ドアミラーハウジング交換

全然その予定はなかったのですが、ある日RS6ミラーハウジングがオークションででているのを見つけて思わず買ってしまいました。
届いたミラーを見てみると、アルミの一部削り出しで、また、一本一本手作業で削っているようで左右で削り跡が違っていました。おそらく本体は鋳造で作られているのでしょうが、ベースとの接合部の穴は型抜きの関係で整形できず、後から削ってラインを出しているようです。(写真クリックで拡大します)

取り付けにあたっては、AudiWorldから情報収集しました。AシリーズからSのクロームミラーに変えようとする人は結構多いらしく、純正のものの他、アフターパーツも豊富でした。ところで、純正パーツはハウジングだけでは買えず、ユニット全部の注文となり10万円ほどかかってしまうので、運良くS4のパーツをゲットした人以外は、アフターパーツを使ったようです。いくつか買えるようですが、プラスチックにクロームメッキしたもの、ミラーハウジングの回りに貼り付けるシートタイプの物があり材質にこだわらなければ片方$150ぐらいのようです。
ところで、ハウジングだけの交換ではミラー本体をはずす必要もなく、とてもお手軽なのですが問題は鏡の部分の取り外しで、へたをするとすぐ割れる上、日本モデルのヒーター、防幻タイプは3.6万円らしく、以前ポルシェのミラーを割っている自分としては戦々恐々ものでした。
ただ、後ろの構造がわかっているので、固定部分以外に力を加えなければ物理的に割れないはずなので、信じてやってみました(注:割れたときの被害が半端ではないので、可能ならばディーラーに依頼することをおすすめします)
手順はこんなものです。
1. ミラーをまず一番上向きまで動かす
2. ハウジングの縁にマスキングテープを貼ってキズを防止する
3. ミラーの下からプラスチックの定規を差し込んで、先が中央あたりにくるようにしてこじる(防幻タイプは回りにプラスチックの枠があるので、定規を差し込むのも大変でした。もう少しかたくて薄い、たとえば昔懐かしいTOKOのワックスを削る黄色いスクレーパーみたいなのの方がいいかもしれません)
4. 一発ではずそうとせず、場所を変えて少しずつ力を加えます。うまくいくとぱちんといってはずれます。
5. ミラーを一番下向きにし、こんどは上から同様にはずします。
6. 鏡裏に接続されているケーブル(2カ所3本)をはずします。このときも根本を持ってはずさないと割れます。かなりかたいです。
実際は4カ所8本の爪で止まっていましたが、下2カ所、上2カ所は同時にはずれます。

鏡の裏側、パーツナンバー、はずした跡の様子です。

次に下側の黒いプラスチック部分をはずします。
1. 下からネジ2本をはずす。
2. 見える外側部分の爪を手ではずし、注意深く下に押して、一つずつハウジングから爪をはずしていく。
3. ミラーが走行時のポジションだと、ネックの部分がはずれません。適当に前後に動かして、ネック部と隙間ができるようにして引っ張ってはずします。新車から時間がたっているとプラスチックが劣化して折れやすいです。

Aタイプのミラーはプラスチックで軽いので、1カ所ねじで留まっているだけで、あとは爪です。のぞいて見える部分(配線の後ろになっています)をはずしてからハウジングを上に引っ張るようにして爪をはずします。先ほどと同じく、ミラーの方向によってははずれないので、前後に動かして上に引き抜きます。

S、RSタイプは重いので、3カ所のネジで止めます。もともと1カ所しかネジがついていないので、残りの部分はあらかじめ調達しておきます。はずしてからわかったので、近くのホームセンターに自転車で行き、3.0x1.0mmのネジを買ってきました。ステンが欲しかったのですがなかったので真鍮製です。取り付けは逆順です。下部のプラスチック部分のかみ合いは必ずしもよくないです(そのため、ハウジングだけでは購入できないものと思われます)前から見ると問題ないのですが、下部分がちょっと段差になります。手作り削りだしなのでまあしょうがないとあきらめました。水はけもよくなりそうだし。

最後にミラーの取り付けは、下向きになっているミラーベースを真ん中に戻し、手で押し込んではめます。このときに、鏡の中央部(より正しくは爪の部分ですね)を押さずに、縁を押すと100%割れます。中央をしっかり押し込むと、かちっと1回だけ音がしてはまります。4カ所全部止まっているのか心許なかったので何回か押してみましたがそれ以上はまる音はせず、走行にも問題ないことからはまっているものと思います。周辺をつかんで動かすと多少遊びがあるようです。

完成後の写真:

走行中もアルミの質感が楽しめるようになりました。

Web上でチェックした鏡部分はすべて枠なしのタイプですが、ひょっとすると鏡をはずすときに割れる事故が多発したため、かなり厚い枠をつけて対策品とした可能性もあります(旧A4ではミラーヒーターがつきっぱなしになり、ミラーが溶ける事故が相次ぎました。そのため、サーモスタット付きのものに無償交換されましたが、このときにアメリカのディーラーではかなり割りまくった気がします)。

今回は成功しましたが、もう一度はやりたくないです。しつこいですが、たいして工賃もかからないと思うので、割れたときに無償で交換してもらえるディーラーにお願いされることをお勧めします。交換は自己責任でお願いします。申し訳ありませんがこちらでは責任はとれません。

なお、ミラーハウジングは1999年以前のA3、A4、A6、1999年以降のA3、旧A4、A6は共通で、新A4は形状が違います。共通のものはハウジング交換可能です。S、RSも同じ年式のAと共通だと思います(確かではありません))。

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