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ウラジーミル・オーブルチェフ

Владимир Обручев (1863--1956)

== Biography ==

ソビエト科学アカデミー会員で、ソビエト地理学会の名誉会長も務めた著名な地質学者。ペテルブルク鉱山大学を卒業後、シベリアやアジア内陸部へのさまざまな地質調査隊に加わり、三巻からなる『シベリア地誌』及び五巻からなる『シベリア地質調査の歴史』をはじめとする膨大な著作を残した。そのかたわら、地質学の専門知識を生かして幾つかのSF小説も創作した。作品の数はそう多くはないが、その代表作『プルトーニア』及び『サンニコフ島』は秘境SFの古典として名高い。『プルトーニア』はオーブルチェフが少年時代に愛読したヴェルヌの『地底旅行』を、科学的により正確なデータをもとに組み立て直そうとした作品で、シベリアの地誌はもとより、地球空洞説にも関わる幅広い知識に基づいた意欲作である。また『サンニコフ島』は、シベリアの猟師ヤーコフ・サーンニコフによって最初に報告され、極地探検家のトーリ男爵らも目撃したという幻の島をテーマにした作品である。サンニコフ島については幻想諸島航海記に詳しい研究があるが、それによれば、この幻の島を広く世に知らしめたのがこの小説であったという。これら二作以外のオーブルチェフの小説についてはあまり知られていないが、1961年に幾つかの未発表原稿が活字化され、1965年に未完の短篇や小説の構想も含む作品集が刊行されるなどしており、そのテーマも秘境ものから時間旅行、宇宙探検など多岐にわたっている。

== Bibliography ==

== Links ==

  1. Электронная библиотека: BOOKZ.RU
    rar形式で圧縮されたさまざまなテキストがダウンロードできる。
  2. 幻想諸島航海記望夢楼
    サンニコフ島をはじめとするさまざまな幻の島への魅惑的な航海。
last modified on 2005/07/05