10月29日(月曜日)
 
 宮崎市内でビックバイクを物色した後、
ツーリングがてら日南海岸を南下して都城へ帰る事にした。
宮崎空港近くで、トイレに行きたくなったので
空港でトイレ休憩をする為に寄ってみた。
空港に着くと、テロの影響か、警察官が何処そこに立っていて
物々しい警備となっている。

トイレに行くために寄った僕は、
ちょっと不審人物に見えるかな?

そこでは、背の高いおじさんに握手を求める人がたくさんいた。

あれは誰だろう?

よーく目を凝らして見ると、ダイエーの王監督だった。
日南学園の寺原投手に会いに来ると言っていたが
本当だったんだ。

近くまで寄って、まじまじと王監督を見たが
TVと違って、かなり大きくみえた。

トイレ休憩を済ませ、日南を回って都城に帰る頃には
7時前くらいだった。日も落ち、あたりは暗くなりかけている。

食事はどうしようか?何処かで食べて帰るか!
いつも食べに行くラーメン屋は閉まっていたため、
家路に急いだ。しかし、道は仕事帰りの車で混雑してはいなかったので
かなり余裕を持って走行する事ができていた。
混雑していたら、追い越そうと言う心理が働きますからね。

坂を下り、見通しの良い直線道路に差し掛かったとき
左の脇道から一台の車が出ようとしているのが見えた。

んーーーー出てくるのかな?
クラクションでも鳴らしておこうか!と思った瞬間、
車はすでに道に出てきていた。

おいおいーーー!何やってんだぁーーー  (`´)

と急ブレーキを掛けたが、間に合わず
そのまま車に突っ込む形となった。

衝突した瞬間、フロントのスクリーンが割れるのが見え
白い物体(車のボンネット)がスローモーションでバイクに食い込むように
入って来るのが見えた。

ガシャーーーーーーン  (><)ノ ひいぃぃ〜

あ・・・・・ぶつかったのか。

バイクは左側に転倒。
お互いにスピードが出ていなかったのが幸いして
僕は投げ出されず、バイクと車との間に挟まれて
止まったという感じになった。

気が付いた時、左手が車のボンネットの上にあり
左脇腹のあたりに車のバンパーがめり込んでいた。
左足はバイクには挟まれはしなかったが
相当すりむいている。

あ、でも意識もはっきりしているし
何とか起きあがれるかな?と言うくらい元気。
ただ、脇腹に激痛が走る。

事故ってから、ほんの1,2分が長く感じる。
誰も助けに来てくれないのだ。
事故を起こした運転手も、事故の恐怖からか
なかなか運転席から下りてこない。
いや、もしかしたら早く下りて来てくれたのだと思うのだが
僕の体内時計が、それはそれは長く感じさせた。

「大丈夫ですか」と
運転手が声を掛けてきた。

しかし、脇腹を強打しているため
いくら何でも「大丈夫!」とはいえない。
「大丈夫じゃないです。救急車をお願いします。」
と言いながら、運転手の方を見ると、運転手はおばちゃんだった。(知らない人だけどね)

あーーー、周りの状況など気にせず、我が道を行くおばちゃんか。

事故の音を聞きつけ、周りにたくさんの方が来ていた。(*^^*)
「立てますか?」と、周りのおじさんたちが声をかけてくれる。

立てるかな!!!と力を入れてみるが
自分の気力と違って、体が言うことをきかない。
あれ?起きあがれないぞ。
脇腹を強く打っているために、全身に力が入らないのだろうか。
仕方がないので、お尻と、動く右手、右足を使って、その場から脱出した。
お尻を引きずりながら移動したと言う感じだ。

路肩で救急車を待っていると、おばちゃんが近くにいたので
「僕が向こうから走ってくるのに気づかなかったんですか?」
と聞いてみた。

おばちゃんは
「左の方しか見て無くて・・・」と言う。

おいおい。
それじゃ、気づかなかったというより、
見てなかったんじゃん。 (゜O゜;


