姫島村営フェリー
(伊美〜姫島)

姫島港にて 第二姫島丸

 周防灘に浮かぶ姫島への航路。姫島村が運航している村営フェリーだ。
 伊美港は、姫島の対岸にある国見町の中心街に近いところにある。周防灘を横切って徳山へ通うスオーナダフェリーの発着する竹田津港までは、車で10分程度しかかからない。同じ港から出航するようにすれば、乗り継ぎも便利なのに、と思うのは私だけだろうか。あるいは、同じ港に出来ない理由でもあるのだろうか。それはさておき。
 港で船を待っていると、やがて小さな船が入ってきた。乗降ランプが船の後ろにしかついていない。当然のことだが、車はバックで積み込まれる。村営フェリーだけあって、作業員の上着には、「姫島村」「船舶課」といった縫い取りがついているものも見かけられた。
 小さな船だが、乗客はけっこう多い。全国的に有名な観光地があるわけでもないし、海水浴シーズンはすでに終わっているというのに。日帰りで遊びに行くには丁度いい場所なのかも知れない。
フェリーから見た姫島
 天気もよく、船室に入っているのはもったいない。デッキで海を眺める。動き始めると風が心地よく通り過ぎていく。小型船だけにスピードも余り速くなく、気分は快適そのものだ。これだからフェリーを使った旅はやめられない。
 姫島までは25分。風にあたっているうちにぐんぐんと島が近づいてくる。みたところ、余り大きな島ではないようだが、それなりに見て回ったり、昼寝をしたりするところもありそうだ。
 島の中心地近くにある港に入港。けっこう立派なターミナルビルが建っている。駐車場に止められている車の数も多い。下船してよく見てみると、他府県ナンバーの車が思ったよりも多かった。観光客がかなり多い証拠だ。いったい何があるのだろうか。期待に胸をふくらませながら、私は姫島へ上陸したのだった……。