〜フランスの歌をあなたに〜
第四回【 Il me dit que je suis belle 】
今回は、私がフランスに留学した年に大ヒットを飛ばして一躍大スターへの道を歩んだ歌手、私も大好きなパトリシア・カースの曲を取り上げてみましょう。
フランス人の父とドイツ人の母のもとに生まれた彼女、ドイツ民族特有の気の強そうな顔立ちをしていますが、なかなかの美人でし♪
8歳の頃から歌を習い始め、あちこちのコンテストを渡り歩いたという強者で、13歳には、ドイツのあるソング・コンテストでの優勝を機会に、ダンス・クラブで歌手としての契約の申し出を受け、そこで7年間を過ごします。
18歳にはパリでレコード・デビューを果たし、その二年後、大ヒットにつながった歌で私もよく好んで聞いた「マドモワゼル・シャント・ブルース」のリリースとなりました。
非常に深みのある声と、しっかりとした歌唱力を持った彼女の歌は、何か心に訴えかけるようなそんな響きがあり、曲のテーマも結構重いものから女性の切ないほどの思いを歌いあげたものまで幅広く歌いあげています。
さて今回は、そんな彼女の歌から、1993年(たぶん・・・汗)にリリースしたシングル曲であるこの歌を取り上げてみましょう。彼女お得意の女性の細かな心理描写を歌いあげた作品でし♪では、では、どうぞ! (
^-^)/
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「はかない愛だとしても」 “ Il me dit que je suis belle ” 作詞:S・ブリュースキー(だと思う・・・(汗)) 作曲:(資料不足(大汗)) 歌:パトリシア・カース 1993年 (株)ソニー・ミュージック・エンターテイメント(フランス) ---【一番】--- “ Et quand le temps se lasse De n'être que tué ” (時間の流れがただ無駄に終わらされることに耐えられなくなったら) “ Plus une seconde ne passe, Dans les vies d'uniformité ” (単調な生活の中では一秒過ぎることさえを止めてしまう) “ Quand de peine en méfiance, De larmes en plus jamais ” (苦しみが猜疑心を生み、泣き濡れた後でもう二度とと心に誓う時) “ Puis de dépit en défiance, On apprend à se résigner ” (悔しさに続いて彼を疑りだし、やがて諦めるという気持ちになる) “ Viennent les heures sombres, Où tout peut enfin s'allumer ” (暗く沈んだ時がやってくる。でも、そこで最後には明かりが見えてくる) “ Ou quand les vies ne sont plus qu'ombres ” (だから、人生がもう影のようなものでしかないと思える時でも) “ Restent nos rêves à inventer ” (私たちにはまだ夢見ることが残されているわ) “ Il me dit que je suis belle, Et qu'il n'attendait que moi ” (彼が私を綺麗だと言ってくれる、待ち続けていたのは君だけだと) “ Il me dit que je suis celle Just faite pour ses bras ” (彼が私に言ってくれる、この腕に抱きしめたい女性だと) “ Il parle comme on caresse De mots qui n'existent pas ” (彼が愛撫するように囁いてくれる、いつまでも続くとは思ってはいないけど) “ De toujours et de tendresse, Et je n'attends que sa voix ” (その永久の優しい言葉が。それでも私は彼のその囁きだけを待ち続けてる) ---【二番】--- “ Éviter les regards, prendre cet air absent ” (人目を避け、まるでそこにいないかの様な振りをする) “ Celui qu'ont les gens sur boul'vards Cet air qui les rend transparents ” (街角を通り過ぎる人たちに混じり、私には道行く人が目に入らなくなる) “ Apprendre à tourner les yeux Devant les gens qui s'aiment ” (愛し合う恋人達を目の前にすると目を背けることを覚えてしまい) “ Éviter tous ceux qui marchent à deux Ceux qui s'embrassent à perdre haleine ” (二人仲良く歩く恋人達や、息が止まらんばかりに抱き合う恋人達を避けるようになった) “ Y a-t-il un soir, un moment Où l'on se dit c'est plus pour moi ” (そんなの私にはもうあり得ない、そう思う夜が、そんな瞬間がある) “ Tous les mots doux, les coups de sang, ” (その甘い囁きや血もたぎるような激しい情なんて) “ Mais dans mes rêves, j'y ai droit ” (でも、せめて夢の中ではそれが出来ると信じ続けてる) “ Il me dit que je suis belle, Et qu'il n'attendait que moi ” (彼が私を綺麗だと言ってくれる、待ち続けていたのは君だけだと) “ Il me dit que je suis celle Just faite pour ses bras ” (彼が私に言ってくれる、この腕に抱きしめたい女性だと) “ Des mensonges et des bêtises Qu'un enfant ne croirait pas ” (彼の口にすることは子供だって信じちゃくれない嘘や馬鹿げた話だけど) “ Mais les nuits sont mes églises, Et dans mes rêves j'y crois ” (それでも、夜は私にとっては聖なる時間。夢の中で彼の言葉を信じ続けるの) “ Il me dit que je suis belle ... Je le vois courir vers moi ” (彼が私を綺麗だと言ってくれる…彼が私のもとに駆け寄ってくるのが見える) “ Ses mains me frôlent et m'entraînent ” (彼の手が私を愛撫し、私をその気にさせる) “ C'est beau comme au cinéma ” (まるで映画の一シーンのように美しく) “ Plus de trahison, de peines, Mon scénario n'en veut pas ” (もういらないわ、裏切りや苦しみなんて言葉、私たちのシナリオには) “ Il me dit que je suis reine, Et pauvre de moi, j'y crois ” (彼は言ってくれるの、私が彼の女神だと。あたしってバカね、その言葉を信じてしまうんだから) “ Hmm, pauvre de moi, j'y crois ... ” (そうね、バカだとは思うけど、その言葉を信じていたいから…) |
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ふみゅぅぅ・・・ごっつ翻訳難しか〜・・・ (〜_〜;A
まあ、それはともかく、どうでしたでしょうか?切ない思いがひしひしと伝わってくるでしょ?たとえどんな男性であれ、自分が信じた以上は最後までその相手を信じていたいという気持ち、聞いていると何だか抱きしめてあげたくなっちゃう♪
男女平等と訴えかける昨今の女性方にはちょっと抵抗がある内容かもしれませんが、でも、やはり男女平等が浸透しているフランス社会では、何も男女平等は女性らしさを失うと言うことではなく、両立を図っているわけで、そこのところが欧米と日本の認識の違いかもしれませんね。
なお、彼女のCDは日本でもリリースされているため、大型CDショップに行けば比較的簡単に入手できると思いますので、もし気になるのでしたら、一度購入して聞いてみてはいかがでしょうか?私はイチ押しでし♪
では、今回はこれまで。はい、ポチッとにゃ♪ ρ(^-^
)
![]() |
![]() |
©Tatsu February 10,2000 at ML 「月の雫」