東方私見

 東方の設定などについて、思ったことを書いておいてある所です。
これはあくまで私見であり、公式設定ではありません。
時々話が飛躍したりしますが、そういうものです。
なお、強烈なネタバレがあります。ご注意を。

 封印を解こうとした幽々子
 反魂をキーワードに幽々子戦を読み解く。
 操りドール考察
 弾幕の形状から咲夜の人生観が見えてくる。
 スタッフロールの例の短歌
 妖々夢スタッフロールの謎を解く。
 蓮台野夜行考察
 CD内の紙から物語を知ろう。
 スターボウブレイク考察
 で、スターボウって何?
 春はいつ訪れたのか?
 妖々夢は何月何日が舞台なのか。
 永夜抄6面の話。
 永夜抄6Bをクリアした方へ。
 永夜抄、演出の妙。<前編>
 演出は誰がために。
 永夜抄、演出の妙。<後編>  仕掛けが非常に多いです。
 レミリアの運命を操る力とは?
 運命を操れるというのは本当?



  封印を解こうとした幽々子

 幽々子との戦いはそのまま反魂の儀式である。
私のうろ覚えの知識では、人を生き返らせようとする儀式とは、
死ぬ前後の事柄を一つずつ逆から行うことで成立するものだ。
つまり、スペルカードの順を逆にするのだ。

 まずは儀式の結果である「反魂蝶」を最後に設定する。
ここが生きている状態を指すのである。
 次に幽々子が死ぬ時期をを表す満開の西行妖が「完全なる墨染の桜」に象徴される。
彼女は自分の足で桜の頃、西行妖の下へと行く。
 西行妖の下で死んだという歌聖(西行)、それがもとで多くの人が西行妖の下で
永遠の眠りにつき、歌聖、西行法師が眠るとされる弘川寺にちなみ、
西行妖の下は「リポジトリ・オブ・ヒロカワ」と呼ばれることとなる。
幽々子もここで自尽したのだろう。現に埋まっているのだ。
 「バタフライ」シリーズは死んだ直後の抜け出た魂がさまよう様を意味し、
「生者必滅の理」は死が確定し、この世をあてもなく飛んでいた魂が
あの世に行くことを暗示する。
 「亡我郷」はふるさとを失う、つまりこの世を離れてあの世に行き、
もう帰る事ができないことを指す。そのあの世が白玉楼である。
以上、これの順を反転させることで反魂の儀式となる。

 幽々子はこれを無意識に、あるいは意図的に組み込んだスペルカードで
春を奪うために主人公と戦い、結果的に反魂の儀式を行ってしまったのだ。
そこで幽々子自身の自己防衛本能によって自分で無意識的に儀式を失敗させる。
よって西行妖が満開になることはない。



  操りドール考察

 操りドールの形状を観察すると、
自機に向かって放たれるナイフのセットの静止した姿が、
「人形師(咲夜)が両手の糸(ナイフの列)で人形(自機)を操っている」ように見える。
また、静止した次の瞬間にナイフの列がバラバラになるのは、
「人形師は分を越えて人間を操ろうとしたが、相手は糸を切って逃げ出した」かのように
糸が切れてばらけた姿に見える。
これは自機が人形ではなく人間であり、実際には操れないことを示している。
 彼女はなぜこんなストーリーをスペルカードに組み込んだのか。
それは、はじめから人も物事も操りきれると思っていないからだ。



  スタッフロールの例の短歌

 妖々夢のスタッフロールにはある短歌が出てくる。
これは西行つながりで禅問答なのではないか。
西行が禅問答で敗れた場所がいまだに伝えられているなど、縁があるからだ。

「あの世に桜があります。これを見るにはどうすればよいか」。
 生きていてはあの世が見えない(普通は)。
 死んでいては桜が見られない(死んだ後に視覚があるかは不明。
第一脳が反応しないから死んでいると言うわけで)。

