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鉄道車両人相学
車両の顔のギャラリー


Update 2016.8.27







鉄道車両人相学

 鉄道愛好家の諸兄の中には車両の前面のいわゆる"顔つき"が気になる方は少なくないと思われます。 恐らくミス××コンテストよろしく人気投票を行ったとすれば、順位がつくことでしょう。 中には普段、車両を眺めては"もう少し窓の位置が・・・だったら、もう少しカーブが・・・だったら。"と思われた方はいらっしゃるのではないでしょうか?
では美人の条件よろしく、鉄道車両における"好ましい顔の条件"とは? そんなことを考えながら、鉄道車両の"顔"のイラストを描き始めました。 その作業は車両の写真を見ながら正面図を描き直すという、図面から車両が制作されるのとは逆の過程を辿るものです。 この作業を通してあらためて実感したのは、その車両を手がけた設計者が図面に引いた一本一本の線が良くも悪くもその"顔つき"を決めてしまうという、当たり前の事実です。
彼らはどのような思いで線を引いていったのでしょうか? "全幅は××mm、全高は××mm以内、貫通扉を有し、幅は××mmとする。"といったように鉄道会社が指示する機能・要件がありますので、大方、"顔の輪郭"ぐらいは決まってしまいます。 それでもなお、様々な"顔つき"が生まれるのは設計者には"目鼻"の体裁を整え、更に自らの好みを反映できる余地が残されていたからだと思われます。 締め切りに追われて機能・要件を満たすだけで精一杯だったのでしょうか? それとも自分なりに満足のいく心配りが出来たのでしょうか? 製図板に向かいながら溜め息を一息つく設計者の姿が目に浮かんでくるのでした。

 時代と共に鉄道車両の"顔つき"も変わってきました。 例えば1950年代後半に生まれた車両はガラス窓をHゴムで支持する方法がとられるようになりました。また従来の木製・鉄製窓枠で登場した車両も後の更新の際にHゴム支持化された車両も多く見られました。Hゴム化の更新工事に際してあらためて体裁が整えられ、一層魅力的な顔つきになった車両もいれば、工事の簡略化や規格品、余材料の使用を余儀なくされてせっかくの美男美女が見るも無残な顔つきになった例もあったでしょう。
次いで、シル、ヘッダーが無くなり、張り上げ屋根になる等、のっぺりした表情になりました。最近は歌舞伎のメイクよろしく窓周りにグラフィックな処理が施されたり、左右非対称形も一般化しました。現代では鉄道車両は機械と言えども、外観が人目に晒される以上、あまり無頓着ではいけませんし、その鉄道会社のアイデンティティにも関わるという認識から、車体の内外観については自動車と同じようにインダストリアルデザイナーが腕を振るう場面が多くなりました。 その傍ら、機械製図や図学の知識だけで臨んでいたそれまでの設計者は"顔つき"に一筆加える機会を失い、寂しい思いをしているのではないでしょうか。 個人的には昨今のインダストリアルデザイナーの生み出す顔よりも旧来の”設計者”が生み出した往年の車両の方に惹かれるものが多いのです。
このサイトでは、製図板に向かい、一本一本の線を引いていった”設計者”が顔の創造主であった旧き良き時代の車両を取り上げていこうと思います。
ではお楽しみ下さい。


亀甲デザイン研究所

新顔情報!!
ただ今の収録車両 617形式 845輛!!

●YouTubeにアップロードしました!!



●弊サイトが本になりました!!



●新しい姉妹サイト!!木曽森林鉄道のイラストギャラリー
2012.2.5にオープンしました。こちらにも是非おいで下さい。

  • 2016.8.27
    サロン
    旧国鉄EF60を追加しました。

  • 2016.8.13
    気動車編
    旧国鉄キハ44000を追加しました。
    サロン
    旧国鉄ED71を追加しました。

  • 2016.7.30
    サロン
    旧国鉄ED70を追加しました。

  • 2016.7.16
    サロン
    旧国鉄ED46を追加しました。

  • 2016.7.2
    サロン
    旧国鉄ED61を追加しました。

  • 2016.6.18
    サロン
    旧国鉄ED60を追加しました。

  • 2016.6.4
    気動車編
    筑波鉄道キハ811を追加しました。

  • 2016.5.21
    気動車編
    筑波鉄道キハ510を追加しました。

  • 2016.5.7
    気動車編
    キハ181を追加しました。

  • 2016.4.23
    気動車編
    キハ91 1976年時を追加しました。


  • 2009.12.19 ご来場のお客様より東武キハ2000の塗装につきましてご指摘を頂戴しておりました。誠に有り難うございました。修正させて頂きました。
    実物の写真を参考にしておりますが、自分でも気が付いていない誤りがあるかもしれません。これからもより正確なイラストにしていきたいと思いますので御気軽にご指摘を頂ければ有り難いです。

  • 2007.9.8よりエッセイのページを追加しました。

  • 2006.7.28(金)午後8:00よりNHK BS2 で放送の"熱中時間"で本サイトが紹介されました。

  • 2004.9.4.より路面電車編のページを追加しました。

  • 2004.1.3よりサロンと題してサイドビューを描いた車両達のページをオープンしました。
    顔だけでは物足りなくなってサイドビューも描きとどめた思い出深い車両達を展示していきます。是非おいで下さい。

  • 2003.9.20に亀甲デザイン研究所が手掛ける新しい姉妹サイト、メカニズムの美学・蒸気機関車のイラストギャラリーがオープンしました。こちらにも是非おいで下さい。

  • 2002.10.1発行JTBマイロネBOOKS「鉄道ファン生態学」日下部みどり子著 で本サイトが紹介されました。



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