LAST UPDATE 2003/07/13


スターレット(のチューニング)はここがきっくう

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  1. シート
    チューニングは人間に近い方からやった方が効果が実感できます。
    あと、EP82はまだマシですがEP91はシートの形状が良くありません。
    是非とも変えておきたい所です。

    変える候補
    リクライニング式シート
    セミバケットと呼ばれる事もありますが個人的にはセミと言えど
    バケットと呼べる代物ではないと思います。
    機能的には背もたれの無段階調整等、純正リクライニング機構よりも
    遙かに使い勝手が良いですが、
    スポーツ走行をすれば、ホールド感の甘さが気になります。

    バケット式シート
    乗り降りは不便になりますが、車との一体感はバケットが一番。
    よく言われるのが車の中で寝れなくなります。との事ですが、車で寝ることが
    頻繁な人はともかく、普通の人は滅多に車の中で寝ませんので問題ありません。
    また、腰痛持ちの人でも、RECAROのSP-G等、よく考えられたシートを使うと
    ヘタなリクライニングシートよりも快適です。

  2. ブレーキパッド
    車の基本はブレーキです。街乗りだけにしても、ブレーキフルードの定期的な交換等
    日頃のメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
    摩擦材の厚みは10ミリですが、5ミリを切ったら交換を考えましょう。
    バックプレートとの間には断熱材の層があり、ここは制動力を期待できません。

    あと、スポーツ走行をする人は、ブレーキフルード及びブレーキパッドの交換は必須です
    フルードはDOT4かDOT5.1と呼ばれる物がお手軽です。
    純正のDOT3は比較的直ぐにペーパーロックを起こしてしまいます。

  3. Sタイヤ
    モータースポーツをきちんと楽しむには欠かせない物がSタイヤです
    ハイグリップラジアルとSタイヤではコンパウンドが全く違います。
    ライフは当然短いのですが、引き替えに得られるグリップは凄まじい物があります。
    初心者のうちは、Sタイヤまで必要ないという意見もあると思いますが、
    タイヤを変えるだけで、ブレーキや足周りのセッティングの見直しまで必要になりますから
    トータルで見てどこを基準にするかで考えれば良いと思います。
    しかし、タイヤを変えるだけでコーナリングスピードがあがるなら、
    是非変えておくべき物だと、私は思います。

  4. 機械式デフ
    これがFF車のキモです。これが有るか無いかでは全くの別物と言って良いでしょう。
    街乗りでは用途はほとんどありませんが、スポーツ走行をするには欠かせません。
    EPの場合、機械式デフは、純正でいえば、AE系FFのヘリカル式やビスカス式、
    社外のプレッシャープレートでイニシャルトルクを調整できる物があります。

    ビスカスはカスビスと呼ばれることもあるように、デフとしてはかなり使えないです。
    やはり、中途半端はいけません。
    ヘリカルもまだまだ、効きが弱いです。メンテフリーにつられる人もいるかと思いますが
    ドライビングもメンテフリーになる可能性大なので注意が必要です。

    社外の物はある程度使い込んでくると、効きが落ちてきます。
    よく言われる話でTRDなんかを出荷状態のまま乗っていると直ぐに効きが落ちてしまいます。
    機械式デフの製造各社、いろいろ特徴がありますが、カーツ=良いのは良いがもうちょい
    ATS=カーツから分社化、精度要求に応える設計の為かなり良い、ロック率高いのが特徴、
    クスコ=特許の1way、TRD=メジャー、という様な感じになると思います。
    私はATSがお気に入りです。

  5. 足周り
    EPの足周りはとてもヤワです。スポーツ走行には全く向いていません、
    純正のまま練習しても殆どというか全く意味を成さないくらいダメな足です。
    腰高過ぎる、バネが弱すぎる、機械式デフがないとアンダーが出るだけ、
    と不満しか出てきません。しかし、快適性と走行性能は相反する物でして
    ちょっと硬めのバネを入れて純正形状のスーパー街乗りのショックを組んだだけでも
    結構な突き上げがあります。どこまでを我慢できるか?というと人それぞれで
    難しいのですが、きっぱりと街乗りで満足するか、スポーツ走行するので少々
    乗り心地が悪くなっても構わないと覚悟を決めるかの必要があります。

    あと、EPは車高を落とすと、リアのアスクルビームが全体的に右に寄り
    フェンダーとタイヤが干渉し易くなります。調整式ラテラルロッドでセンター出しを
    しっかりしましょう。

  6. リアタワーバー
    EP82は剛性がはっきり言って、高くありません。EP91のGOAはかなり改善
    されていますが、それで、ようやく今時の車のレベルになったという感じです。
    特に、ハッチバック車は大きい開口部があるので、その周辺がポイントとなります。
    リアのタワーバーは足りない剛性を補うのにはもってこいのパーツです。
    これがあるかないかで、かなり挙動が変わります。

  7. ロールケージ
    ロールケージの効果をきちんと得ようと思うなら、ケージで増える分の重量を
    軽量化によって相殺するのと、フロアだけでなく、Aピラー、Bピラーにも
    留めなければ効果を十分得られません、中途半端に付けただけでは、重くなった
    事により動きが鈍重になったのを、剛性が上がったと勘違いしてしまいやすいです

