Dr.GRUMMAN's
RAINBOW


 Rainbowハンターの筆者が実際に体験した虹に関する情報です。虹の出る科学的な原理については他のWebページによく紹介されているため、ここでは述べませんので検索して参照してください。

 まず何処に虹が出るか、その条件は:

 1. 太陽が出ていること。条件が良ければ明るい月でも虹は出ます。光線が弱いとどうしても虹が暗くなり見えないのではっきりと太陽が出ていることが大事です。

 2. 虹が出る向きは必ず太陽、自分の頭(目)、雨が降っている場所(シャワーでも同じ)が一直線上になる方向。つまり太陽、自分の目、虹の中心が必ず一直線上です。太陽の方には虹は出ません。必ず太陽を背にした方向にしか虹は出ません。虹は見る場所により大きさや場所が変化します。ビルの上から見ると太陽光度が高い場合(つまり真っ昼間)地面に這うように虹が出ます。高度は低い場合は丸い虹が出るでしょう(見たことないですが...)。山や飛行機から見るブロッケン現象と同じことでしょう。

 

 つまり虹は見ている人(位置)によって同じ時間でも見え方や大きさ、角度は異なります。虹のたもとは見ている人により異なるので宝物が埋まっている等と思っても、場所は見ている人により異なります。見た場所からたもとを確認してそこへ行くことは可能ですが、虹は追いかければ必ず逃げます。決して追いついたり追い越すことは原理上出来ません。必ず太陽、人、虹の配列は変わりません。筆者は一度だけ追いつめることには成功しましたが、やはり追い越すことは出来ませんでした。このことについては最後に紹介します。はてさて、どうなったのでしょうか.......。

 

 日本でこの条件(太陽が出ていて局所的に雨が降っている)を満たそうとすると、ほとんどは夕立が降る時になってしまいます。山沿いだけが雨となればいいのですが、なかなかその様なことは少ないようです。そのため虹が出る機会はさほど多くなく、夕方の低い太陽の時に出るため大きな薄い虹になり二重虹が出ればニュースになることもしばしば。夕方の太陽は基本的に弱いのでなかなか虹も見れないし二重にはなり難いです。その点南国の太陽は強烈ではっきりした虹が出ます。


 Rainbow watchingのすすめ

 日本では見たくてもなかなか見れない虹ですが、うまくいけば毎日朝から虹を見ることが出来る場所があります。それは別名"Rainbow state"と言われるアメリカ合衆国の50番目の州、ハワイです。しかも日本の冬の季節(ハワイでは雨期にあたり、よく虹が出ます)筆者はついに虹を追い詰めることが出来ました。そのあたりをおいおい紹介したいと思います。 ちなみに HAWAII と I を 2個書くのにどうしてハワイと読むのでしょうか? それは日本語のためで英語ではちゃんと「ハワイィ」と発音します。そして、ハワイ語では「ハヴァイィ」と発音します。しかし、日本人には聞き取り難いですが.....。


 まずはハワイと言えばワイキキですが、ここはアラモアナショッピンングセンターのあるアラモアナビーチです。夕方だったためほとんど人はいませんでした。ワイキキも夕方に行くと結構人が少ないので撮影にはいいです。もちろん早朝も少ないです。しかし、人のいないビーチも寂しいものです。右手後方はもちろんダイヤモンドヘッド。典型的なハワイの景色と言うことで。絵はがきにあるのは本当のワイキキビーチですが....。19995/4/22。

 これは筆者にとっては珍しいので思わず取ってしまった写真です。昼間に出る虹はこのように地面すれすれに出ます。太陽高度が高いため、太陽、自分、虹を並べるとこの様になります。ビルの4階から見てこんな感じなので、地上にいたら見えなかったかも知れません。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1995/11/17。

 太陽高度が低くなる午後はだんだんと大きな円を描くようになります。大きくなると広角レンズで無いと入り切りません。ダブルレインボー!

