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ヴェルヌに関する洋書

M. Allotte de la Fuye: Jules Verne, sa vie, son œuvre, Simon Kra 1928
M. アロット・ド・ラ・フュイ :: ジュール・ヴェルヌ---その生涯と作品
歴史的に重要な意義を持つ、ジュール・ヴェルヌに関する最初の伝記。ヴェルヌの姪にあたるこの伝記作者は印象深いエピソードを書く名手でもあり、その内容の信憑性については近年さまざまな疑いの目が向けられている。例えばヴェルヌの少年時代の逸話として有名なコラリー号密航事件や、その際の「もう空想の中でしか旅をしません」という台詞、「誰かに想像できることは、別の誰かによって実現可能である」という名言などは、この伝記作者の創作ではないかと考えられている。この伝記の記述はLivre de Pocheのヴェルヌ・シリーズ(旧版)を模倣した集英社版ヴェルヌ全集の巻末著者紹介などにも踏襲され、不確かな情報を広める元にもなっている。なお、『気球旅行の五週間』(パシフィカ)の巻末に本書の部分的な要約が掲載されている。
L'Arc no.29, 1966
ジュール・ヴェルヌ協会が会報を発行し始めた年に企画されたヴェルヌ特集。簡素な造りの100ページ弱の冊子だがその内容は驚くほど濃く、1977年に企画された『ユリイカ』のヴェルヌ特集号の基盤となり、1979年のパシフィカ版ヴェルヌ・シリーズの巻末附録に利用されるなど、12篇の論文のうち9篇までが日本語に翻訳されている。(参考: ユリイカ掲載記事 / パシフィカ巻末記事
Olivier Dumas; Piero Gondolo della Riva; Volker Dehs (eds.): Correspondance inédite de Jules Verne et de Pierre-Jules Hetzel, Slatkine
Tome I (1863--1874), 1999; Tome II (1875--1878), 2001; Tome III (1879--1886), 2002
ジュール・ヴェルヌ---ピエール=ジュール・エッツェル未刊行書簡集(全三巻)
Olivier Dumas; Volker Dehs; Piero Gondolo della Riva (eds.): Correspondance inédite de Jules et Michel Verne avec l'éditeur Louis-Jules Hetzel, Slatkine
Tome I (1886--1896), 2004; Tome II (??)
ヴェルヌ父子---ルイ=ジュール・エッツェル未刊行書簡集(全二巻)
Jean-Jules Verne: Jules Verne, 1973
ジャン=ジュール・ヴェルヌ :: ジュール・ヴェルヌ
著者はヴェルヌの孫。
Simone Vierne: Jules Verne et le roman initiatique, Éditions du Sirac 1973
シモーヌ・ヴィエルヌ :: ジュール・ヴェルヌと密儀参入小説
イニシエーションという観点からの論評。
Jean Chesneaux: Une Lecture politique de Jules Verne, 1971
ジャン・シェノー :: ジュール・ヴェルヌの政治的読み方
政治的解釈。
Marcel Moré: Le Très crieux Jules Verne, Gallimard 1960
マルセル・モレ :: ふしぎきわまるジュール・ヴェルヌ
Marcel Moré: Nouvelles explorations de Jules Verne, Gallimard 1963
マルセル・モレ :: ジュール・ヴェルヌ新探求
精神分析的手法を用いてヴェルヌ作品を読み解く。
W. J. Miller (Ed.): The Annotated Jules Verne, 20,000 Leagues Under the Sea, 1976
『詳注版 月世界旅行』の注釈者による『海底二万里』の注釈書。
I. O. Evans: Jules Verne and His Work, 1965
Daniel Compère; Jules Verne écrivan, 1991
Claude Lengrand: Dictionnaire des voyages extraordinaires, 1997
《驚異の旅シリーズ》として刊行された作品を辞書形式にまとめ、登場人物、無人島、乗り物などがアルファベット順に解説されている。特に登場人物に関する項目が充実している。
last modified on 2005/05/01