ドライバーの縄稚さんは最初、ゼロハンカーレースを「ナメて」いたという。確かに見た目はオモチャのようだ。でも何度か出走するうち、ゼロハンカーがレーシングカートの世界とは全く違うことに気付いたという。ゼロハンカーのが全然奥が深い。カートは厳しいレギュレーションで、マシンの性能差はほとんどない。金を出してカートを買い、それに乗るだけでいい。でもゼロハンカーはマシンを作ることから始まる。性能差は大きい。それでもいいマシンに乗れば必ず勝てるわけではない。いいマシンといいドライバー、両方そろわないと勝てない。いいマシンを作るのは金ではない。スポンサーがつき、きれいなツナギを着てるチームはぜったいに上に残れない。残るのは汚いマシンばかりだ。マシンに注ぎ込む情熱が深いほど強い。どれだけ手間暇をかけて作りあげられるかだ。  以前、タレントの清水国明がモリワキに作らせたばかでかいマシンで出場したことがあった。ワークスマシンである。速いにきまってるはずだったが、実際にはストレートは速いがコーナーで失速・・・2度目の出場はなかった。

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