恋之水神社
季節はすっかり春めいて暖かい陽射しですっかりお散歩日和。
ふらふら知多半島へバイクでお散歩していたら通り過ぎ際にふと目についた1枚の看板。
「←恋之水神社」

なに、恋の水?もしかして惚れ薬のお話?
古今東西、男性諸君が求める薬といえばそれは惚れ薬と毛生え薬でしょう。
(私には後者は必要ではないが。。。)
これは是非とも御利益に預からなければ!!
迷わずUターンして矢印の方向に向かう。

そしてたどり着いた先は思いもかけないほどこぢんまりとした小さな神社だった。
少し戸惑いながら境内に向かう。
境内の真ん中に湧いている井戸の水がどうやら恋の水らしい。やはり縁結びが御利益として入っている。
参拝の方法が書いてあるので読んでみる。
売店で神水を入れる紙コップを買ってそれに願い事を書いて神前に供えるとある。

なになに、コップ代は200円?

うーん、理由もないが何となく裏切られた気分になり五円玉を賽銭箱に放り込んでお参りだけ行う。
供えられたコップには色々と願い事が書いてあって微笑ましい。
隣にご神水の由来が書いてあるので読んでみる。
どうやらもともとは病気に効く神水だったらしい。
ある時公家の姫の恋人が重い病にかかり、姫が薬を求めてはるばるこの地まで来た。そして道を尋ねると地元の人が戯れに「やっと半分」と答えたため、落胆のあまりそのまま亡くなったという物語が名前の由来だそうだ。

恋人のことを遠い道中思い続け早く薬を届けたいと願い続け、とうとう着いたと思ったら半分だといわれ落胆し死んでしまう。その想いのいかに激しいことか。恋とはある意味狂気の世界である。

その物狂いの世界をすっかり忘れて他人の思いを笑っている自分にふと気がつく。
季節は春だが私の春はまだ遠そうだ。。。
←道草あれこれへ
←あちらこちら見聞録へ
←トップページへ