illustration by Y.Kondo

 
始めボクにとってバイクはたんなる足代わりの道具でしかなかった。
血液中の蛋白質の話しなんぞ理解できなかったこともあったけれど、そもそも講議がつまらなく、
マージャンに明け暮れるか、一杯のコーヒーで一日中ジャズばかりを聴いていた。
そのどちらにも飽きたころ、高校生のとき何度か登った丹沢山塊の渓流が無性に見たくなった。
そこで足となるべく SUZUKI TS-50 を手に入れたのがバイクとの出逢いだった。
あれから25年。
今ではバイクはボクのアイデンティティの大部分を担うものになっている。
バイクがなければ息がつまって窒息してしまうだろう。されど無駄に星霜を重ねてきた感もある。
機械のことなんぞいまだもってまったくわかっちゃいない。チェーンメンテすら覚束ないのだから。
まだまだ半人前のバイク乗り。たぶんこれからだって半人前のままでいるに違いない。
でも、ボルトとナットの話しは出来ないけれど、風を切り裂いて走る気持良さはボクなりに理解している。
それで充分じゃあないかと、どこかで虚勢をはっているんである。
 
当初このサイトは、極めて個人的なバイクへの思いを伝えたくて立ち上げた。
約5年たってそれは変わらないところではあるけれど、
いまではT-Shotaという軽佻者の日記としての性格が色濃く出てきたように思う。
拙い文章だし思い込みも激しいけれど、間違った記述もあるだろうけれど、それに更新途中のものもかなりあるが、
バイクと出逢ったことで豊かな思いでを持つことができたことを、これからも書き残していこうと思っている。
 
なにかを表現することは、つまるところ自分を表現することに他ならず、
そこにナルシズムがあったり、キザったらしかったり、
あるいは見栄をはっているところがあったとしても、
そしてそれらすべてが自己満足でしかないとしても、
しょせんは個人サイトなのだから、許してもらえると思っている。
 
"Bike a-go-go" というタイトルは、'60年代における伝説的なライブハウス "Whiskey a go go" から拝借した。
けっして某雑誌名からのパクリではない。ちなみに "a go go" とは『三昧』とでも訳せようか。
つまり "Whiskey a go go" で酒浸り。"Bike a-go-go" でバイク三昧となる。
 
尚、ツーリング報告のごく一部に SEROW が登場し、そして TRANSALP 400VR と続くが、
ほとんどは VARADERO によって感じたものを記述している。(2003.2月現在)