それから、保険でお世話になっている広村さんや、
親とか、バイク屋さんに電話した。
こういうとき、やはり保険屋さんに電話しなければいけない。
事故の後々お世話になりますからね。

保険の広村さんは「すぐ現場に行きます」と快い返事をくださった。
こういうとき、いつも親しいと心強いですね。

バイク屋さんは
「今日は警察の現場検証があるはずだから、バイクは動かせない。
明日はバイク屋はお休みだし、引き取りに行けるのは水曜日だね。」と言う。

親は「何処も怪我はないか?」と心配する。

さてさて、救急車が来て担架に乗せられた。
すぐに病院へ出発するのかと思えば、名前、住所、職業、電話番号など聞かれたり
血圧、心拍数をはかったり、何処が痛いのか検査したり
聴診器でお腹を調べたりで、救急車の中は忙しかった。

心拍数は80と平常心のようだったが、
血圧は上が148、下が80と、結構血圧も上がっている。
体の中が興奮気味なのだろうか・・・・。

そのうちに警察も来て、もう一度名前、住所、電話番号、職業などを聞いてきた。
おいおい、二度手間なことをするより、早く病院に運んでくれ。

救急隊は受け入れてくれる病院を当たるために、無線で連絡を取っている。
話によると、救急車だからと言って、救急病院がすぐに受け入れてくれる訳ではないという。
確かに近くに救急病院がある。
しかし、受け入れてくれた所は、そこを通り過ぎた都城市内の病院だった。

病院へ搬送中、救急隊の方が話してくれた。
「こういう救急車で運ばれるとき、考えることは、自分の体のことではなく
仕事のことや、破けた服や靴、壊れた時計のことなど気にしちゃうんですよね。
でも、一番肝心なのは自分の体を治すことだから、自分の体の事だけを
心配してくださいね。」

あーーーー。
そう言えば、今週土曜日、結婚式が7組入っているんだ。出きるかな?
と言うことを一生懸命考えていたような気がする。

10分くらいで病院に着いた。
初めて救急車に乗ったので、病院に着いたときは、ちょっとにやけ気味。

早速レントゲンを撮るという。
脇腹を特に強打したために、脇のほうからレントゲンを撮った。
しかし、いろいろな角度から撮らねばならぬ。
痛さをこらえながらも、何枚も撮ってもらった。

なにかしらレントゲンを撮ってもらうと
治ったような気がするのは僕だけだろうか。

「はい終わりましたよーーー」と言う声に反応して
体が自然に起きてしまった。(^_^;)

あいたたたぁ・・・・・・ 

脇腹に激痛が走った。
そうよね。レントゲン撮ったぐらいで治るようじゃ
救急車で運ばれないって。

レントゲンを撮った後、ちょっと診察があって
「今日は帰っていいよ。明日また来てね。
今日は脇腹が痛いだろうけど、バイク事故の場合は、
何処そこ打っているから、痛いところが後から出てくるので
明日診るときに痛いところ言ってね」と医者が言う。

おいおい、入院じゃないの?
入院を期待していた、僕はちょっとがっくり。
なんせ、今の今まで入院を経験したことがないからだ。

意外と元気なので入院はしなくても良いらしい。
湿布もくれず、出たのは鎮痛剤だけだった。
しかも1日分のみ。

病院から出ると、
事故処理のほうはどうなったのだろうかと、
現場に駆けつけてくださった保険の広村さんに、連絡を入れてみた。

話では、現場検証も終わり、
愛車マジェスティーは近くの民家に預けてあるとのこと。

良かった・・・・。

病院の入り口には、親が迎えに来てくれていた。
親の顔を見ると、何かしらホッとする。

教会に戻ると、広村さんも現場から教会へ来てくださって
事故現場の写真を見せてくださった。
しかし、暗がりだったため、
どのくらいマジェスティーが痛んでいるのか、
あまりよく分からなかったらしい。

