Tune FS up'nup!!

ここではFSをより魅力的なバイクに改良するためのTIPSを紹介する。
□□■ PLAN-1:Add Drive Navigator

FSに乗っていると走行中に快適ゆえの「手持ち無沙汰」に陥ることは衆知であろう。
時として危険な睡魔に襲われ、あまつさえ後席の妻が寝ていたりする。
そんな時、「ステレオがあったらな」と誰しも考えるはずだ。しかし、バイクではヘッドセットをつけない限り良質な音は望めないし、走行に必要な情報を取りこぼすことにもなるから無理して取付ける必要も感じない。それならウォークマンで十分だ。
安全走行と退屈しのぎを両立するツールといえば、うむ。Naviである。
ツーリングでは地図の出し入れが面倒だし、時間に限りのあるサラリーマンライダーは淡々と正しい道を走行し、無駄の無い休日を過ごしたいものである。いやはや能書きはともかく、本当にFSなんぞにNaviが搭載できるのだろうか?

其の壱:台座〜電源編
まず、Naviをどこにつけようか。ハンドル周りを眺めて、私は途方に暮れた。 FSはハンドルと計器と風防が一体なのだ。ここで一旦情報収集の必要を感じ、 バイクでナビを実現した先達の工夫を見てみると、共通点があることが分かった。

  • 雨避けを兼ねてタンクバッグに搭載している。 サカイさんのページ
  • 車への搭載も考えた機種を選定している。
  • 画面が見辛いので、音声ガイドに頼っている。
  • 例外もあるが、12VDC電源を使うのが簡単で一般的らしい。
  • 盗難防止と振動対策は割に大変らしい。

    うむ。大変勉強になった。人の言うことは聞いておくものだ。
    そこで私は次のように方針を立案した。

  • 画面を見やすく配置し、画像ベースのガイドを実現する。
  • 盗難防止と車への搭載を考慮し、着脱簡単な一体型Naviを選定。
  • 12Vをバッテリから直に取り出し、シガーソケットに導く。
  • マウントに振動抑制対策をする。
  • 雨避けのカバーを作る。 こんな感じだ。
    では作業に入ろう。

    電源工事(1999.07.24)
    ヒューズ付電源線をバッテリーに直結し、取り出しはシガーソケットで行う。ヒューズはとりあえず3Aと5Aを用意。
    なお、電源スイッチは省略した。運用上はエンジン停止でNavi電源も落ちるようにしたいが、別の機会に。
    フィルタ回路は当然Navi本体に含まれると考え、ノイズ対策もしていない。(楽天的だ)
    シガーソケットの取付位置に悩んだが、前部小物入れにぴったりと収まり、配線取出しも既存の穴 から行うことができたので、結果的にはすっきりと収めることができた。この技は奇しくも大村先生のページでも紹介され、FSユーザにはお勧めと言えよう。
    ここまでの作業でほぼ2000円使った。

    台座工事(1999.07.24-25)
    モニタの位置は、ミラーを結んだ線上に置くと視線移動が少ないとされる。なるだけ、それに近づけるにはハンドルの上に置くしかなさそうだ。
    しかしハンドルブリッジの無いFSでは適当なスペースが...あった。
    「ミラーのマウント」、ここにブリッジもどきを作れば良い。

    成城日曜大工センターで金具を物色すると、エーモン社ジョイント金具(写真右)というのが見つかった。ステンレス製で740円、全長15cmくらい、両端に30度ほどのベンドがついている。これを左右のミラーボルトと(ワッシャ代わりに)共締めして、真ん中にバーを設ければ良い。バーとして使うのは(写真中央)エーモンのフランジ付パイプ。長さ15cm、太さ15mmくらい350円のもの。やや細いけれど、仮止めしてみると寸法はピタリと合った。
    各々のパーツをくみ上げるために8mm*30mmのISOボルトナット、振動対策のゴムブッシュおよび10mm厚の粘着シート付防振スポンジを買い込む。占めて4000円程度の買い物。
    部品の組み方は写真を参照頂きたい。写真は雲台を既に取付けた状態。
    Navi本体を乗せる雲台にとりかかる。
    今回はオートバックスセブンの商品で、本来RV車のアシストグリップにTVを搭載するためのスタンドを選んだ。耐過重650gと言う部分に若干難ありだが、使えそうだ。品番はPA-44、正式には「液晶カーTVスタンドアシストグリップ」という
    価格は2200円と安く、今回はこれを先のブリッジにクランプして使う。
    この製品は図に示す様にワンタッチで雲台部分だけ取り外せるので。盗難防止にはもってこいだ。
    ハンドルブリッジと雲台をくみ上げたイメージを示す。
    ゴムブッシュとスポンジを介して雲台を固定してあり、振動の多少に応じてテンション調整できるようにした。この時点ではまだ重量物を搭載した実験は行っていない。

    Naviを選定する(1999.07.27)
    ここまでできればもうNavi本体を決めるだけだ。
    近所の電気屋「ノジマ」で気になる機械を見つけた。Panasonic KX-GA15「でるナビ」だ。やや大きいがGPSアンテナとTVまで一体になったものは他に見当たらない。
    特筆すべきは、コントローラが本体表面にくっついていることだ。車用ナビはリモコン操作が基本なので通常このような配慮は無い。
    リモコンが前提なら本体に操作ボタンは必要無いしサイズも小さくなるが、バイクを止めてリモコンをバッグから取り出す煩わしさを考えると、ボタン操作できるのは大変な長所だ。
    惜しむらくはVICSとD-GPSが別売のユニットで提供されるなど、ナビ機能的には十分と言えないことだが、安価ではある。この点SONYのコロンブスは機能では勝るが高価。SANYOのゴリラは画面が小さくVICSもD-GPSも別売でしかも高価だ。
    ここで少し引っかかる。なぜ家電屋にナビが置いてあるのか?
    再びオートバックスへ向かうと、GA15と同等機能のGA20(下写真)を売っていた。どうやら両者は物流方法が違うらしく、割引率も異なる。GA15はGA20を基本にした家庭用戦略商品のようだ。
    ならば、車屋や家電屋への卸元が一番安いはずと考え、インターネット通販のフィフティを当たってみた。
    果たして33%引きで、家電屋より3万円以上安い値段を提示された。ナビはインターネット通販が最安値だ。特にフィフティは松下製品に強いようだ。めでたく契約を取り結び、今は納品待ち。

    雨避けカバーを考える。(1999.07.29)
    出張先から帰る途中、恵比寿のBIG OAKで面白い商品を見つけた。水に強い透明ケース。ナビのカタログから寸法を読むとこれがぴったりの大きさだ。700円ナリ。
    雨が降ってきたらこれを頭からすっぽりと被せるわけだ。

    ナビを取付ける(1999.07.30)
    ナビが会社に届いた。
    予め用意しておいた雲台付属のネジで取付けてみる。最初に電源投入と現在位置のキャリブレーションを実施。問題無い。イグナイタONでナビ電圧が低下するのか、電源が落ちたが、エンジンをかけてからナビを起動すれば対策可能。
    ナビ側のシガーソケットは5Aのヒューズを内蔵する。手元でヒューズ交換できて嬉しい。
    初期計測で衛星は5個捕捉できた。検索も問題無い。
    実際に走るとマウントにビビリが出てきたので、1mm厚のゴムシートをバーに巻き対策した。ナビ機能は今のところ全く問題無く稼動しており、概ね満足な結果を得ることができた。
    明日から夏休み。少し遠出してロードテストをする予定だ。

    テストレポートはまた改めて報告したい。
    Page created on 1999.07.26
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