 ちなみにこの短歌の相手は一般人である私達であろう。
もしかしたら問答ではなく、事実を述べているだけとも考えられる。
 確実に言える事は、我々には白玉楼の桜は見られないということだけである。



  蓮台野夜行考察

 まずはCDをセットする面をご覧いただきたい。
闇と網目と中央の光、そして日時が確認できると思う。
時間はコメントにあったあの瞬間の少し前である。
 ケースの裏、曲目が書かれた面の背景には
表にあるCDをはめる突起の部分を裏から撮った写真が使われている。
これはつまり、結界が暴かれたことによって空間に穴が開いた、という演出である。
もしくは後述するが「他の結界との境目が暴かれてもう一方の物が現れている」ともとれる。

 次にジャケットを見てみよう。
左のメリーは右手に急須、左腕に卒塔婆(墓などに立てる細長い板)を持っている。
これはどちらもお墓のものであろう。
二人が何かを供えるとも思えないし、
深夜の墓場に急須とポットを持って、その場で飲むこともあるまい。
 そして右の蓮子が座っているものをよく見てみよう。
墓である。
 そしてその墓には文字が刻まれている。蓮子の脚の辺りだ。
この字は「西行寺」と書いてあるように見えないだろうか。
一番分かりづらい真ん中の文字も、
くずし字で書いた「行」の字にかなり似ている。

 西行寺といえば、もちろん妖々夢に登場する西行寺幽々子である。
キャラ設定によれば彼女は幻想郷の出身であったと思われる。
そして現在は冥界の桜の名所、白玉楼に住んでいる。
 ではなぜ西行寺家の墓が幻想郷、あるいは冥界の外にあるのか。
これは結界の境目によるものだろう。
推論だが、他の結界との境目にはもう一方の物が現れてしまうのではないか。
そしてそこを動かすことで境目は暴かれる。
これはメリーの行動を見れば明白である。

 冥界、桜の世界、墓、結界、西行寺。
さらに曲名とコメントとのリンクによって、
蓮台野夜行の帯(外に付いていた紙)に書かれた問い掛けの答えは出る。
これは西行寺家の墓であり、幽々子の墓なのだ。

 疑問は残る。
彼女の亡骸は西行妖の下に埋まっているのではないか。
西行寺家の墓だとしても、幽々子だという確証はどこからくるのか。

 まず一つ目。遺体が他の場所に有っても、別に墓があることはあるだろう。
また、西行妖のすぐ近くに墓があれば両方の下に埋まっていると言える。

 二つ目の疑問は、冥界に入ると一面桜だった、ということが手がかりとなる。
キャラ設定を読む限り、西行妖と幽々子、建物なども幻想郷から来た様に思える。
墓が一緒に来ても不思議ではない。
そして冥界の桜の名所として名前が公表されているのは白玉楼のみである。
これだけの条件に全て当てはまるのは、幽々子のみであろう。

 なお、ジャケットとその裏には星座、あるいは星宿図らしきものが見えるが、
こちらについては蓮子の能力と関連があるということ以外、詳しくは分からない。



  スターボウブレイク考察

 紅魔郷エキストラのフランドールの禁弾「スターボウブレイク」、
これを英語にするとおそらくStarbow breakであろう。
「starbow」は具体例で言うと、
「亜光速で動く宇宙船から前方を見ると、中心が明るい白、次に赤、橙、黄、緑、青、藍、
一番外側が紫の円形の虹が見える」現象だそうだ。
現実にはありえるかどうか不明らしいが。
 次に弾幕の意味するものを考えていく。
これは七色(ちゃんと虹の色に合わせてある)の弾幕がスターボウで、
その虹が一度出来てから砕けて降ることによって、
フランドールの「ありとあらゆるものを破壊」してしまう力を象徴している。
なぜなら光そのものである「虹」を破壊しているからだ。

 ではなぜrainbowでもmoonbowでもなく、starbowなのか。
この中で唯一彼女の弱点である「雨」が絡まず、
しかも亜光速という速度の壁を「破壊」して初めて存在するものだからこそ、選ばれたのだろう。

 また、現実には存在しないと言われることも関係があるかもしれない。
幻想郷には外の世界で幻想の生き物となった生き物が棲むという。
たとえば朱鷺、蛍などは「こちら」で姿を消すにつれ、幻想郷で増えているようである。
これと同じで幻想の存在、現象も幻想郷にあるかもしれないのだ。
「幻想の虹」は幻想郷に現れるのだろうか?