また、現場検証の際、事故を起こしたおばちゃんは
警察に「何処からバイクに気が付いたのか、
どういうふうにぶつかったのか」を聞かれたらしいが
「分からない、覚えていない」の一点張りだったため、
かなり警察官に絞られたらしい。

そりゃーー見てなかったら、「分からない」と言うしかないよね。

事故を起こしたおばちゃんが、
「お見舞いに来たい」との申し入れがあったようで
この後、家の方に来るらしい。

広村さんの話では
近頃、事故を起こしても保険屋さん任せで、謝罪に来られない方も多いらしい。
謝罪に来られると言うのだから、誠意のある方でしょう。とのこと。

事故の話も一段落付いたので、広村さんが家まで送ってくれた。

家に着くと、おばちゃんから電話があり
「今から伺っても良いか?」と言う。
時間は9時半を回っている。

うんーーーー。
ちょっと迷ったが、事故の興奮からか眠たくなったので断った。
しかし、どうしても来たいというので
明日にしてくださいとお願いした。

今日は長い一日だったような気がする。
明日から通院しなければならないので、日常生活が乱れそう。

教訓
保険屋さんとは、いつも親しくしておこう!
電話だけで加入できる保険とかあるけど、
事故の時、親身に世話をしてくれるのが保険屋さんだから
面識があったほうが、いくらか心強いです。


10月30日(火曜日)

朝起きると、やはり何処そこ痛い。
早速、病院へ行ってみることにした。

病院で診察を受け、症状を医者に言ったら
首のレントゲンを撮ってもらった。

レントゲンを撮って、もう一度診察室に入ったら
やはり鞭打ちをしているらしい。
「カーラーを出しましょうか?」と言われたが・・・・。

カーラーって何?

しらん物はいらん!
って断ったが、カーラーって鞭打ちをしたときに、首にまくあれだったんですね。

「痛みが増したら、また言ってください。出しますから・・・。」
との事だったので、今日は湿布と薬を出してもらった。

帰り際に診断書が渡され、これを警察署に提出してくださいと
封をされた封筒をもらった。

全治何ヶ月って書いてあるのだろうか?

封がされているので、中を見ることができない。
警察署に持って行くまで、中を見れないのだろうか???
透かしてみたら、10日間という文字が見えたので
全治10日と理解できた。

しかし、この怪我って本当に10日で治るの??


お昼頃、事故を起こしたおばちゃんが、お見舞いに来た。
事故時、はっきりと顔を見ていなかったので
今日が「初顔合わせ」と言う感じだった。

おばちゃんは涙ぐみながら
すみません、すみません。の連発だった。
そりゃそうだ。それしか言うこと無いんだもん。
僕も以前、加害者になったことがあるので、加害者の気持ちもわかる。

「まあ、もう落ち込まずに、前向きになってください。
僕も元気だし。あとは保険屋さんに任せてください。」

と、おばちゃんを励まして帰した。


さて、朝早く警察署から電話を受けて
診断書の提出場所を聞いていたので、そこへと向かった。
向かった場所は都城から車で20分の所にある
鹿児島県末吉町の派出所。
事故にあった場所が宮崎県ではなかったので、
そこまで行かなければならないのだ。
遠方で事故を起こすと大変ね。

怪我をしながら、診断書を提出しに行くなんて
ちょっとしんどいですよ。
しかも、かなりの距離。:(-_\)(/_-):ウゥ

運転していると、首が回らなくなってきたのが、はっきり分かった。
死角をカバーするために、ちょっと後ろを確認するが
それさえ出来ないのだ。

あーーーー、さっきのカーラーを病院でもらっておけば良かった。
明日絶対もらうぞーーー。

おぼつかない運転で派出所に行くと、
事故担当の方が
「やぁーーー大変でしたね。」と気軽に声を掛けてくださった。
こういう雰囲気いいなぁーーー。
だから、僕は警察署大好きなんだよね。

