計測方法




馬力計測の方法


 一言で言ってしまえば、運動エネルギーの変化率を1/10秒単位で計測して、
その数値の単位を馬力に変換してグラフ化しただけです。

 大がかりな機械もいらないので、平らで長い直線さえあればどこでも手軽に計測できます。
機材(お値段はCRM50の中古車2台分?)とパソコンは揃ったので、あとはお金はかかりません。
(正確には電池とガソリン代が必要)

計測にかかる時間は、センサー取り付けを含めておよそ5分!非常にお手軽です。


馬力計測グラフ


パワーカーブは以下のように示されます


青がNSR50エンジンを積んだCRM50、赤はノーマルCRM50です。
高回転の伸びがフィーリングだけでなく、グラフ上からも明らかになります。

 DIYチューナーである私にとって、この簡易馬力測定は大きな武器になりました。
キャブセッティングを始めとして、ノロジー、多孔プレート、ポート加工、チャンバー、CDIなど、
特定の回転域で強く効果が出るチューン、パーツについては、その効果を具体的に比較できます。



計測してみたい、計測に興味があるという方、
掲示板に書き込み、ないしは管理人へメールお願いします。
馬力計測オフ会なども行います。



必要なデータ

必要なデータは以下のデータです。
注:このデータが欠けますと、データは
推定値として算出できますが、誤差が大きくなります。


総重量(乾燥重量+油脂、ガソリン重量+ライダー重量+ライダー装備重量)
一次減速比
二次減速比(フロント、リアスプロケの丁数)
1速ミッション減速比
2速ミッション減速比
3速ミッション減速比
エンジン形式(ストローク)
気筒数
排気量
リアタイヤサイズ(ないし外周長)



馬力の算出方法


 エンジン回転数を1/10秒刻みで機械が勝手に計測します
機械が勝手にその結果を記録します。
そのデータを元に、表計算ソフトで以下の演算をして、グラフにします

 ある瞬間のエンジン回転数とギア比、タイヤ外周などのデータから、
その瞬間の速度を求めます(秒速を使うと楽です)。
車重、体重から、総重量を求めます。
総重量、速度から、その瞬間の運動エネルギーを求めます。(重量×秒速×秒速÷2)

 単位時間(ここでは10分の1秒)あたりの運動エネルギー変化率を求めます。
運動エネルギーの変化率は仕事率と同じ意味になります。すなわち馬力です。
しかし、ここで求まった馬力の単位は、現在主流のワット(W)なので、
馬力に換算するには735で割ります。(75*9.8)



その他


ちなみに、
 実走による計測なので、駆動輪出力が表示されます。
駆動ロスのため、たとえ新車でもメーカー公称の軸出力より、
最低8〜10%少なめに出ます。
(原付の7.2馬力規制モデルの場合、6.5馬力前後の値になります。)

 整備状態によってはさらに少なく計測されます。ちょっと辛口です。
(原付の例ですが、チェーン、スプロケ、ホイールベアリング、タイヤ等の新品交換で、
約1.1馬力変わった例がありました。)

 ショップなどでは駆動輪出力を1.1〜1.3倍に補正し、
駆動ロスを補正してからお客さんに渡しているそうです。
また、小排気量車ほどロスの割合が多いようです。

 お渡しするリザルトでは、CRM50で検証した1.2という係数を掛ける予定です。
これについては異論もあるでしょうが、ショップ設置のシャシーダイナモ等のデータとの
比較をするためには、係数を掛けたほうがわかりやすいとの意見も出たので、
オフ会でのデータはこのようにしております。


ちなみに普段の個人的な計測では、面倒なので係数を掛けてません、
要は同一条件で比較ができればいいのですから…。



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ないし管理人Micまでメール を下さい。 お願いします。
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