  春はいつ訪れたのか?

妖々夢のマニュアルにあるバックストーリーを見ると、次のことが分かってくる。

 ・霊夢と魔理沙は五月に出発しているらしい。
 ・六月(またはそれ以降)まで吹雪は続き、その時点で春は来ていない。

また、ゲーム中で咲夜が一日かかったと言っている。
 これらをまとめて考えてみよう。
咲夜が他の二人より恐ろしく早く、もしくは遅く解決するということもないだろう。
 以上を考慮すると、五月の終わりから六月の始めが妖々夢の舞台である、
という結論になる。さらに限定すれば、5/30-6/2くらいになるかもしれない。
 ちなみにこの考え方で行くと、EXは六月の十日前後ということになるはずだ。
魔理沙が本編から十日くらい後だと言っているのだから。

 ここから余談。御用とお急ぎの方はここで読むのをやめて構わない。

 さて、この説には色々と問題点がある。
そもそも太陽暦なのか、描写されていないが何日もかけて移動しているのではないか、
文章自体にひっかけがあるのではないか、などである。
エンディングでも気になる所があるが、ここでは語れないので置いておく。

 暦については日本では明治に太陽暦となった。
このため、明治辺りまでの情報はあるはずの幻想郷では太陰暦でも太陽暦でもおかしくない。
一応太陰暦で六月と考えると、太陽暦で言えば七月である。
紅魔館の冬の備蓄が切れそうという話題があるのに、
いくら何でも夏まで備蓄が残っているとは考えづらい。
 とはいえ、太陽暦だとする決め手も無いので忘れるとする。

 移動に何日もかけているというのは咲夜のセリフで一見意味の無い考察に見えるが、
冥界での一日が顕界での数年という物語が多いのが気になる。
この辺りは本編のその後が絡むのでここでは手が出せない。

 文章自体にひっかけ、というのは、
たとえば、マニュアルにある魔理沙の「もう5月じゃん」というセリフなどは、
普通五月の前半、あるいは半ばに言う言葉という印象がある。
その他、咲夜の「一日」発言も彼女の主観で言っていることなので、
彼女が時を止めたり、冥界に時間をずらす作用があればもう信用がおけなくなる。
 これを気にし始めると全部を疑うことになるので、
そういう可能性がある、にとどめておく。

 以上、長々と書き連ねたが、五月から六月にかけて霊夢たちは冬を終わらせに
でかけたということで大体決まりだと、そして六月に春が来たのだと私は思う。



  永夜抄6面の話。

 永夜抄の6面は2つのステージに分岐する。
その6Bをクリアした方、もしくは通常速度でクリアリプレイを見たりした方でないと、
この文は読まない方が良い。読む方は少し下へどうぞ。












 ようこそ、東方で狂いし人間さん。
6Bをクリアした、ということは長い間背景の「本物の満月」を見ながらプレイしたということです。
「直に見た人間を狂わす」と輝夜が教え、幽々子が警告したにもかかわらず。
アリスの見立てでは「普通の人間は5分と持たず発狂」するそうで。

