間瀬蔵太(無所属)


無所属

ませくらた

間瀬蔵太

六十五才

 私は昭和のはじめ裁判所に入り、本年四月退職した簡易裁判所判事です。私は戦前戦後を通じ、裁判所の空気が現在ほど悪かつた時代はないと思う。官僚支配のもつとも悪い面が出ているのではないか。

 権力主義 上命下従 長い物にはまかれろ 中央集権主義 出世主義 形式主義 差別主義 割拠主義 学歴主義 秘密主義 事大主義 権力に近い者が得をする 正直者はバカをみる 女性差別 現場軽視 予算のムダ使い 赤だ青だ ハト派タカ派 飼い殺し いびり出し 。

 これは最高裁に権力が過度に集中し、一部完了が司法行政を独占し、司法の独立をゆがめてきた結果である。

 かの宮本裁判官の再任拒否、阪口修習生の罷免など粗暴であり、平賀書簡問題に対する措置も当を得ていない。近頃のおかしな事件も最高裁の体質に基づくものであろう。物言えば唇寒し。どういう報いを受けるか身をもつて体験している。昇給停止で転任せざるをえない。報酬はそれまでだと言われれば辞めざるをえない。

 司法の民主化なくして良い裁判は生れない。最高裁事務總局の改革(裁判官は裁判に専念)、下級裁自治の確立、法曹一元制度の導入、国民の司法参与拡大、検察事務監査会の強化 。

 最高裁の庁舎が軍艦のようだという人がいる。猿の惑星のお城のようにも見える、何者が住んでいるのだろう、国民の気持ちをわかつてくれるのだろうか。


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