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1995/11/29。

 これも昼に出た虹。薄くダブルになっています。虹が出ている方は光っています。

University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1995/11/30。

 ハワイ大学マノア校の奥に広がるマノアバレーはオアフ島でも非常に雨の多い場所で、雨期である冬場はほとんど毎日雨が降っています。しかし、ハワイ大学より南側すなわちワイキキ側はほとんど降らない、そのため常に太陽が出ているのでこのようにマノアバレー側に頻繁に虹が出ます。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1995/11/30。

 

 朝方パンチボールの方向にでた大きな虹。朝に虹が出るのはハワイでもそう多くはないです。パノラマ撮影のため横長です。

 Punaho Royal 13階から撮影。1995/12/19。

 これはきれいに虹全体が入った写真です。雲も低く雨は強かったのではっきりしていますが、きれいなダブルにはなりませんでした。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1996/2/14。

 

 ダブルになっているのですが大きくて全体を見渡せません。太陽が強いと、このように輝いて見えます。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1996/2/14。

 

 ハワイのパンチボール周辺に出現した朝方に出た虹の付け根(500mmで撮影)。日本ではなかなか付け根を拝むことができないですが、強烈な南方の太陽に照らされてはっきりと付け根が見えます。フランスでも虹は珍しいらしく、付け根には宝物が埋まっていると言われているようです。そういう意味ではハワイのありとあらゆる所に宝物が埋まっているのかも???場所自体が宝物(天国)みたいな所ではありますが.....。 虹は見ている人によって大きさ、方角、付け根全てが違って見えるわけで、もちろん近づけば逃げます。しかし、この距離だと付け根と言えども広大な場所なのですが、近づいて追い詰めればもちろん小さくなりポイントは狭まります。しかし、それが何の意味があることなのか.....。

 まるで山から虹が生えているようです。

 Punaho Royal 13階から撮影。1996/2/19。

 上の写真の低倍率。午前中の早い時間だったので虹は大きくなっています。左手の海側は雨が少なく薄くなっていますが....。虹の内側と外側で明るさが違うのが良く分かります。ダブルにかろうじてなっています。

 Punaho Royal 13階から撮影。1996/2/19。

 これは珍しく青空にうっすら虹が架かっています。ちょうどハワイ大学の方角なのですが、マノアバレーの方から貿易風に吹かれて雨が飛んできて雲は無いのに虹が出ました。風が強い日にはたまにこのようなことがあります。

 Punaho Royal 13階から撮影。1996/2/24。

 

 ハワイ大学辺りまでは晴れて明るいのですがその奥で雨が降っていたので、このように全体が明るい写真となりました。うっすらダブルになっています。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1996/4/18。

 

 ダイアモンドヘッド手前にかかるダブルレインボー。夕方のせいかかなり大きくなっている。

 Punaho Royal 13階から撮影。1996/6/23。

 

 内側がかなり明るいので日差しが強いことが分かる。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1996/6/23。

 

 パンチボールの海側に出た朝方の虹。

 Punaho Royal 13階から撮影。1996/7/23。

 

 太陽光線が強いと、この様にコンパクトカメラで撮っても、これだけはっきり写ります。 内側の虹のそのまた内側が明るくなっているのが良く分かります。もちろん虹は高校のグラウンドから伸びています。高校生がフットボールの授業をやっているところのようですが、もちろん彼らはそこから虹が出ているとは思ってもいないでしょう。彼らの見る虹はもっと谷の奥に出ているはずです。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1996/10/23。

全体的にはかなりくらい感じですが、虹はキレイに光っています。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1996/11/18。

 

 赤くなっているので夕日が当たっているようです。太陽の高度が低いのでこの様に、垂直に近い大きな虹が出ています。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1996/11/25。

 

 これは午前9時頃にタンタラスの丘の方に出た低い虹。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1996/11/27。

 

 かなり奥まで雨が降って暗くなっています。冬場は本当に雨が多いです。でも虹が出ていることからワイキキ当たりは晴れているのでしょう。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 4階から撮影。1996/12/4。

 

これも直ぐ近くのグランドから虹が出ています。しかもダブル。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 屋上から撮影。1996/12/4。

 