 そんなわけで、赤い眼の世界にようこそ。
永夜抄クリアの報いは意外な所で来るようですね。


 ではもう一つ。公式掲示板の「9月24日」に、
>4面は二つありますからねぇ。
>あと、裏のステージは『bijou』と『piercing』です。

 裏とは何でしょう。
今まで隠しステージの情報が無いことを考えると、
4面同様に二つある、6面の名称であると思われます。

 ではどちらが『bijou』で、どちらが『piercing』なのか。
bijouは「宝石」辺りで訳すとしましょう。
piercingは「刺す、貫く」辺りで訳すとしましょう。
宝石らしい、または刺す、貫くような背景、演出、弾幕、音楽というと……。

 刺す、貫く、というと6Bの輝夜で確定でしょう。
輝夜戦の満月光線、そして五つの難題でのレーザー付き弾幕の多さが思い出されます。

 消去法でbijouは6A、永琳となります。
宝石は昔、薬として使われていた時期があります。
弾幕も閉じ込めるような、石の中を感じさせるものが多いです。

 そんなわけで、以上「6面に副題を付けるならこれだ!」 でした。

 追記。
後日、4面で使われなかった咲夜と妖夢のステージの副題ではないか、との
意見をいただきました。いくつか意見はあったのですが、これが確率高そうです。



  永夜抄、演出の妙。<前編>

 永夜抄では体験版の頃から演出に関する話題が多かった。
まず時々見かける話だが、一面では画面上に光る虫のようなものが飛んでいる。
これに触れようとキャラを動かすと光は逃げてしまう。

 さて、今回はそこから一歩踏み込んで、考察を交えつつ演出を見ていこうと思う。

 プレイ開始時、ヘッドホンなどの左右での音の違いが聴きやすい環境を用意していただきたい。
敵が左ならば左で効果音がするのが分かるだろうか。
これが顕著なのがExや魔理沙戦の「ミルキーウェイ」「アステロイドベルト」である。
左右バラバラに音がして大変だ。

 1面。上に書いた光る虫らしきものが飛んでいる。
実はこれ、リグルが戦闘中に吸い込んでいる。
何かのエネルギーか、それとも虫を使う演出なのだろうか。
 音楽も虫の羽音のような音が混ざって聞こえる。
この辺りはRevi’s noteさんで言われていたような。

 2面では光る虫の代わりに雲のようなものが飛んでくる。
これも触ろうとすると逃げるようだ。
ミスティアはリグルの時と同じようにこの雲を吸う。
やはりエネルギーの一種なのか?
 もう一つ。戦闘中に自機の周りが暗くなるが、
これは「天蛾の蠱道」「毒蛾の鱗粉」「毒蛾の暗闇演舞」というスペルカードの後である。
幻影城-Burg der Illusion-さんでも取り上げられていたが、
蠱道や虫を使って鳥目にする毒などを撒いている演出なのだろう。

 3面。相変わらず雲(?)が飛ぶ。
触ろうとすると逃げるし、慧音はこれを吸う。
 次に背景について。スタート時からすきまのある黒い背景と、
その奥に上下反転された里らしき背景が見える。
中ボスでの慧音登場の少し前に黒い背景が消え、里が見えてしまう。
そして登場と共に上下が修正され、代わりに里の背景が2枚重なった状態になる。
下になった里が「隠された歴史」だろうか。
慧音としては妖怪たちが、隠しているはずの里に近づいてきたので
慌ててもう一度遮断し、迎撃に来たのだろう。多分。

 4A、霊夢がボスのルートである。
やっぱり雲が飛ぶ。ただし、今までと違って斜めからも飛んでくる。
霊夢もこれを吸っているようだ。魔力みたいなものなのだろうか。
 背景は竹林。下を向きながら進む。中ボスの霊夢登場時に上を向く。
ここで偽の月が見える。さらにその周りはシャッターを開放したまま
写真を撮った時に映るような、線になった星が。
これはつまり、ある程度場所を限って(太陽系辺りまででも幻想郷近辺まででも構わない)
夜を止めて(遅くしている?)いるために地球に届く光が途中で遅くなってこうなるのだろう。
……時間の停止関連は科学的な考証を無視して話す。この辺りはさっぱりなので。
なお、中ボスを倒すと下向きに戻り、どんどん背景が赤い世界になっていく。
問題の場所に近づくからだろう。
ボスの一段階目を倒すとまた上向きに変わる。もしかしなくても敵が上下移動している?
 霊夢に関しては移動時に左端から右端にワープする。逆もしかり。
それどころか上下も同様。彼女は既成の枠にとらわれないことがここでも出る。

