〜 大型二輪免許 〜

中型二輪免許がありゃぁ充分じゃった。250cc以下じゃったら車検も無ぁし改造も 制約が無ぁけぇ限定解除なんぞせんでもええわぁと思ぅちょった。
じゃがビッグバイクと一緒に行ったツーリングで圧倒的パワーとトルクに敵わんことを 思い知ったんじゃ。
高速道路をメーター振り切って(180km超)走っとってもあっさりとぶち抜かれるけぇはぁ やれんで。しかも当時付き合っとったカミさんは既に限定解除済みで、ハマーも限定解除に 挑戦し始めとったけぇこりゃぁわしも取りにいかにゃぁやれん思ぅたんじゃ。

教習所で練習する金も無いんで全て一発検定にせにゃぁいけんかったんじゃが、有給を取る のも限度があるけぇ「10回」以内を目標にしたんじゃ。
試験場は「二俣川」でマシンは「VFR750K(教習所スペシャル)」じゃった。始めての大型バイクでしかも 乗りなれん4ストじゃったけぇ最初の頃はギクシャクしてうまく乗り切れんかった。
急制動なんかじゃ白煙上げながら停止したこともあったほどじゃ。
じゃが試験官のアドバイスをもとに街乗りにおいて、試験を意識した走りを心がけとったら 完走出来る様になったんじゃ。

そして迎えた「10回」目、コースは「2号コース」。天気は雨じゃったが自分でも驚く ほど冷静に完走できた。
確かな手応えを感じつつ合格発表に臨む。わしの名前が読み上げられた時は口からエクト プラズマが出て昇天しそうになった程じゃ。
早速関係者各位(?)へ電話を済ませ、帰る途中バイク屋に寄り「’90 FZR1000」 を購入したんじゃ。
最初は大型バイクを駆って爆走するのを目的としていたが、試験を重ねるうちに大事な事に 気づかされておった。
試験場のコースを的確に走(らされ)るうちに、今まで適当だったライディング技術を矯正させ られていたんじゃ。
自分では合格と思っとっても、試験官は厳しく不合格にしアドバイスをくれるのはライディ ング技術の矯正が目的じゃったんじゃね。合格して初めて気づいたわ!(←遅過ぎ!)

わしが合格した日の担当試験官が最後にくれたアドバイスは「今からあんたらぁの本当の 試験が始まるんよ。大事な命と欲しゅうてやれんかった大型二輪免許を大事にしんさって ぶちええバイクライフを送ってやんさい。(注:石見弁に翻訳)」というもんじゃった。 そして免許証の裏に押された「限定解除」 のハンコの重みを感じたっちゅうもんじゃ。
現在のわしのバイクライフはあの担当試験官のアドバイスに対して胸を張れるもんじゃぁ 無いかも知れんが、初心を忘れず「命」と「免許証」はしっかりと守っとる。(←自慢になら ん?)


限定解除取得挑戦スタート
1993年9月14日

限定解除合格
1993年12月20日

初日と合格日に場内の献血センターにて(記念の?)献血
「1号コース」
「2号コース」
「3号コース」