快挙!〜もて耐7時間〜
77台出走と盛況だったオープンもて耐7時間。結果は、なんと総合7位、WSクラス1位獲得です!
未だに信じられないような気分なのですが、リザルトをみると錚々たるチームの上位に我らが「イエロー万福丸」の名前があったりして、ビックリです。
20名くらい、うっかりするとキャンギャルつきでエントリーしている有力チームがチラホラ見受けられる中で、自分達のチームは最少人数での構成でしたし、IZUさんが仕上げてくださったマシンも、普通にお店で売っている部品だけしか使っておらず、特殊なチューニングがされているわけではありませんから。
ライダーにしても、チャーリーさんも自分に負けず劣らず仕事が立て込んでいて走り込みが出来ず、自分は勿論練習不足。
IZUさんに至っては、公式予選からまったくバイクに乗っていないという状態(苦笑)。
よくこんな成績が残せたものだと不思議な気分でいっぱいです。
第1ライダーはチャーリーさん、第2ライダーは自分、第3ライダーがIZUさんというオーダーはレース1週間前に決定(笑)。周回数は150周と、昨年のDトラチャレンジから大幅に増加しました。
ピットインのタイミングは、IZUさんの事前の周到な計算に基づいて行い、チャーリーさんと自分はそれを間違いなく実行するのに専念するだけでよいという有り難い状況。
マシンもIZUさんがすべて製作・セッティングしてくださっていたので、今年度に入って、本業がより多忙になった自分にとっては大助かりでした。昨年のように自分がマシンを用意するのはとても無理という状態でしたので。
決勝前日にもてぎ入りし、受付と車検を無事に済ませました。昨年は仕事のためこれをチームメイトにお任せという申し訳ないことになってしまっていたのですが、今年は何とか参加できました。
前夜は、珍しく前泊。これまでの耐久レースは、ほとんど徹夜で突入するのが常で、今回はちゃんと寝てから走りたいと思っていました。寝不足でのパフォーマンス低下はもちろん、危険でもありますので。
当日朝。買い物を済ませてパドック入りし、準備をしていたらあっという間に出走時間。しっかり準備していたつもりでいても、スタート前チェックが終わって給油しようとしたら、IZUさんが「あ、空気圧合わせるの忘れた」なんて(笑)。
不思議と緊張感はないのですが、チャーリーさんはいつも通り緊張しています(笑)。スタートライダーはやっぱりプレッシャーがかかりますね。
そのチャーリーさん、見事なスタートを決め、3台くらい抜いたように見えました。ただ、コントロールラインに戻ってくる頃には何台かに抜かれ、グリッドよりも多少順位を下げていました。とはいえ、第1ライダーは各チームとも最速ライダーを当ててくることも多いでしょうし、まずは順当な滑り出し。
周回を重ねる毎にタイムが詰まって行き、33秒台も出ています。チャーリーさん自身のベストタイム更新ですし、自分のベストも抜かれてしまいました。これは頑張らなきゃ。
自分に変わって、いざ出走。久しぶりに乗るWRですが、それほど違和感は感じなくてすみました。トミンでチャーリーさんにDトラを借りたときには、SRX600とのポジションの違いに面食らい、乗れるかどうか不安だったのですが、これなら何とかなりそうです。ただし、タイムはせいぜい35秒台。これはマズイ。2人に謝りながら、WRをIZUさんにバトンタッチ。
さすがにIZUさんで、他車を処理しながら31秒台、状況のよい周では29秒台を出しながら周回しています。この調子で頑張ってくれー。
さて、自分のチームのことも気になるのですが、それとは別に気になるのがライバルチームの動向。同じWR250Xで参戦、エースライダーは筑波TT TN-2クラスでIZUさんとは1勝1敗という、意識するなと言うのが無理という状況です(笑)。