 4B、魔理沙登場ルートについて。
こちらも道中は同じ。
魔理沙は「マスタースパーク」などの極太レーザー系統を撃つと画面が揺れる。
理由は魔理沙が力いっぱい撃つからだそうだ。
まあ、画面の半分が埋まるようなレーザーが至近距離で出れば空気も震える。
 音楽の恋色マスタースパークのWave版では、
左から右、右から左に何かが飛んでいく音が聞こえる。
F1か何かのようである。魔理沙らしい。



  永夜抄、演出の妙。<後編>

 前回に引き続き、永夜抄の演出の話。
今回は五面以降を中心にするため、ネタバレを気にする方は攻略終了後にどうぞ。
しかし、後半だけあってポイントになる演出が多い。

 さて、まずは前編を書いた後に見つけたことなどを。
4面で背景がボスに近づくにつれ赤くなると書いたが、
実際は1面から4面まではボスに近づくにつれ背景に赤味が増す。
また、ボスは倒すと紅葉のようなものを撒き散らしながら消える。
これは永夜抄だと大体皆同じ。紅葉らしいものは妖々夢3面の背景と同じだろうか?
ちなみに妖々夢だと撃破時に出るのは雪の結晶。ただし幽々子、藍、紫は桜の花びら。

 4面の偽の月だが、実はこれ、動いている。それも中ボス戦、ボス戦では右から左に。
中ボス撃破後からボス戦にかけての見えない間に左から右に移動する。
幻想郷のある日本は北半球。月は空の南を通り、南を向くと左から右に移動するはず
(南を向くと左が東、右が西。一応)。
そうすると、右に左に行く月は時間の経過を見せていると考えられる。
ボス戦で一気に時間を戻す辺り、時を止めているのがバレたので、
居直って目の前で時を操っているのだろうか。
それとも空自体が永琳の術で東西南北すら変わってしまっているのだろうか。
 引き続き背景の話だが、この月の後ろに月がもう一つある。
前にある月の特徴を左上の岩のようなものに当てはめると同じように見えるのだ。
こちらが本物なのだろうか?
だが星の流れる軌跡を考慮に入れると北を向いているという可能性も考えられる。
まあ、上部と下部の星の流れを見比べると、普通の星の動きではなさそうだが。
ともかく、この夜の空は異常だ。

 5面。妖精たちの絵がうさぎになる。地上の兎だそうである。意外と可愛い。
スタート時に暗い背景が明るくなり、廊下と扉が続く。ちなみに例の雲は飛んでこない。
雲はないが、ボスの鈴仙が開始時に雲というか、何かを一気に吸っている。
 かごめかごめのサビ(?)部分が鳴るのと共にてゐが登場。
画面も揺れ出す。催眠廊下の罠にかかるのを確認してから攻撃しているのだろう。
てゐの2回目の攻撃の残り20から16秒辺りに明るかった背景が暗くなる。
後の台詞から鈴仙が扉を封印したと思われる。
そして、てゐは撃破されると画面上部から逃げる。
歴代の中ボスのみでの登場キャラは撃破されると消滅するのに、だ。
逃げるという事は後で再登場するはずだが、ボスは鈴仙。
これはつまり、封印が済むまでの足止めなのだ。戦略が感じられる。
「誰かが来たら催眠廊下とてゐで動きと注意力を制限、
その間に鈴仙が偽の通路以外の扉を封じる。
後は鈴仙が攻撃。突破されても永琳が偽の通路に誘導、戦闘することで時間を稼ぐ。
なお、時間さえ過ぎれば勝ちなので、
てゐと鈴仙は死ぬ気で足止めする必要はない(死ぬ気で戦ってもいいのは永琳のみ)」
上は妄想だが、こんな作戦なのだと思われる。

