にあって、本名を名乗れない状況にあります。しかし、郵便局の中で次々と本名を名のっていったのです。これは郵便局の中に本名を名乗れる環境があるからなのです。また、目の前で本名を名乗っているメンバーが近くに(郵便局)にいたからです。

 郵便局の中で数々の差別事件が起こりました。1987年4月「本名で安心して働ける職場」をめざして、郵便局同胞の会が結成されました。様々な活動をする中で、在日韓国朝鮮人問題に対する理解を職場の中で深めてきました。その事が「本名で安心して働ける職場」にもつながり、日本人と共に働きやすい職場をつくってきたと考えます。

 しかし、一方で「郵便外務職国籍条項」は撤廃されたものの、以前「内務職国籍条項」は残ったままでした。もし、ケガをすればどうなるのかといった不安を常にかかえていました。

 19年を経る中で、職場で「なぜ金君や李君が内務の仕事ができないのか」といった声もたくさん出てきました。共に仕事をする中で、疑問を感じるのは当然の事だったのです。そういった声と当会のメンバーが職場で訴えてきた結果、今回の「内務職国籍条項の撤廃」につながったと考えています。

 最後になりましたが、「総合職」についてはまだ国籍条項は残っています。しかし、一般内務職国籍要件の門戸開放はこれから入って来るであろう外国籍の人たちにとって将来の展望になったことは、まぎれもない事実です。また、日本人との「共生」に向けて前進したと確信しています。この事を本シンポジウム開催にあたり、共に喜び合いたいと思います。

 そして、今後ともさらに「在日韓国朝鮮人問題を考える郵便局同胞の会」への活動に御支援、御協力いただくことをお願いいたしまして、挨拶に変えさせていただきます。