これだけ知っていれば大丈夫交信(電話)の専門用語
(ラバースタンプQSO(電話))

さて、いよいよ免許状が交付されて、世界にたった一つの MY CALLSIGNを手にしたら、とにかく交信してみましょう。
アマチュア無線の交信を初めて耳にすると、聞き慣れない専門用語が多くて、何をしゃべっているのか分からないと思う方も多いことともいます。
実際、試験勉強では出てこなかった運用スタイルや、3アマ以上の電信で初めて出てくるQ符号も多用されているのが現状です。
では、誰でもすぐに交信できるように、一般的な、最低限覚えておけばよい事項を説明します。
本当は、しっかりOM方の交信をワッチして、自分で習得するのが、最適であることは言うまでもありません。
CQ これは、一斉呼び出しで、不特定多数の局を呼んでいて、特に相手局に制限はありません。
ただし、「ハローCQ CQ CQ DX」又は「CQ JA1」という呼び方をする場合もあります。
「CQ DX」は海外局に対して特に応答してくださいという意味ですので、特に同じエリアの局の場合は呼び出しても、まず応答してもらえません。
「CQ JA1」は、特にJA1つまり、1エリアの関東の局を呼び出しています。「JA1」というのは単にエリアを指しますから、7N3コールの局が応答してもかまいません。他には「CQ 1エリア」と呼ぶこともあります。
また、CQ呼び出しをする場合、「ハロー CQ CQ CQ FM 430(フォーサーティー)」と言う局がありますが、国際的にはバンドモードを後ろにつけるのはスプリットといって、応答周波数と受信周波数をそれぞれ別に指定して交信する場合以外は使わないことになっていますので、まねしないでください。 
呼び出しに応答があったら
どう答える?
CQに対して、
「JN3HWE(自分のコールサイン) (IS) CALLING YOU」
と、お声掛けしたら応答がありました。
「了解。」(PTTをはなして、一旦送信が途切れる)
FMモードに限っては、応答の冒頭にブレークタイム(一秒くらい)を空けて、混信又はブレークが掛からないか確認するのが、運用ルール(というか、礼儀としての決まり事)のようになっています。
「JN3○○○ こちらは JN3HWE
(JA3などプリフィックスが”A”の局の中にはJA3AAなどサフィックスが2文字のOMさんがおられます) 
こんにちは、どうもお声掛けありがとうございます。 ファーストQSOのようですね。今後ともよろしくお願いします。
こちらのQTH(運用場所のことですが、呼び出しで”/”ポータブルがついていませんので、この場合は常置場所ですね)は京都府相楽郡です。 
JCGナンバーは22008です。もしハムログをお使いでしたら町村コードは”C”チャーリーです。 
名前は(「QRAは」という局も多いですが、これは明らかに意味が違います)ノベです。 
野原のの、平和のへに濁点、2文字でノベといいます。 漢字解釈では野原の野に一辺二辺の辺です。 
(RS)レポートは59で京都相楽郡に入感しています。 
JN3○○○ こちらは JN3HWE 
こんにちは どうぞ。」
RSレポート さて、RSレポートですが、ごくごく簡単に説明します。(本来の運用規定に定められているレポートは別として)
まずRですが、いわゆる了解度のことで、普通に全文コピー(すべての送信を受信できる)場合を5とし、全く理解できないを1として5段階に分けられます。
通常、相手のコールサインを1回で完全にコピーできる場合は5で良いでしょう。(本人がフォネティックコード(アルファー、ブラボー、チャーリー)が理解できていない場合は別の問題です)
特に、混信(QRM)がある、遠方の局でフェージング(QSB)があるなど、1回の送信では相手の送信内容が聞き取れない場合は4を送ると良いでしょう。
Sは信号強度です。
リグにはSメーター(信号計)が付いていますが、これはあくまで目安で、同じメーカーの同じ種類のリグでも、メーターがよく振れるものと、あまり振れないものがありますから、
強力に入感しホワイトノイズ(信号が弱くなると、変調のバックに「サーーー」という信号が乗っかってくる)がなければ、9を送って良いでしょう。
どんどん、信号が弱くなり、ホワイトノイズが多くなればなるほど8,7,6,5,4,3,2,1と下がってきます。
通常に強く入感している場合は59
全文コピーは容易だが、少しノイズが乗っているときは57又は55
全文コピーできるが信号そのものはやっと復調している弱い信号は51
ぐらいで良いと思います。
特に、FMなどで了解度4や3を送る場合はその原因が、混信によるのか、フェージングによるのかをレポートの後に付けてあげると親切です。
「レポートは41QRM、モービルのかぶり込みがあります。」
「レポートはピーク51QSB、フェージングで沈み込むと全くとれなくなります。」
などとレポートを送ります。
無線交信では、相手のコールサイン、レポートの2つは最低限交換できなければ交信が成立したことになりません。
何をおいても、コールサインとレポートははっきりと、正確に、しかも交信の冒頭のできるだけ早い時点で送信してください。
そうでないと、いつ混信が始まったり、コンディションが変わって、フェードアウトするか保証はありません。
マイクが帰ってきたら 「了解」

