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メカニズムの美学
蒸気機関車のイラストギャラリー


Update 2015.4.18







はじめに

 子供、特に男の子なら一度は鉄道車輛や、自動車、船舶、航空機などに夢中になる。幼児、児童向けの絵本でもこうしたアイテムは時代を問わず欠かせない。
では、一体子供達はこれらのアイテムのどこに惹かれるのだろうか?
それは3、4歳程の年令からすでにこれらのアイテムに感心を持つところからして、純粋に形態という情報に脳は反応をするのだと思われる。 難しい専門知識は無くとも、子供達は「これは○○型」、「これは△△型」と大人も見分けられないような僅かな形態の差異を捉えて識別している。
いや、そうではない。子供の脳は誰でも僅かな差異を識別できる能力はあったのである。それが大人になり、生活してゆくのにあまり重要でない情報は奥の引き出しに仕舞うか、引き出しそのものを処分してしまうようである。
大人になってもその引き出しをきちっと残している人は、処分してしまった人から「○○マニア」「△△狂」なる称号を付与されるのはどんな趣味の分野でも同じようである。

子供でも幼稚園児ぐらいになると、物の機能と形態を関係付けることが出来るようになる。例えば「車輪は円形である」というような事である。機能的な美学と言えようか。
小学生ぐらいになると、形態には理由があることを知る。「新幹線の先頭はなぜ尖っているのか?」というような事である。数理的な美学と言えようか。
中高校生ぐらいになると、直線運動を回転運動に変換するピストンークランク機構のような初歩的なメカニズムを学び、形態に潜む規則正しさを知る。工学的な美学と言えようか。
蒸気機関車は全身、そのメカニズムをむき出しにしていた代表的な例である。目に映る全体のプロポーションやそれぞれのディティールは、然るべき位置に然るべき理由をもって配置された装置・部品の形態が織り成すものである。それは、純粋な形態の美学から機能的な美学、数理的な美学、工学的な美学に至るまで感じることができる。
例えば現代の新幹線車輛ではメカニズムが動いているところなど、どこにも見えない。せいぜい数理的な美学止まりであろうか?
ところが現代の子供達も、動態保存されている蒸気機関車の実物を目にして夢中になってしまうところを見ると、今まで見た事もなかったメカニズムの美しさに心を奪われるのではないだろうか。

 自分の子供の頃は蒸気機関車の絵を描いた記憶はあまりない。それは、そのむきだしのメカニズムが子供の描写能力を遥かに越えていて、思うように描けなかったのである。それでもデフレクタやキャブの形態などに自分の好みがあったり、きちんと横から見た絵を描きたいという思いもあったが、年令が進むとともにいつしか興味は他に移ってしまっていた。
蒸気機関車を側面で描くということは、製図の作業に似ている。その蒸気機関車を製造する為に作成された図面は存在したはずだが、想像するに、それは私にとっては美しい「絵」に見えたであろう。
私の描きたかった蒸気機関車の絵はそういう絵である。パソコンで絵が描ける事を知ったことが自分を幼少時代に連れ戻してくれたのである。


亀甲デザイン研究所

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ボールドウィンのSLも展示しております。

 
  • 2015.4.18
    ●読みものに、"機関車の生涯" を追加しました。

  • 2015.1.1
    ●ギャラリーにC58 門鉄デフ C58175を新たに追加しました。

  • 2014.5.17
    ●ギャラリーにC58 複式圧縮機を新たに追加しました。

  • 2014.3.22
    ●ギャラリーにC12 デフ付を新たに追加しました。

  • 2013.11.23
    ●サロンに9600+貨車を追加しました。

  • 2013.10.26
    ●サロンにC51+客車を追加しました。

  • 2013.9.21
    ●サロンに8620+客車を追加しました。

  • 2012.9.15
    ●ギャラリーにC58 二次型を新たに追加しました。

  • 2012.9.8
    ●ギャラリーにC58 集煙装置付を新たに追加しました。

  • 2012.9.1
    ●ギャラリーにC50 デフ付を新たに追加しました。

  • 2012.8.25
    ●ギャラリーにD50 門鉄デフを新たに追加しました。

  • 2012.8.18
    ●ギャラリーにD50 デフ付を新たに追加しました。

  • 2012.8.11
    ●ギャラリーに9600 門鉄デフを新たに追加しました。

  • 2012.8.4
    ●ギャラリーに9600 デフ付を新たに追加しました。

  • 2012.7.1
    ●サロンにC62+客車を追加しました。

  • 2012.6.23
    ●ギャラリーに8620 デフ付を新たに追加しました。

  • 2012.6.16
    ●ギャラリーにC58 門鉄デフを新たに追加しました。

  • 2012.6.2
    ●サロンにC10+客車を追加しました。

  • 2012.5.5
    ●サロンにC53+客車を追加しました。

  • 2012.4.21
    ●読みものに、"制動手 Jimmie Rodgers" を追加しました。

  • 2012.4.7
    ●サロンにC58+貨車を追加しました。

  • 2012.3.3
    ●サロンにC12+ジョルダン車キ700を追加しました。

  • 2012.2.4
    ●サロンにD51+ラッセル車キ100を追加しました。

  • 2012.1.1
    ●サロンにD51+ホキ2500を追加しました。

  • 2011.12.3
    ●サロンにC57+オハニ61+オハ61+オハフ61を追加しました。

  • 2011.11.6
    ●サロンにC55+オハ35+オハフ33を追加しました。

  • 2011.10.1
    ●サロンにC11+マニ60+スハ43+スハフ42を追加しました。

  • 2011.8.27
    新しいページ●サロンを追加しました。
    機関車に引かれる貨車・客車の姿を展示しております。第一回目はC56に引かれる混合列車です。
    ご来場をお待ちしております。

  • 2011.5.3
    新しいページ●読みものを追加しました。
    蒸気機関車にまつわるお話です。第一回目は下山事件をとりあげました。少し硬い内容ですがご来場をお待ちしております。

  • 2010.9.30
    2120を新たに追加しました。

  • 2010.8.21
    C55 門鉄デフを新たに追加しました。

  • 2010.7.17
    C57 4次型を新たに追加しました。

  • 2010.6.6
    7100を新たに追加しました。
    小樽市総合博物館に展示されている「しずか」号です。 博物館のガイドブックのために作成したイラストです。
    映画 ”バック トゥウ ザ フューチャーPART3” では7100のほぼ同形機が登場し、大活躍します。

  • 2010.3.27
    C57 1次型を新たに追加しました。

  • 2007.1.4
    D51 変形デフ付を新たに追加しました。

  • 2005.1.1
    E10を新たに追加しました。

  • 2004.12.4
    C51 デフ付を新たに追加しました。

  • 2004.11.6
    C50を新たに追加しました。

  • 2004.10.2
    D60を新たに追加しました。

  • 2004.9.4
    D50を新たに追加しました。

  • 2004.8.1
    4110を新たに追加しました。

  • 2004.7.3
    8620を新たに追加しました。

  • 2004.6.5
    9600を新たに追加しました。

  • 2004.5.5
    C12を新たに追加しました。

  • 2004.4.10
    C11 2次型を新たに追加しました。

  • 2004.3.6
    C11 1次型を新たに追加しました。

  • 2004.2.1
    C10を新たに追加しました。

  • 2004.1.3
    C54を新たに追加しました。

  • 2003.12.6
    C53を新たに追加しました。

  • 2003.11.1
    C51を新たに追加しました。

  • 2003.9.20
    オープンしました。



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