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トカイへの旅


貴腐ワインの名産地として知られるハンガリーのトカイに行ってきました。貴腐ワインといえば、フランスのソルテーヌが有名ですが(値段の点でも!)、トカイではフランスよりも早く16世紀から貴腐ワインが作られてきたそうです。

トカイの丘とブドウ畑

トカイはハンガリーの北東部の山地が終わって大平原に変わる境目にあって、しかもティシャ川(Tisza)とその支流のボドログ川(Bodrog)が合流する場所にあり、この多湿な局所気候が貴腐ブドウを作るカビが育ちやすい理由なのだそうです。また、この山地は古い火山なのだそうで、土は白っぽく、粘土質のものだそうです。

左がボドログ川で右がティシャ川

今回は、トカイでももっとも有名なセラーのひとつ、ラコーツィ・ピンツェ(Rakoczi Pincze, Tel:+36-47/352-790)を見学させてもらいましたが、実は日本のサントリーがこのセラーを有しているTokaj Hetszoloワイナリーの経営に関与していているのだそうです。実際、サントリーの日本語のカタログも置いてあって、見せてもらいました。

Hetszoloワイナリー

ラコーツィ(Rakoczi)セラー

このワイナリーで作っているワインをいろいろと試飲(有料)させてもらいましたが、なかでも印象深かったのは、トカイでもっとも中心的に栽培されているフルミント(Furmint)種のブドウから作った辛口の白ワインでした。セラーで説明に当たってくれた女性によると、地元の人たちも普段はこちらを飲んでいて、貴腐ワイン(アスー)は結婚式など特別な機会にしか飲まない、とのことでした。実際、とってもフレッシュなのですが、ほどよい酸味とピリッとした感じがあって、魚貝料理にとても合いそうな感じでした。また、このフルミント種はとても香りの良い白ワインを作るので、デザートワインのもうひとつ重要な要素である芳香もこのブドウから来ていることが分かり、良い勉強になりました。

セラーの内部

セラーには直売店があり、有名な貴腐ワイン(トカイ・アスー)をはじめ各種製品が即売されています。サントリーのカタログによると、日本で1本(750ml)あたり7000円で売られているトカイ・アスー・6プットが、だいたい半額くらいで売られていました。このほかに、価格表には出ているのですが、直売店の店頭に置いていない貴重なワインとして、貴腐ブドウ100%で作ったエッセンシア(Essencia)というものがあって、1本約200ユーロもするそうです。ちなみに、”鉄のカーテン”がなくなった90年代以降、トカイのワインの出来が良かったのは、93年、95年、96年、99年(とくに93年と99年)だそうです。99年ものは今年(02年)から出荷が始まるので、要注目です。

あと、トカイの村そのものも、のんびりとしたハンガリーの田舎町で、小さな博物館がある以外、これといった見物はあまりないのですが、空をコウノトリが舞っていたりして、思いの外くつろぐことができました。今回はブダペストから列車で日帰りでしたが、一泊してもよかったかな、と思いました。村の中心にあるEtteremというレストランでは、ハンガリー特産のフォアグラ料理とグーラッシュを食べましたが、なかなか美味しかったです。もちろん、ワインはトカイ・アスーを飲んだのは言うまでもありません。

このレストランはけっこうお勧めです


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