「JN3HWE こちらは JN3○○○。
どうも、ピックアップありがとうございます。 こんにちは。 こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
野辺さん、京都府相楽郡木津町から59のレポートありがとうございました。
こちらのQTHは大阪府守口市です。 JCCナンバーは2511です。
名前は村岡といいます。 無線のむ、ラジオのら、大阪のお、為替のか村岡です。(FMモードの場合、よくある名字の場合は最初から「町村の村に岡山の岡で村岡といいます」と言った方がよいでしょう。)
レポートは、同じく59で入感しています。(または、「55で入感しています。など)
JN3HWE野辺さん、こちらはJN3○○○村岡です。どうぞ。」
話がひとしきりして
交信を終わるとき
実は、いつ交信を切り上げるかというタイミングは非常に難しいのです。
特に、相手局がアルコールが入っていたり、暇を持て余しているときには、断りきれずに永遠と一時間以上もラグチュー(長時間の交信)になることがあります。
通常の交信ですと、普通で五分まででしょう。特にファーストQSOの場合でラグチューになるのは、どちらかの局が一方的にしゃべっている場合か、よほど、共通の話題が見つかって、情報交換するような特殊な場合です。
やはり、自分自身が、くだらない世間話や愚痴や自慢話につきあわされて、もっといろいろな局と交信したいのに、1局に引っ張られるのは、無線がイヤになる原因になりますから、そんなときは自分が送信している回の最後の方で
「話は尽きませんが、1STからいろいろ、楽しいお話をありがとうございました、今日はもう少し別の局とも交信したいので、本日はこのあたりで失礼します。
JN3HWE こちらは JN3○○○ 野辺さん どうも、本日はありがとうございました。 どうぞ。」
こんな、殺し文句が一番相手局も気を悪くせず良い終わり方ができ、次に交信するときにも、声を掛けやすいのではないでしょうか。
また、相手局も傷つけずに済みます。
ここまで、言ってさらに引っ張ろうとする局はさすがにいないはずです。
交信の基本
実はこれが
一番大切!
交信の基本と言いますか、無線に限らないのですが、マイクの向こう側には相手局がいます。
相手局も、無線を趣味とする仲間です。
ただ、交信する事だけが目的の方もいるかもしれませんが、相手は人間で、こちらも人間です。
相手を思いやり、尊重し、自分も尊重する(卑下したり、へりくだらない)姿勢が何よりも大切です。
どんな高価な設備を備えていたり、JARLの役員だったり、JAの2文字コールの超OMだったり、会社の社長どと知っていたり、小学生だったり、ハンディー機だけの設備だったり、今日開局したビギナーだったり。
そんなことは、無線の世界では何の価値も持ちません。
一度無線で空の上でつながればすべての人が対等です。
それをまず理解してください。
そして、1度1度の交信(出会い)を大切に、相手に礼を尽くしましょう
(って、へりくだれっていってるわけではありません)
そういう、心ある交信をすれば、たとえ、片言の英語でつながった海外の局とでも、1ST QSOで親友になることも可能です。(わたしは、そんな体験をしました)
これが、本来のあるべき無線の姿であると私は信じています。
真実のルールは電波法ではなく、お互いを尊重するというマナーのことだと思います

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