ただし、事前の戦力分析としては、ライバルチームの平均タイムとイエロー万福丸とでは、残念ながらウチの方が負けているので(自分のせいだ...)、本番で自分がどれだけタイムを上げられるかに勝負の行方がかかっていると予想されました。
そのライバルチームとウチとでは、ピットストップ戦略がかなり違っていたようで、序盤のピットストップ回数がウチよりも明らかに少なく、一時は3周差で負けている状況でした。さすがのIZUさんも「こりゃ駄目かな」という表情でしたが、それでも完走狙いに切り替えるのではなく、何があるか分からないので、あくまで勝ちに行くつもりで行けるだけ行きましょう、と方針決定。
2本目。チャーリーさんのベストタイムは32秒台に。チャーリーさんの走行中に、自分の周回を減らしてIZUさんの走行を増やそうかという検討もしたのですが、結局は予定通りの周回数となりました。自分のベストタイムは33秒台にやっと入ってきましたが、安定しません。大方の周回は35秒台だったように思います。
勝ちを狙いに行くチームとしては極めてマズイ。WRに乗るのは、スポーツ走行、もて耐公式予選に続いてこのもて耐決勝が3回目ということになるけれど、今回は上手く乗れなかったスポーツ走行の時と乗ったときのフィーリングが近く、このままではいけないことは分かるのだけれど、どうすれば修正できるのか見当がつかない。やはりゴメンナサイしながらバイクを降り、IZUさんに交代。IZUさんは2本目も特に何事もなく終了し、チャーリーさんにつなぎます。
チャーリーさん、3本目は31秒台に入れてきました。IZUさんから「さすがですね」「もう自分と変わらないですよ」と最大級の賛辞が。この頃には、ピットのタイミングのせいか、ライバルチームと同一周回になってきていたと思います。タイムが上がらない自分にとって、チャーリーさんのペースアップは有り難い限り。問題は、せっかく追いついてきたのに、自分の走行時間で大きく差が開いてしまいそうなこと。再度、自分の周回数を減らすという検討もしてみましたが、そうすると最後のIZUさんの走行でガス欠になる可能性があります。これはもう、頑張るしかない。
2本目の手応えからは、31秒台は無理でも32秒台には入れられるだろうと思っていたのですが、これがまったく見込み違いで、全然タイムが上がらず。結局、35秒台での周回に終始(ダンゴに巻き込まれるともっと遅い)。なんだか、抜いても抜いても前車に引っ掛かってしまうし、自分を抜いていく車両にラインを潰されて加速出来ずタイムロスするし、といいとこナシ。もっとパッシングが上手くならないとタイムを上げられないってことなんでしょうけど、それ以前にもっと速く走れないと。
自分を抜いていったライバルチームのWRの後ろ姿がだんだんと遠くなって行くのをイライラしながら見えなくなるまで睨みつつ、苦行のような(仲間のいる耐久レースで、走っても走っても目標タイムが出ない状況でラップを重ねるのはホントにつらい)走行時間を終え、IZUさんにバトンタッチ。申し訳ない、後はお願いします...。
と、ここでイエロー万福丸「お約束」のトラブル発生。給油ありのピットストップは5分間と決められていますが、計時係のチャーリーさん、ストップウォッチ操作を忘れてました(苦笑)。
IZUさんも、「じゃあ、(測り始めてから)4分でスタートしましょう」とか自分で言っときながら、3分51秒でさっさと行ってしまいました(苦笑)。大丈夫かいな?
IZUさんが出走した後、ライバルチームがピットストップ。これまでにはない、イレギュラーなタイミングでのピットインで、時間もかなりかかっています。この間に順位は逆転、2周差をつけて、ついてに我らがイエロー万福丸がトップに躍り出ました!
その後、チャーリーさんがあまりに悩んでいる様子だったので、コントロールタワーに行って5分ストップの違反がないか確認してきましたが、どうやら大丈夫そう。よし、これならIZUさんがコケなければクラス優勝は間違いない。いいぞいいぞ!