早速、診断書を手渡すと
「もう一度出てくるのもなんだし、今、調書を取りますか?」という。

そうですね。

早速、調書作成となった。
しかし、僕が書くのではない。
僕が言うことを、警察官がそれなりの文章で書くのだ。
だから、気を使うこともない。
調書を取っていくと、過失という欄があった。
やはり、交差点での事故の過失の割合は、追突事故以外
「10:0」という事はないらしい。
どんなに、こちらが正しくても、過失を認めなければならない。
僕の場合、徐行もできただろうし、クラクションを鳴らすことも出来ただろう
という事になった。
ちょっと納得いかないけど、仕方がないか。

事故の現場検証の時の事を、警察官は
事故を起こしたおばちゃんは、何を聞いても、分からない、分からないの連発で
大変だった。と振り返って話してくれた。

事故目撃者の話しを元に、「こうじゃなかったのか?」と問うて、やっと
「そうだったかもしれない」と、曖昧な現場検証で頭が痛かったらしい。

話も終わり、派出所を後にした。


教訓
病院でもらえる物はもらっておこう。
医者はあらゆる状況を知っているはずだから
素人考えで断ったりせずに、医者の言うことも受け入れよう。
ただ、やたらと出すのもどうかと思うが。


10月31日(水曜日)

やはり、頭が非常に重く感じられてきて、
首もあまり回らなくなってきたので、病院でカーラーをもらうことにした。

電気治療しなくても良いですか?と聞かれたが
これからバイクを引き取る事になっていたので
とりあえずカーラーだけを付けてもらった。

しかし、帰り際、カーラー代、約7900円請求された。

あれ?自腹ですか?
保険から一括で下りるんじゃないの?

って聞いたら、
「カーラー代は別で、保険屋さんに請求してください。」と言う。

そうなんだ。
封筒も一緒に渡されたが、中には領収書と
承諾書が入っていた。見てみると

この者は鞭打ちにより、カーラーを付けることを許可する。

みたいなことが書いてある。
やはり何でもかんでも勝手には出来ないのね。
僕の場合、昨日から許可が出ていたので
難なくもらえたけれど・・・・。

カーラーを付けると、
首の重さをカーラーで支えてくれるので、かなり楽だ。
鎮痛剤の副作用も重なってか、かなり眠たくなる。

○O0o。。。.(_","_)φzZZZ

今日はバイク屋さんに、マジェスティーを引き取りに、
行ってもらう約束だったので、一緒に行ってもらった。

事故現場に着くと、近くの民家の車庫にマジェスティーは眠っていた。

後ろ姿は、いつもと代わり映えのしない愛車なのだが
前の方は痛々しい、顔つきになっていた。

おーーーーぉ。かわいそうに。
痛かっただろう?
仇は必ず取ってあげるからな!!


なーーーんて、会話が出来たら良かったのですが
相手は機械。
しかし、本当に愛車に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
それだけ愛情が注がれていたのだと、改めて感じてしまう。
一ヶ月に1000km以上乗っていれば、そうなるのかもしれないね。

早速、バイク屋にマジェスティーを運び
何処が壊れたかをマジマジと点検した。



破損個所は、フロントスクリーン破損、サイドバイザー(左)破損
フロントカウル破損、フロントフェンダー、左カウルなど擦り傷。
あと事故の衝撃でハンドルが下に傾いているようだ。
フロントフォークが曲がっていなければ良いが・・・・。

写真を撮っていると、相手方の保険屋さんがバイクを見に来た。
破損状況が、どれくらいあるのか確認するためだ。

「お怪我の具合はどうですか?しばらく様子を見てくださいね。」
と、話しかけてきた。

そうそう、さっきカーラーを買ったんだった。ちょうど良かった。
「これの支払いお願いしますね。」と、領収書を渡すと

支払いは後かららしい。ちょっと、がっくり・・・。

バイク屋の社長は
「保険屋さんは、壊れたところだけを直すから
鶴田さんの場合、傷ついたカウルを交換することになるけど、
交換する新品のカウルと、交換しないカウルとの色が違うのね。
やはり新品と、4年間日に焼けたものとでは、輝きも色も違うから
それは我慢しないといけないよ。」
という。