 上の虹の反対側。ビルとビルの間から出ているのがよく分かる。奥のビルよりは手前に出ている。丸くはなっているが直ぐ近くに出ているので、こじんまりとしている。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 屋上から撮影。1996/12/4。

 

 全体が明るくなっているのでこの後直ぐに消えた。奥は見えないぐらいに雨が降っている。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 屋上から撮影。1996/12/4。

 

 かなりキレイに出たダブルレインボー。なかなか全体を写真にするのは難しい。

 University of Hawaii at Manoa, Gilmore 屋上から撮影。1996/12/4。

 

 帰国直前にもう一度虹を追いつめようと谷の奥まで追いかけたのだが.....。奥過ぎて行け無くなった。残念。

 Manoa valleyから撮影。1997/1/30。

 


 3年ぶりに訪れたハワイは1月で天気が悪く、とても泳げなかった。オアフ島での昼間の虹。ワードセンターから山側を見たところです。地面すれすれに虹が出ているのが分かるでしょうか。正面の丸い樹の後側です。2000/1/19。

 

 ワイキキのアストンホテル群の駐車場から見上げた大きな虹。ワイキキ上空だけは晴れていました。2000/1/19。

 

 上と同じ虹のアップです。300mmで撮影。2000/1/19。

 

 Honolulu 空港 AVIS レンタカーの駐車場で朝日を受けて現れた Bouble Rainbow。しかし、すぐに消えた。最後まで雨にたたられた。レインボーハンターとしては嬉しいのかも???2000/1/20。

 


 以上が筆者がハワイで撮影したRainbowのほとんど。子供の頃に一度だけ虹を追いかけようとして以来、とても神秘的でつい見てしまいます。虹が出たらほとんど撮影していたような気がします。そのため、いつでもカメラを持っている事は大事です。各地を点々としている筆者は、昔からそういう習慣はありますが....。  

 ここで虹を追いつめたらどうなるかを筆者の経験で説明してみましょう。なぜかこの時は雨がきつかったせいか、車から降りることも無く写真を撮らなかったので字でのみの説明とします、非常に残念ですが....。この日の夕方、買い物帰りにマノアバレーに住んでいた知り合い夫妻を送ろうと戻ってきたら、なんと虹が出ていて(珍しいことではないが....)近かったので追いかけてみようと言うことになった。山をまたぐように出ていた虹が、奥へと進むとどんどん虹が小さくなってきた、これはいい感じ。そして山が近づき家に隠れ、虹が見え隠れするようになってきて、「これは分からなくなるかも」等と思いながらもどんどん奥へ。この時点ではまだ、雨の中に入ればもしかしたら虹の中つまり虹を見上げるぐらいになるかも知れない、などと思ったりしていた(くぐり抜けれるかも、とも思っていた)。雨の中でも非常に明るく、太陽光線の強さが感じられた。そして見えなくなってしばらく走ると、ある家の玄関当たりがやけに輝いていた。行きすぎた、と思い少し戻ると、そこには小さな虹が輝いていた! つまり、追いかけて追いつめると虹はどんどん小さくなり、最後はジョウロやシャワーで作った、あの虹になってしまうと言うこと。虹の元はあのシャワーで出来る虹だった。あれが雨がもっと広範囲になり自分自身がもっと距離を取れるようになったら、虹はどんどん大きくなってくる、というわけだった。これを見た時、正直いって "なんーーーだ" だったので、写真も撮らずに帰ってきた。でも機会があればまた虹を追いつめてみたいと思うレインボーハンターDr.GRUMMANでした。


 おまけ!

