HONDA CB1100R
説のRCB、そしてRS1000Rの偉大さを現代に伝えるイレブンR。当時珍しかった「R」のネーミングは、かくも偉大で、かくも重厚なものだった。

 CBシリーズの頂点「R」は、万能プレーヤー
● でかい顔して風を蹴散らせっ!!
大胆なトリコロールカラー、大胆な車体とフェアリング。まさにRS1000レプリカである。逆輸入車という言葉が一般的でなかったこの頃、イレブンRは本当に高嶺の花だった。V4ラインナップが出来る前の1980年代初頭。無敵艦隊RCB、そしてRSのレプリカとして、またCB750/900Fの最上級モデルとしてのCB1000Rは、当時300万円以上の値がついていたこともあって、当時としては、あのNR以上のドリームバイクだったのである。

● フェアリング
でかい顔つきが印象的なイレブンR。ちなみに青ラインがライト下でつながるのは’82モデル。
● フロント
当時贅沢すぎる装備だったブーメランコムスター+ベンチレーテッドディスク。コムスターは後のCBX400シリーズにも受け継がれている。
● エンジン
エンジンはCB1100Fのファインチューン版と考えていい。そのレスポンスの鋭さは今でも一級品である。
● リアビュー
これまた当時珍しかった、リザーバタンク別体式リアサス。リアのシートカウルはボルトオン。リアもベンチレーテッドディスクローター装備。スイングアームは各断面である。

 DATA & HISTORY
● 主要諸元
○エンジン形式:空冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ ○排気量:1062cc(70.0×69.0mm) ○最高出力:115ps/9000rpm ○最大トルク:10.0kgm/7500rpm ○始動方式:セル ○変速機:5速リターン ○全長×全幅×全高:2215×770×1340mm ○軸距:1490mm ○タイヤ(前):3.50-19 (後):130/90V-18 ○ブレーキ(前):油圧ダブルディスク (後):油圧シングルディスク ○燃料タンク:26L ○乾燥重量:233kg ○定地燃費: −  ○車体色:赤/青/白 ○発売当時価格: − 円
● 購入のためのワンポイント
あまりに高貴な存在だったため、当時は300万円を越える値がついたものの、今では他のモデルの過激さが手伝って200万円程度までに落ち着いている。

 (参考)タマ数:少ない
 (参考)相場:130-200万円程度


■■■ 血統図 ■■■

['76]RCB −−> ['79]RS1000
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['78]CB900F
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['81]CB1100R(RB)
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['82]CB1100R(RC)


▼▼ 編集部より ▼▼
本撮影のため、お借りしたのは、
「CB1100R OWNER'S CLUB of JAPAN」の野村氏所蔵の1983年型RDです。
ちなみにカウルのカラーリングが1982年型RCなので、当時そのように掲載しました。
CB1100Rならびにオーナーズクラブについて詳しく知りたい方は、こちらのHPへぜひどうぞ。