つまり、カウルを交換しても、事故車とうことが、
素人にもばれてしまうと言うことだ。
このマジェスティーを下取りにだして、
ビックバイクを買おうと思っていた矢先、とんだ災難。
事故車ということは、下取り価格の下落を覚悟しなければならない。

以前、社長に「いくらで下取してくれるの?」と聞いたことがある。
社長は「25万かな」と言っていた。
もちろん、そのバイク屋さんでビックバイクを買う条件でだが。

しかし、今回のことで評価が下がってしまうのには
ちょっと、納得いかない。
何か良い考えはないものだろうか?
このまま泣き寝入りなのだろうか?


教訓
事故して得することは一つもない。
体は痛いし、愛車は傷ついて評価も下がるし・・・・。



11月1日(木曜日)

今日、事故の過失の割合が、何対何になったのか確認するため
また、現状を報告するため、保険の広村さんに電話を入れてみた。

過失の割合は、これから話し合いがなされるために
まだ決まってないらしい。
まあ、過失の割合は、向こう側が大きいのは分かっているので
それほど心配の材料ではない。
今日から電気治療も始まるので、体のこともあまり心配ではない。
一番気がかりなのは、やはりバイクの事。
下取りの評価が下がることが心配。

それで、下取りに出すことが決まっていた事を
話してみたら良いかも。とアドバイスをくださった。

早速、相手側の保険屋さんに電話を入れて、その旨を伝えた。
事故を起こす前は25万円で引き取ってくれるはずだった。と・・・

その件につきましては、バイク屋さんの修理の見積もり次第ですね。
一応考えてみます。と、快い返事だった。

しかし、
いやー。実際はそうではないかもしれない・・・。
対応に慣れていらっしゃるから、向こうが一枚うわてかも。
という疑いの気持ちが、どこからともなく、わき上がってくる。
まあ、任せておきましょう。

さて、今日から電気治療だ!と思い病院に行くと
レーザー治療をしますね。と言う。

レーザー?
何をするんだろう?脱毛のレーザーなら聞いたことあるけど・・・・。
もしかして、本当に脱毛のレーザーだったりして。(;^_^A
うそうそ。

早速、リハビリ室に入ると、看護婦さんが肩や首のあたりに
レーザーを当てて治療をしてくれた。
何となくレーザーの当たるところが暖かい。
どんな効果があるのか、興味津々聞いてみた。

看護婦さんは
レーザーを当てることによって、患部の血行をよくするですよ。
と、言う。

血行ね。そりゃー結構だ。
・・……(-。-) ボソッ


小さな声で親父ギャグを言ってみたが
聞こえなかったらしい。σ(^◇^;)
まあ、いいか。

10分でレーザー治療は終わった。
看護婦さんとの楽しい会話(?)は、あっという間に過ぎてしまう。
(T^T)

夜に加害者の方から電話が入った。
何だろう?と電話に出てみると、
警察から電話があって、明日出頭しなければならないらしい。
警察からの電話の中で、鶴田さんは何処そこ打撲をされていますね。と聞いて
心配になって、それで電話をしたそうだ。

鞭打ちがひどく、カーラーを付けたこと。電気治療を始めたことなどを話すと
「すみません」のと言うものの、どことなく僕の心配は少ないように感じた。
何を心配しているのかというと
自分が免停になるのではないかと、それだけを心配しているのだ。
全治10日と聞いていたが、鞭打ちで首が回らなくなったら
治療期間が長くなって、その分、自分の責任も重くなり、免停なのかと思ったらしい。

