霞ヶ浦湖畔戦跡めぐり

2002.9.17、雨が降ってるので百里に行くのはやめて、土浦方面に行きました。霞ヶ浦沿岸には、たくさんの戦争遺跡があるので見てまわることにしました。降り続いていた雨も午後4時ころにはやみました。
霞ヶ浦大橋を渡り霞ヶ浦町を通って土浦に行きました。そして土浦から国道125号線を通って阿見町に行きました。
土浦駐屯地・武器学校の前を通過し茨城大学農学部の看板のある坂道を上がって行きました。
土浦駐屯地の正門の門柱は海軍時代からのものは取り壊され新しいものになっていました。駐屯地内の司令部の建物や武器資料館は海軍時代のものらしいです。駐屯地内には予科練記念館があります。
霞ヶ浦航空隊は、現在の駐屯地敷地よりも広大な範囲にあったようです。
予科練とは「海軍予科練習生」の略称で、海軍少年航空兵のことです。
昭和5年6月、横須賀海軍航空隊内で創設されましたが、昭和14年3月霞ヶ浦湖畔に移動しました。
昭和21年8月14日、悪天候の夜中に敢行した中国本土渡洋爆撃で初陣を飾りました。以来、予科練を巣立った若鷲たちは、大平洋戦争では海軍航空戦力の中核となって、陸上基地や空母から飛び立ち敵航空部隊を撃破しました。しかし、戦局が悪化し敵部隊が本土近くまで迫って来ると、特攻隊員となって敵艦へ体当たりを敢行し、予科練卒業生の8割が花と散ったのでした。

土浦駐屯地の先の阿見坂下の信号で右折し坂道を上がって行くと、茨城大学農学部があります。近くには東京医科なんとか大学もあります。道路の右側に古い門柱があり、構内にも古い建物があります。さらに進むと右側に「海軍航空殉職者慰霊塔」の看板があります。そこの看板から狭い道を入って行くと、「海軍航空殉職者慰霊塔」があります。狭い道に路上駐車の車が多かったです。でも慰霊塔を見に来た人がとめてる車ではありませんでした。慰霊塔を見に来たのは自分だけでした。
この場所に霞ヶ浦航空隊があったらしく、農業技術者育成のため霞ヶ浦航空隊跡に霞ヶ浦農科大学、予科練跡に大学付属の農学校が設立されたそうです。これが現在の茨城大学農学部、霞ヶ浦高校の前身だそうです。
この慰霊塔は、日本海軍が初めて航空技術の訓練を始めた大正5年から、昭和20年の終戦まで訓練などで殉職された日本全国の海軍航空隊員5573人の霊が祭られています。
大正14年に霞ヶ浦海軍航空隊に霞ヶ浦神社が建立されましたが、終戦時に撤去されてしまいました。
昭和30年、現在地に慰霊塔が建立されました。


慰霊塔を見た後、茨城大学農学部前の道路を走り坂道を降りて、国道125号線を美浦方面に進むと霞ヶ浦湖畔に格納庫のような建物が見えてきます。ここは防衛庁技術研究本部土浦試験場です。
2棟建ってますが、1棟は何年も前から鉄骨のまま放置され赤錆びています。途中で造るのやめて、そのままになってるのでしょうか?

さらに美浦に向かって国道125号線を走り、右に曲がるとJRA美浦トレセンの信号の先の信号を左折します。しばらく2車線の道路をいい調子で走ってると、突然行き止まりになります。正面には固く閉ざされた門があります。ここが鹿島海軍航空隊の正門です。
門の左側には、バイオエンジニアリングとかいう会社の門があり守衛所があります。まっすぐ行けないので、右側の狭い道を走り左に曲がったところの塀の外の一角に、鹿島海軍航空隊の記念碑があります。そばには、古いコンクリート製の倉庫があります。
記念碑はまだ新しいので、いつできたのだろうと日付けを見ると平成11年と彫られていました。
鹿島航空隊生存者たちで、戦死あるいは殉職した戦友たちを弔うことと、ここに鹿島航空隊があったことを後世に伝えるため記念碑が立てられたそうです。

鹿島航空隊は水上機の訓練基地だったそうです。
司令部跡の建物は現在でも残っていて、数年前まで東京医科歯科大学の分院が使用していましたが、現在は荒れ放題の廃虚となっています。
数年前まで兵舎がいくつか残っていましたが取り壊されてしまいました。でもツタのからまった古そうな煙突や赤錆びたトタン屋根の倉庫が2棟残っています。(戦時中からある建物なのかどうかは知りませんが・・・)
近くの霞ヶ浦には戦時中から使われていたと見られる桟橋があります。湖岸はコンクリートで固められたゆるやかな傾斜になっていて、水上機の発進に使われたものとみられます。対空機関砲の台座跡もコンクリートに丸く残っています。


だんだん薄暗くなってきました。帰りは退勤時間帯になっていて国道125号線は渋滞していました。午後6時になると、すっかり暗くなってしまいました。日が短くなったもんですねえ。
土浦のスーパー銭湯に行こうかなと思いましたが、6時過ぎてしまったし帰るの遅くなるのでやめました。
土浦駅前を通り、霞ヶ浦町から霞ヶ浦大橋を渡って玉造町に出て、国道354号線を走って帰りました。


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