レジンキャスト

ミニチュアショップの商品の中にはカスタム用スペシャルパーツ(ロングアームや
特殊アタッチメント等)がありますが、材質はホワイトメタルやレジンが多いようです。
この「レジン」というのは、調べてみると個人の趣味的な範囲で部品の型取り、複製
が可能みたいです。また壊れたミニチュアの修理にも応用が利きそうですので、
材料、道具を揃えて挑戦してみる事にしました。


上の写真左側から・・・・
ハイキャスト(4500円位)・・・コレが成型品の元(レジン)。ウレタン樹脂で、2種類の液体を
 混ぜて型に流し込むと固まります。A液、B液、各1kg入り。
シリコンゴム(2500円位)・・・コレは型の元。どろっとした液体に決まった量の硬化剤を混ぜる
 とゴムみたいな弾力性のある物体になります。1kg入り。
離形剤 (1200円位)・・・・・コレは成型品が型から剥がれやすくする為にレジンを流し込む
 前に型に塗っておきます。

左の写真左側から・・・・
レジン用プラサフ(300円位)
・・・レジン成型品を塗装する場合の下塗り
用塗料。プラモ用じゃ駄目みたい。

粘土(800円くらい)
・・・型は半分づつ作るのですが、最初の
半分を作る時は原型を半分粘土に埋め
込んで、その上からシリコンを被せる必要
があります。専用の粘土を購入して
みました。

離型剤落とし(800円位)
成型品の表面に離型剤が残っていると、
塗装の時塗料が弾かれてうまく乗りません
。それを防ぐ為のケミカル。

最初の実験台に上がったのはUI MFG製
SK07NEWMARKUのブーム。
実はコレ、アームとの接合部が壊れて
(折れて)いて、最初半田で付けようと
してもうまくいかず、接着剤を使っても
強度が足りなくて困っていたのです。
UI製のミニチュアはこの部分がよく壊れます

今は接着パテで形は維持しているのですが
(黒い部分は欠損部。パテで整形してます)
このまま組み立てると同じ所からまた
折れるのは確実。

これをレジンで複製してみる事にしました。

上手く行けばコベルコの仲間が
また増える・・・・。

何だか恐竜の化石の発掘みたいですが、ブームを半分粘土に埋めた所です。
この上からシリコンを流し、型の上半分を作ります。4つの穴は型を合わせる時、
ずれないようにする為の物。こんなもんでいいのかなー。

シリコンを流し込みました。固まるまで、暫しのお別れ・・・・。
本当に上手くいくのかな?・・・・続く。


シリコンが完全に固まるまで約12時間。ちゃんと型が取れています!

粘土を洗い流し、もう半分の型を作る
のですが、上面のアームシリンダを挟む
部分と、アームを挟む部分はうまく
型から抜けなそうな気がしたので、
もう一回粘土を挟んで三分割にして
見ました。





何だか、カマボコか、はんぺんみたいですが、一応、型の完成です。

そして、レジン注入用の穴を開けます。5mmの銅パイプの内側を刃の様に磨いて、
グリグリやってみました。となりの穴は空気抜きの穴で、3mmのドリルで開けました。
太い方の穴からレジンを注入して、小さい穴から溢れてくればO.K.のハズ・・・・。

レジン注入用の道具の製作。と言ってもよくあるスプレーの蓋に、5mmの銅パイプを
組み合わせただけ。でもコレなら、注入時に空気が入らなそうです。

コレが、レジンのA液&B液。
思ったより全然サラサラした液体
です。もっとどろっとしたのを想像
してたのですが。
手早く攪拌して速やかに注型・・・
と書いてますが、混ぜてみても
固まる気配無し。とりあえず、
型に流してみると・・・・。

ん・・・?色が濁ってきたかな?と思うと急に!!真っ白に!何だコレ!?
カップの残りを触ってみると熱い!じゃないですか・・・・。ビックリしたなあ、もう。
素手じゃ触れない程熱いです。しかも既にカチカチだ!!

恐る恐る型をばらしてみると、当たり前のように複製品が、そこにありました。

ん?良く見ると失敗です。注入口の脇の部分が空気が抜けなかったようで、
その部分が丸ごと欠けてます。型のその部分に空気抜きの溝を掘って、再挑戦。

今度は上手くいった!オモシロイ
ので、立て続けに2個作りました。
肝心のアーム接続部分の強度
ですが、型から出した直後は
柔らかく、ふにゃっと曲がりましたが、
時間が経つにつれ硬さと弾力が
出てきて、充分使えそうです。

この調子だと、他の部分でも応用が利きそうですし、シリコンの型でホワイトメタル
の成型も可能なようですので楽しみが広がりそうです。やってみてソンはないですよ!