「全治10日だから、5点減点だけど、今回の事故では免停はないよ。
免停は6点からだからね。」

と、前回、警察署で聞いたことを話した。

加害者はそれを聞いて安心したのだが、
それにしても、なんかなぁーーーー。
確かに、免停になるのは心配な事かもしれないけれど、
事故をおこしたのは自分なんだからさぁ、
責任ってものを自覚してほしいよね。

と、思いつつ電話を切った。


教訓
加害者は、被害者のつらさも考えてね。
つらいのはお互い様だけど、痛みを伴っているのは被害者なんだから。


11月2日(金曜日)

今日も朝から治療。
昨日と同じように、看護婦さんとの楽しい会話の中で、
治療が行われるのかと楽しみに出かけたが

椅子に座ると、看護士さんがやって来た。(・o・)

む・む・看護士がいたとは・・・・。

まあ、同じ治療なんだから、
体を治すことに専念しなければ。

しかし、看護士さんとの会話も
事故のことや、ツーリングの事で弾んでしまった。 (*^^*)
なんせ看護士さんもバイクに乗っていたこともあって
どこそこ行かれたことがあるとか。
ただ以前、猫が飛び出してきたのを避けようとして、転けたことがあるらしく
それ以後、バイクから降りているそうだ。

そう言う話をしながら、治療は15分で終わった。

「また、次回も同じようにしますからね。」
と言われリハビリ室を出ると、
待合室は診察を待つ人、支払いを待つ人でいっぱいだった。

んーーーこりゃー時間が掛かるな。

と、雑誌を読んだり、TVに目をやったりしながら
自分の名前が呼ばれるのを待っていた。

30分経っても、40分経っても、僕の名前が呼ばれない。
おかしいなぁーーーー。
でも、まあ、時間はあるから待っておくか・・・・。

次第に待合室の人数も少なくなり、4,5人になった。
まだ、僕の名前が呼ばれない。
そこで、医療事務の人に聞いてみた。

あのー僕の名前が呼ばれないんですが・・・・。

「あーーー。交通事故で来られている人で
お薬が出ない日は、治療が終わったらすぐ帰って良いんですよ。(^_^)  」 と言う。

しかし、そんなこと初めて聞いた。

聞いてないよーーー(byダチョウ倶楽部ふう)

あーーーあ、1時間待って損した。
ちょっと不親切だなーーーーと感じながらも、

「はじめに、きちんと説明してくださいね。
こっちは1時間も待っていたのですから・・・」と、ぼやいて病院を後にした。

事故にあってから、何となく不機嫌になりやすい。
いや、なりやすい状況が多いのかも知れない。
心を落ち着けなきゃ!
イライラしても何も良くなる訳ではないので・・・・。

病院から帰ると、一休みして
鹿児島県の隼人町にある、ホテル京セラへと車を走らせた。
明日、結婚式が7組入っているため、
式のリハーサルを行わなければならないのだ。

事故後、初めてのロングドライブ。
頭は重たいし、脇腹は痛いしで、運転もおぼつかない。
なおかつ、薬の副作用のせいか、頭がぼーーーっとする。
さらに輪を掛けて、横から車が出て来るんじゃないかとの
過敏な心配もあり、やっとの事でホテルへ着いた。

(*^ー`)フュ〜

こんなドライブは初めてだ。

幸せ一杯の新郎新婦に、痛々しい姿は見せられないので
カーラーをはずし、湿布もはずして、リハーサルを行った。

たった2時間ではあったが、これがまた、きついのなんのって・・・・。
死にそうでした。σ(^◇^;)

明日、7組の結婚式は、本当に大丈夫なのかなぁーーーーー。


教訓
事故後はあまり運転するものではない。
やっぱり静養していなきゃ!治るものも治らないね。


11月3日(土曜日)

7組の結婚式をする予定だったが
昨日のリハーサルのこともあり
無理言って父に、その内の2組を代わってもらった。

そうそう、僕の父も牧師さんなの。(*^^*)