 6A、永琳ルートである。
左に進むと偽の月が見えてくる。
中ボスとして永琳が登場するが、この時のスペルカードの背景は鈴仙のものだったりする。
当然だが倒すと逃げる。
 例の雲はボス一度目のスペルカード以降の通常攻撃で出てくる。やはり吸う。
スペルカード中は吸わないようだが、どうやら「蓬莱の薬」では吸っている様子。
 永琳の通常弾幕では背景が変更される。
一度目は日本や中国辺りにありそうな建物、横長。二度目も同様、今度は縦長。
三度目はアポロ計画の月面に旗を刺す時のような画像。
旗自体は永琳の体で見えない。彼女はこの弾幕中、全く動かないのも意図的なものだろう。
で、建物は何なんでしょう。疑問。
 永琳のスペルカード中の背景が面白い。
3枚の画像を重ねているように見えるのだが、まず奥が竹林。
一番前が月か、偽の月。端が暗くなって見えないので確定できない。
鈴仙の背景でも使われていた月の色違いだろうか。
そして問題の真ん中、枝か線がたくさん出ている部分だが、
これ、上下反転した妖々夢6面スペルカードの背景、西行妖(?)と幹やいくらかの枝が一致する。
幹の下の部分がほぼ同じなので、違う時期の西行妖ではないだろうか。
咲夜を見て驚き、西行妖を背景とする永琳。彼女は何を知っているのだろうか?
 ついでにもう一つ。千年幻想郷では50秒辺りと1分5秒辺りにキラキラという感じの音が、
その後の2分過ぎにヒューンという音が数回、かすかに鳴っている。
周囲は宇宙。とすればメルヘンチックに流れ星や星の音なのだろうか。それとも?

 6B、輝夜ルートである。
右に行く。こちらは本物の月が見える。
中ボスとして永琳が登場、スペルカードの背景は鈴仙のもの。
こちらの場合は撃破されると紅葉を撒き散らしながらやられる。
つまり、ボス撃破と同じ演出なのだ。準備が出来ていなかったのだろうか。
 広い場所に出て、輝夜登場。本物の満月が左の方にあるのだが、
時間が経過するにつれ、右へ移動する。
今回の事件の重要人物の前では時を止める姿を見せたくないのか、
普通に時間が過ぎていく。しかし画面中央に来た所で月は止まる。時が止まる。
それで、戦闘が一度終わってから「あなたたちだったのね」と輝夜が言うわけだ。
主人公側が時を止める姿を見たか、月などの動きを見て感づいたのか、どちらかは不明。
 スペルカード時の背景は一番後ろに永琳で使われた竹林、
次に鈴仙のぐるぐるな背景、その上に永琳の月(こちらは明るい)の背景、
それに龍の装飾が施された屋根らしきものの4枚重ね。豪華。

 続いてエンディング。一応ここでもネタバレ注意、と一言。
背景は永琳、輝夜の竹林の背景である。
ここでゆっくり見られるわけだが、よく見ると花が咲いている。
竹に花って……分かる方は分かるでしょう。花を咲かせた意味もあるはず。
 次にスタッフロール。背景は輝夜の通常弾幕と同じ。
星空に浮かぶ家らしきものは慧音の背景。

