香港巴士探訪会

ツアーこぼれ話

香港と言えば100万ドルの夜景。ヴィクトリアピークから見てもよし、尖沙咀のプロムナードから見てもよし…。

 

 今回のツアーは「バスラマ」のぽると出版様の主催だっただけに、普通のツアーでは体験できない「バス三昧」のツアーでした。このツアーの詳しい報告は「バスラマ64号」に掲載されていますが、改めて簡単に紹介しておきましょう。

行 程
1日目

空路香港へ〜ヴィクトリアピークなど香港市街の観光〜歓迎晩餐会

2日目

九龍巴士の案内による組立工場および訓練学校見学〜九廣鐵路(KCRC)による営業所見学

3日目

香港バスラリー見学

4日目

空路日本へ

 おおまかには上記のようですが、この他にも九巴のショップや模型店めぐりなど、まさに「かゆいところに手が届く」的な配慮も。更に毎日、しかも行きと帰りで乗るバスが異なるという心憎い演出もありました。

 まさに至れり尽せり。『バスマニア』が『巴士迷』に変貌するツアーでした。

 

 工場に搬入された「ボルボ スーパーオリンピアン」のシャーシ。これからアルミ製の構体を組み上げてゆきます。

 「アレキサンダー ALX500」の『顔』のパーツ。このFRPパネルはインドネシア製。

<車体組立工場>

 保有車両数、約4200台を誇る九龍巴士では、完成車輸入も行っていますが、ほとんどの車両を自社の工場で組立を行っています。

 英国よりシャーシとともにボディキットを輸入し、ノックダウン方式で生産しているのですが、フェリーで到着したシャーシは自走可能。運が良ければ工場までの間、ヘルメットを被ったドライバーが運転している姿を見ることが出来ます。それはまさに巨大なカートのよう!

 車庫や訓練学校の施設が広々としているのに対し、この工場は非常に狭い。日本の工場のように周回するようなラインではなく、定置式で作業を行っています。自走可能ですから、時には作業ブース間での入れ替えも行われます。12m3軸車が紙一重で切り返しながら場所を移動するさまは圧巻です。

 ちなみに、シャーシやボディキットは英国製ですが、エアコンは日本のデンソー製、シートはイタリア、FRPパネルはインドネシア製といった具合。バスそのものがインターナショナル!自由貿易都市・香港を感じさせてくれます。

 

 

 

 

 

 『顔』を接着剤で貼り付けるとこうなります。ご覧のように工場内は非常に狭い!

 完成した「スーパーオリンピアン」。品質は英国のメーカー製品と比べても遜色ありません。

 

<九巴訓練學校>

 沙田(シャティン)にある九龍巴士のトレーニングスクール。主に車両感覚を養うため、カラーコーンを並べただけのシンプルなコースですが、実はビルの3階にあるんです!1階は整備工場で2階は車庫。トレーニングコースの外周も数百メートルはあろうかという巨大な施設。想像できますか?

 ここで運良く訓練車のハンドルを握らせてもらえたのですが、ドライブフィーリングは非常に「まったり」としています。アクセル・ブレーキともに踏み応えがないって言うか…。何より戸惑ったのが左手の行方。AT車なうえにシフトセレクトもボタンだから、ついついシフトレバーを探して左手が彷徨ってしまうんですね。

 コースの外周をグルグルッと何周かしただけですが、教官殿の感想「Excellent!」…ホンマかいな!? まぁ、「日本代表」としての面目躍如ってとこですか!

(写真上)九龍巴士のトレーニングスクール。カラーコーンを並べただけのシンプルなもの。

(写真下)ハンドルを握らせてもらった「デニス ドラゴン12m 3扉車」

 

  

<万国共通@バスマニア!>

 みーちゃんのママに言わせると、鉄道オタクやバスマニアってみんな同じ格好をしているんだそうです。ヨレヨレのジーンズリュックサック銀縁メガネ。ファッションにはお金かけないくせに、カメラだけは高級一眼レフをぶら下げている…。

 そう、香港のバスマニアも同じでした……。スタイルなんかそのまんま!それで持ってるカメラはニコンかキャノン!!日本人と同じアジアの人種だから、喋らなきゃ何処かのバス会社のお客様感謝デーと変わりません!

 上の画像はバスラリーでのカット。1台のダブルデッカーに100人近くのマニアさんが乗ってきて、しかもそれが何台もやって来るんです! ドアが開いて一気に吐き出される瞬間なんて、もう「しょえぇぇぇーーー!」としか声が出ません。このツアーでみーちゃんのママを恐怖のズンドコに、みーちゃんのパパを笑いのるつぼに陥れた出来事の一つでした!

 

みーちゃんもビックリ!ポッポちゃん丸かぶり!!

<食在香港>

 「蛇のスープが出ますけど、大丈夫ですか…?」ツアーの前に編集長様から確認の電話。まさにニョロちゃんがそのまま出てくるのかと期待していたら、何だかほぐしたササミのようなのが出てきて、ちょっと拍子抜け。

 しかぁーし、そのままでは終わらないのが香港のいいところ。出てきた出てきた、ありのままのニワトリさん。「おいおい、しっかりトサカがついてるよ!」って。

 で、ツアー2日目のお昼の飲茶。これまたありのままの姿で登場したのは平和の象徴、広島の平和公園にいっぱいいる奴。ちょっと勇気を出してカブってみましたが、カリッと香ばしくておつな味。さすが広東料理の本場。何でも食べるし、何でも美味しい!香港へ行く時は胃腸薬をお忘れなく!

 

<九龍の夜は熱く…>

 とにかく活気がすごい。24時間人々で賑わっている。バスだって夜通し走っています。九龍のメインストリート・彌敦道(ネイザン・ロード)なんて昼より夜の方が人が多いんじゃないか!?ってぐらい。

 冒頭の夜景の画像。ヴィクトリア港や香港島を望む尖沙咀のプロムナード。夜景を楽しむ有名スポットだけに、カップルや観光客で溢れかえっています。その中にいましたよ!凄いのが…。

 周りの誰にはばかることなく、ひたすら抱き合う男女。このくらいならどこでも居そうですが、なんか変?二人の手がおかしなところへいってるんです。よぉーく見れば、お互いまさぐりあってるじゃぁありませんか!『局部』を…!とうてい1歳3か月の幼児には見せられたもんじゃありませんぜ。熱い、熱すぎる…。下手に近寄ると火傷しちゃうよ!

 不景気続きの日本ですが、この街に行けばパワーを分けてもらえそう。そこに居るだけで元気になれる街、それが「香港」。一度行ったら癖になること間違いなし!


 

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