元気なときでも5組の結婚式は体力がそうとういるものだが、
事故の痛みが残っている今、なおさらだ。

栄養ドリンクを飲んで式に臨んだが
なんせ5時間近く話続けなければならない。
しかも極度の緊張の中だ。
5組の式も、脂汗ながしながらも、何とかこなすことが出来た。

笑顔を絶やさないように気をつけながらやったつもりだが
聖歌隊の方々に、「お疲れのようですね。」と声を掛けられてしまった。
新郎新婦にも、そう見えてしまったのだろうか。
もし、そうだとしたら、申し訳なかったなぁーーー。


教訓
痛いのを我慢しながら笑顔を作っても
やはり、ばれてしまうもの・・・・。
きつそうにしていれば、心配を掛けられる。
どんな顔をすれば良いのだろう????


11月4日(日曜日)

今日は牧師さんにとって、一番忙しい日。
しかし、今日僕にとってうれしいことがある日。
それはハーレーの試乗会。

卒業した自動車学校からハーレーの
試乗会の案内が来ていて待ちこがれていたのだ。

教会の礼拝(カトリック的にいうと「ミサ」)が終わり
早速、自動車学校へと向かった。

しかし、カーラーを巻いていては
教官から「もう事故したのか?」といわれるのは目に見えている。
だって、卒業してから、まだほんの2週間しかたっていないからだ。

自動車学校に着くと、カーラーをはずし
バイクに乗る手続きをして、まずはハーレー(スポーツスター883)に跨った。
大型を持っていない人は、教習者(スズキGSF750)で練習をして
教官からOKが出れば、大型を持っていなくても試乗車に乗れるみたいだ。

僕は一端の大型取得者。
早速スポーツスターのエンジンをかけ、コース内を回ってみた。
883は1200ccにボアアップしてあるらしく
ダッシュも力があって面白かった。
ただ、スポーツスターは細身のため、ニーグリップがしにくい。

コースを回って来ると
あと一台試乗出来るとあって、どれにしようかと迷ってしまった。
結局、僕はビューエルに跨ることにした。
面白いバイクと聞いていたからだ。
跨ると、シートが高い。
170cmある僕でも、なんとなく千鳥足になってしまうほど。
シート高が850mmあるので
シート高750mmあるハーレーから、すぐに乗り変えると、
やはり違和感がある。

走り出すと、シート高は全然気にならない。
暴力的なダッシュをみせ、あっという間に直線を走りきる。
同じハーレーのエンジンを積んでいるバイクとは思えないほど
加速がすごい。

こりゃー!おもしろいわ・・・・

と、感激を覚えてしまった。

あっという間の試乗ではあったが
ハーレーより、ビューエルの虜になってしまったような気がする。

:(-_\)(/_-):ウゥ
いかん、いかん。
交通事故で体に痛みを煩っていることを、すっかり忘れてしまっている。
でも、痛みを忘れるほどのバイクって事か。
いいかもしれない。(*^^*)

さて、試乗も終わったことだし、教会の方に戻ると
加害者の方が、夕方もう一度お見舞いに来たいとの連絡があった。

夕方になって、時間通り加害者が見えて、もう一度謝罪された。
どうして、もう一度僕の所に来たかというと
警察署に呼び出されたとき「済みませんでした」と言ったところ
警察官が「私に謝っても仕方がない、被害者に誠意をもって謝りなさい」と
言われたそうだ。

そうだったのか・・・・。

「また、来ますから!」
と言われたが、来られても、こちらが気まずい。
だって、毎回のように「済みませんでした」と涙を流されたらねぇ。

「もう、いいですよ。そんなに気を使わなくても。
誠意は伝わりましたから。
体が治るまで、ゆっくり病院に通院しますから。」と
言って、おばちゃんを帰した。


教訓
バイクは2台所有していたほうが良いと思う。
こうバイクに乗れないのは、病気するより苦痛だ。
試乗会に出てみて、そう感じてしまった。