・・・と、ピット内のモニターを見ていると、あることに気づきました。総合8位で快走中の我がチーム、総合7位とは同一周回です。しかも、ラップタイムの更新が、7位チームの数秒後。
「む?総合7位狙える!?」
ここから、「コケたらすべてが台無し、とにかく完走のためにIZUさんには知らせないでおこう」というチャーリーさんと、「いや、折角数秒前に総合7位がいるんだから、IZUさんに知らせよう」という自分との間で、しばらく押し問答に(笑)。結局、自分のゴリ押しで、さっきまで「ライバルチームに2周差で先行」のサインボードを出していたのに、突然「5秒遅れ、ペース上げよ」のボードに切り替えました(苦笑)。
何のことか混乱するかもしれないけど、IZUさんならきっと気づいてくれるだろうと期待しつつ。何しろ、ここ数周のタイムは32秒台で、IZUさんの今日のベストからは3秒の余裕があり、前を行く総合7位との差は5秒以内。レース時間が残り10分強という状況では、狙ってもらうしかないでしょうし(他力本願だけど...苦笑)、このままIZUさんに知らせないで7位を取り逃したら、あとで怒られるに決まってますから(笑)。
結果として、IZUさんは難なく先行車をパス。ついに、総合7位に!そして、そのまま無事フィニッシュ!
・・・したんだけど、なんでIZUさん、もう1周回ってきたの?もしかしてダブルチェッカー?
ダブルチェッカーの罰則が何だったか忘れちゃったけど、万が一2周減算とかだったらシャレにならんよなあ、筑波で自分がやったときには、確か始末書は書いたけどペナルティはなかったような...とかブツブツ言いながらIZUさんをお迎えに。
IZUさんによると、チェッカーはちゃんと見えていて、ピットに戻ろうとしたんだけど係員に指示されてもう1周余計に回らされたんだから、オレは悪くない、大丈夫だ、とのこと。やれやれ、それなら大丈夫かな(笑)。
さて、昨年悔しい思いをした表彰式(クラス2位なのに呼ばれなかった)。
今年はクラス1位で、晴れて表彰台まで呼んでもらえました。最多周回賞の盾ももらって、ついにやった!ってところですね。
自分のタイムが不甲斐なかっただけに、素直に喜べないところもあるけれど(自分は3打席3三振だったけどチームは勝った、みたいな)、壊さないで速いライダー2人に繋ぐという最低限の仕事はこなせましたし、自分の力不足を埋めてくれるいいライダー2人のチームに混ぜてもらえて、ホントに良かったです。
ホントに出来すぎと言っていい今年のもて耐。「いつかはレースに出よう」と思っていた頃とはまったく違う形での出場となりましたし、思いもかけない好成績を収めることが出来ました。これも、始まりは2006年夏の左足の骨折からだったと思うと、不思議な気がします。
骨折しなければ、既に発注していたCBR1000RRレーサーでもて耐マスターズを目指していたでしょうが、もしそうしていたら、こんなに上位を走ることは出来なかったでしょうし、自分の技量では練習中やレース中に重大事故を起こしていた可能性もあると思います。
骨折してサーキットを走れないから、林道ツーリングのためにオフ車を買おうとバイク屋さんに行き、骨折で弱った左足のせいで売り物を倒して壊してしまったので我が家に来たDトラ。
そのDトラがあったことと、HOLYさんのいい加減なノリ(と熱い友情?笑)とのお陰で出場できた筑波NS-2耐久から、このもて耐クラス1位に繋がっているわけです。HOLYさんの呼びかけに応えてくださり、以来ずっとお付き合いいただいているチャーリーさん、2年目からお笑いDトラチームに加わって、ピリリと引き締まった風を吹き込んでくださったIZUさん、そして、これまでにサポートしていただいた皆さんのおかげでこの結果に繋げることができました。本当に心から感謝しています。
今後も、最近より過酷さを増してきた職場を含めた自分の環境から、どれくらい走る機会がとれるかは分かりませんが、バイクには乗り続けると思いますし、無理のない範囲で時々レースには出たいなあと思っています。これからも、機会がありましたら、一緒に遊んでくださいね!