 で、エキストラ。
竹林は4面のもの。星空と山はエンディングと同じ。慧音の背景はないが。
下視点で始まり、中ボスの慧音で視点が上に。
慧音と会うと「待っていたぞ」と言われる。幻想郷のことを全て知る彼女のことだから当然か。
本当の満月が右にあり、倒す頃には左に移動し、中央に収まる。
時が巻き戻っている。誰がやったのだろうか。
一番ありうるのは慧音が時を加速して夜を明けさせ、肝試しの終了を狙った可能性。
歴史を創る能力で進めていたが、本編で主人公たちがミスをすると刻符が減少して
結果的に時間が進むのと同じ原理で時間が巻き戻るのではないか。
輝夜や主人公たちが止めるというのは少々おかしい気がするし。
 ちなみに慧音の背景は通常版の時の色違い。赤いのは月の狂気の色というべきか。
満月が浮かぶのもポイント。
 妹紅戦は今までの紅魔郷エキストラ、妖々夢ファンタズムを踏襲して
ボスの絵がドンと背景に。渦巻きが見えるのは輪廻などの象徴だろうか。

 ついでに、フェニックスを背負うのは業に見える。
フェニックスと同一視される火の鳥と、死ねない苦しみと言えば手塚治虫。
妹紅のキャラ設定の最後を見ると、人間賛歌という言葉が浮かぶ。
……まあ、この辺りは分かる方向けの冗談です。



  レミリアの運命を操る力とは?

 レミリアの「運命を操る程度の能力」。
一見すごい能力に聞こえますが、特に使っている場面を見かけません。
書籍版の文花帖ではフランドールに「判っていた振り」扱いされる始末。

 しかしこの能力、永夜抄のサーヴァントフライヤー
(設置するとその場で弾を撃ち続けるあれ)に使われていると言えそうです。

 サーヴァントフライヤーは敵が出るところに「あらかじめ」設置しておくことに
意義があるものです。そう、あらかじめ。
レミリアはどう敵が来るかをすでに「知っている」から
この戦法を選んでいるのだろう、と推測できるわけです。

 私たちプレイヤーは敵の出現位置、順番を記憶し、サーヴァントフライヤーを
上手く設置してゲームを攻略していくわけですが、ストーリー的にはレミリアが
能力を活用して未来を見て設置している、と言えるわけですね。
どれだけレミリアが先を読めるかはプレイヤー次第、だったりしますけど。

 書籍版文花帖での文章から考えて、レミリアが未来を見ていると書きましたが、
実はサーヴァントフライヤー設置後に運命を操って、弾を撃っているところに
敵が来るようにしているのだ、という考え方も出来ます。

 「運命」というあやふやなものを「操る」ということで
見た目にどう活用しているのか分かりづらいですが、
その分、色々と考えられるとも言えます。面白い考察の対象であると言えます。

 ……そういえば、なんで運命が操れるのに紅魔郷や萃夢想で負けるんでしょう。

 一つとしては、能力の限界説。互角やその前後くらいの力を持つ相手だと効きが悪くなり、
勝利という運命を確定させる事が出来ないのかもしれません。

 次に、楽しみたいので能力を使わずにやりあっている説。
やろうと思えばいくらでも勝てるが、あえてやらない。ハンディキャップですね。
五分五分の闘いこそ面白いというのはありえる話です。

 もう一つ、負ける事にメリットがあれば負けても問題はありません。
つまり、中長期的に見て見返りが大きいと判断して負けるわけですね。
レミリアがかなり先まで運命を見られるならば、これを行う可能性は高いでしょう。

 では、具体的にどんなメリットがあるのだろうかというと。
例えば咲夜。紅魔郷の設定などを見るに、彼女は諦めを心に持って生きています。
しかしそれ以降の作品を見ると、紅魔郷が縁で知り合った霊夢や魔理沙の存在が
影響を与えていっている事がわかります。
つまり、紅い霧を出せば霊夢たちがやってきて、自分が負け、そして咲夜にとっていい事がある。
レミリアはここまで先を読んで負ける戦に手を出した……のかもしれません。
ちなみに負けることで失うメンツは、永夜抄のレミリアルートで霊夢を倒して取り戻します。
ここまで運命が判っていたのだとしたら、レミリアを見る目が変わる所です。

 上のどれも決定打ではありませんし、他にも色々理由は考えられるでしょう。
レミリアの見る「運命」とは一体。


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