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「みんな運転に不安を感じてる・・・怖いものから逃げ出したいココロ」

車の運転には危険が付き物なので、どんな人でも心の奥底では運転することに不安を感じています。
周りから見ると、いかにも運転を楽しんでいる人、平然と運転している人、怖々運転している人、様々だと思いますが、
どんな人でも心の中で色々な葛藤があるハズです。

人間は本能的に恐怖を感じることができる感性とそれをコントロールする知性があります。
恐怖を感じることができるからこそ危険な状態に陥る前にそれを回避することもできますし、
知性によって危険性の大きさを正しく判断することができるので、
起こりそうもない危険をあえて怖がることもありません。

ところが、経験が少ないと危険な事を危険と感じなかったり、
反対に思い込みによって危険性が少ないことを針小棒大に感じてしまうことがあります。
きっと「飛行機に乗るのは怖いけど、車なら大丈夫」と思ったりするのも
飛行機に乗り慣れていない人がショッキングな墜落事故によって「飛行機」=「墜落する」と認識してしまうからでしょう。
同じように「バイク」=「危険」と感じている人は、バイクの事故が多いのでそう感じているとは思いますが
実際にバイクの事故件数を見てみると「10代〜20代前半の未熟なライダー」の割合がとても高く、
熟練した安全運転ライダーの割合はかなり低くなっています。

さてさて、ネガティブな人より、ポジティブな人が好感をもたれるのは誰もが感じていることでしょう。
例えば、「タイヤの溝が浅くなっているからスリップしやすくなっている」とか
「ガソリンの残りが少なくなってる」、「交差点から人が飛び出してくるかもしれない」などなど
助手席に乗って、ドライバーに対して危険性を1つ1つ指摘する人は嫌がられることが多いと思いますし
そんな人と一緒に運転していると気分がめいってしまうかもしれません。
でも、彼等は車内の雰囲気を悪くするために意地悪で「悪い予報」を話しているのではないことを理解してください。
ネガティブな人は繊細な感性で色々な危険性を感じることができ、不安を具体的な言葉にすることで安心できるようです。
たぶん危険な可能性をリストアップすることで、それぞれの危険に対処する方法を予め準備することができるからです。
例えば「交差点から人が飛び出してくる」という可能性に対しては「交差点の手前でスピードを落とせばいい」と考えることができるので、
結果的に危険な状態に遭う前にそれを回避することができます。「君子危きに近寄らず」なんて言葉がありますしね。

反対にポジティブな人は前向きで活発というイメージの裏に、鈍感・無責任な部分があります。
そのために目の前の危険性を自分に都合よく無視するか軽めに見積もる傾向にあるので、
本人は感じていないかもしれませんが^^;危険な状態になることが多くなります。
しかも、実は危険な状況だったとしてもドライバーが顔色一つ変えていなかったりすると、
助手席に乗っているネガティブな人は取り越し苦労だったのかなと思うこともあるでしょう。

結局、ネガティブな人は考えられる可能性を対処・排除することによって安心感を得て、
ポジティブな人は最初から危険性を無視することで安心感を得ようとしているようです。
言い換えると、「ネガティブな人は失敗しにくい」、「ポジティブな人は成功しやすい」とも言えるかもしれませんね。
そして一緒に楽しくお酒を飲むならポジティブな人、失敗できないお仕事を任せるのはネガティブな人ってことでしょう。適材適所♪

ちなみにポジティブな人からネガティブな人を見ると「モタモタして、ドンくさい」と感じているハズですし、
反対にネガティブな人からポジティブな人を見ると「無責任で危なっかしい」と感じているハズです。

えっ、私はどっちだって?うーむ、難しいですね^^;
きっと根はポジティブで、必要があればネガティブな考え方を使って危険予測するタイプとでも言うのでしょうか、
たぶんお仕事や飲み会、デートなど時と場合によってポジティブになったり、ネガティブになったりしている人は多いと思いますよ。


「横断歩道での危険性の感じ方」

「信号のない横断歩道で止まらない」人達の言い訳を聞いていると、大きく分けて2種類あるようです。
1つは、先に出てきたポジティブな人の言い訳で「車の流れが途切れるまで歩行者は横断歩道を渡ろうとしないだろう」
さらに「止まると後続車に迷惑が掛かる」なんて考えるかもしれません。
もう1つはネガティブな人の言い訳で
「自分が横断歩道で止まると周りをよく確認しないで渡り始めた歩行者が対向車にひかれるかもしれない」
さらにネガティブな人は、もし自分が止まったことによって歩行者がひかれてしまうと
「歩行者が轢かれた原因が横断歩道で止まった自分にあると強く感じてしまう」ことを知っているので、
一度でも歩行者がひかれそうな状況に遭遇すると、その時の道路状況や停車方法など不適切な部分があったとしても
具体的な原因を考えず、「飛行機」=「墜落する」の例と同じように「止まる」=「ひかれる」が結びついてしまいます。
そんな「見えない罪悪感・恐怖感」から逃れたいがために横断歩道で止ることをさけてしまうようです。

実際のところ横断歩道で発生している人身事故は速度超過などによって
横断歩道を渡っている歩行者を見落としているケースがほとんどです。
その原因は横断歩道直前で歩行者が渡るかもしれないという危険予測をしていないため、
調子よくスピードを出し過ぎてしまい、例え横断歩道上を渡っている歩行者を発見したとしても「時既に遅し」
とてもブレーキが間に合うタイミングではないからです。
そのため「信号のない横断歩道がある道で制限速度を超過してしまう人は安全意識が低い」と言わざる得ないでしょう。
しかも普段から横断歩道で止まろうと意識していない人は、いざと言う時にも止まることができないのではないでしょうか。
また、横断歩道で適切な止まり方をすれば路上駐車と間違われて追越されることもないですし
視野を広く取って早めに歩行者を発見する努力をしていれば急ブレーキになることもないので、
もし自分が止まったら追い越されるなんて思っている人や、止まると追突されるなんて思っている人は
まず、正しい止まり方を実践することが先決です。


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2000-2008 文:りあ