 ハワイの紹介として、ハワイで見られる鳥達を少々。


 ハワイ州の鳥、ネネ(NENE, Nesochen sandvicensis。カナダガンに近い種類。和名はハワイガン。カウアイ島の北側にあるキラウエア灯台に数家族がいた。全て足輪がされていて管理されているため良く慣れていて逃げない。キラウエア灯台はカツオドリやオオグンカンドリ、コアホウドリ等の海鳥が数多く見れる場所。今回は風が強かったためと時期的なせいか、カツオドリの群れとコアホウドリ2羽しか見れなかった。灯台は世界最大のレンズを誇っている。その周辺はネネの糞で足の踏み場が無いほど。筆者はこの他同じカウアイの東の端、ナパリコーストのトレッキングに入る駐車場で1996年にネネの群れを見ている。他ではハワイ島のキラウエア火山の北側の牧場の水たまりで数羽見ている。保護下で良く増えているよう。

 こちらがカウアイ島の西側ナパリコーストの入り口駐車場にいた群。よく慣れていて近づいて来る。かみついたりはしない。1996/7/10。

 こんなのもいる。アカオネッタイチョウ(KOA' E' ULA, Phaethon rubricauda rothsvhildi。カウアイではたまに見かける。他の島では少ないよう。尾が赤いので分かりにくいが、細い尾が写っている。尾羽根は2本。ビジターセンターに羽が置いてあったが、かなり細かった。まるで針金のよう。1995/8/25。

 こちらはシラオネッタイチョウ(KOA' E' KEA, Phaethon lepturus dorotheae。こちらの方はアカオより個体数も多いよう。カウアイではたまに見かける。ハワイ島のキラウエア火山の火口でもたまに見かける。こんな細い尾でもしっかりと舵を取っているのが分かる。アカオよりは尾羽根は太いがやはり2本。1995/8/25。

 

 少し大きめのアカアシカツオドリ('A, Sula sula rubripes。ハワイにはカツオドリは3種いるが、いずれも現地語では"ア"と区別していない。オアフの周辺の島などで繁殖している。ここでも大きなコロニーを作っている。1995/8/25。

 

 これはハワイに来て始めてみたオオグンカンドリ('IWA, Fregata minor palmerstoni。ハワイにはグンカンドリはこの1種だけが生息している。これは大きい。オアフのカハラ上空で大群を見たのが初めてだったが、その大きさには驚いた。ほとんど羽ばたかずに旋回している。燕尾で黒く不気味。喉が白いこの個体はメスと思われる。オスはここに赤く大きく膨らむ風船を持っている。鳥としては非常に変。繁殖は北ハワイ諸島でしか確認されていない。筆者は子供の頃、このオオグンカンドリ型の鳥凧を作り、地区の凧上げ大会で佳作になっていて、思い入れはあるので感動もの。本当に凧の様に羽ばたかない。1995/8/25。

 

 このグンカンドリは子供の頃から気に入っており、グンカンドリの凧を作って地元の凧上げ大会に出て賞を取った記憶がある。オスの背面はグリーンのメタリックに輝く。この鳥のユニークな点は、自分で餌となる魚を捕らないこと。名前の由来グンカンとは英名でもFrigatebirdと呼ぶことの直訳と思われるが、他のカツオドリなどが捕ってきた魚を、追いかけ回して吐き出させてそれを空中でキャッチするという事で生活している。軍艦と言うよりは海賊だけど....。この時も餌を取って帰ってきたカツオドリの群が現れるとどんどん集まってきて、単独で襲撃していた。頭をつついたりして吐き出させていた。たまにカツオドリの逆襲にあっていた。

 カウアイ島のヘリコプターツアーに参加した。生まれて初めてのヘリコプターであったが、フアッと言う感覚は全くなく快適であった。しかしトラブッたら落ちるしかない恐怖は残る。 この滝は「どこかで見たことがある」であろう、近年有名になった滝。あの「ジュラシックパーク」の島の玄関のヘリポートになった滝。ここに実際にヘリポートを作り撮影後撤去した。この当たりはハワイのかなりの土地を所有する、ロビンソンファミリーのもの。有名な隣のニイハフ島に住んでいて現地人にハワイ語で昔のままの生活をさせて、ハワイを守っている一家(閉じこめているとも言え無くもないが....)。この様な場所を見せてくれたり、北西のナパリコーストも堪能できておもしろい。その他色々な映画が撮影されておりその当たりも説明してくれる。しかし、映画をあまり見ない筆者には何のことだか?




   
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