  8. 軽量化
    EPが速いと思っているみなさん!、EPはハッキリ言って遅い車です。
    自分が速いと思っているのは幻想です。世の中にはもっと速い車の方が多いです。
    しかし、遅い車は遅い車なりに速くなる方法がもの凄く限られているので
    その方法の中核となる部分に手を着けない限りは、何をしても本当の速さは得られません。
    そういう点において、軽量化は避けては通れない道です。
    快適さと引き替えに速さを得るのです。ここが、一番のポイントです。
    貧乏チューンとか色々言われますが、お金使うよりも速い車に仕上げると
    決断する事が一番大事な事です。手始めにリアのスピーカー撤去、
    内装撤去、リアシート撤去、アンダーコート剥がし、ここまでは、誰でも出来る手段です。
    さらには、エアコン撤去、パワステ撤去、これでようやく土俵に上がった状態です。

  9. オイルクーラー
    EPは油温に厳しい車です。ハード走行を行うとあっという間に油温130度まで
    上がってしまう事もしばしばです。ここまで温度があがるとオイルとしての
    性能を発揮できず、冷却性能、潤滑性能が落ち、エンジンにダメージを与えかねません
    特に、安いオイルを使っている場合は危険です。そこで、オイルクーラーによる
    冷却が必要となります。DIYで流用される方もおられますが、サーモスタットや
    手間を考えるとTRUSTのキット物を買った方がお手軽です。
    もちろん、オイルクーラーを付けても使用するオイルには気を使って下さい。

  10. サーモスタット
    水温をコントロールするパーツがサーモスタットです。

    よく、サーモスタットだけ交換してもラジエターの性能以上の効果を発揮できないので
    付けても無意味だ的な意見がありますが、純正のサーモスタットの性能は以下の通りです。
    開き始め温度、80〜84度
    全開時温度、95度
    つまり、逆にどんなに性能の良いラジエターを使っていても95度にならないと全開しないのです。
    パワーを発揮する理想の温度というのは難しい所があります。
    エンジンは熱を回転エネルギーに変えるもので、冷やすと言うことはロスをしているという事です。
    しかし、燃焼効率の観点からは吸気温度がかなりの影響を与えます、シリンダー壁面温度が下がれば
    下がるほどに体積効率は良いのです。シリンダー壁面の温度とモロにリンクするのはシリンダーを
    冷却する水温です。この水温が90度か70度かという事はシリンダー壁面温度がどれだけ違うかを
    物語っているのです。結論としては、効率の良いラジエターと低い温度で全開となるサーモスタットを
    使用する事によって、効率良くパワーが発揮されます。
    勿論、外気温度やECUの低温度水温補正を考え例えば真冬の冷えすぎる場合は、それなりの工夫を凝らし
    適正な水温をキープする必要もあるでしょう。

    そして、故障についてですがEP82ぐらいの年式の車であれば、
    そろそろ壊れていてもおかしくありませんので
    交換した方が良いでしょう。その際にローテンプサーモにするのも良いですね。
    *実際、サーモスタット壊れまくってますから、要注意。
    特に閉じ側で固着すると、これのせいで下手すりゃエンジンも壊れます。

  11. ラジエター
    EP82GTはラジエターが1層です。これは、ターボ車としては容量不足な感が否めません
    EP91Vからは2層になっています。ということで、お手軽にEP91Vのラジエターを
    流用するのも良いかも知れません。
    その他、車種の物もマウントを変える等して流用可能です。
    そして、交換したラジエターの性能を発揮させる為にもローテンプサーモが必要です。
    って、ホントにパワー出そうと思ったら、70度台の水温じゃないと話しになりません

  12. インタークーラー
    一昔前のEPチューンの王道は、強化アクチュエーター&FCCでした。
    今は違います。
    FC流用ICを最初に考えられた方は凄いと思います、私自身も目から鱗で
    さっそく作ってみて、劇的にパワー感が増したので、嬉しくなって。
    ちゃっかりCBのPTRコーナーに送り投稿料を頂きました。
    早い物勝ちというか、それなりに雑誌に載せても見栄えする工夫を
    最初に行った例だったと思うので、それはそれで良かったのでは無いかなと
    思います。現在はクレーム防止の為にHPにて資料公開はしておりませんが、
    CBにはちゃんと作り方が残ってるので、それを見てDIYしたい人は
    DIYしてください。

    あと、前置きICもお金は掛かりますが、結構良いです。
    ただ、水温の上昇が心配されます。サーキットで問題なければ万々歳ですね。

  13. サクションパイプ
    EPのエアクリは一番エンジンの奥まった所にあります。
    ここは、熱気が一番溜まる所なので、出来れば前の方のフレッシュエアを
    吸いたいところです。ということで、エアクリを前に移動させてしまいました。
    EP82の場合はバッテリー前の部分にスペースがあるので、比較的簡単に移動できます
    EP91の場合は、バッテリーを少し移動させて、スペースを稼いでエアクリ移設と
    しなければなりません、手間ですが、得られる効果を考えれば、是非やりたい所です。
    これも、CBのPTRコーナーに投稿したネタだったりします。

  14. 強化アクチュエーター
    EPでブーストを上げていくと、ノーマルのアクチュエーターではオーバーシュート
    しやすいです。バネが弱いのでこればっかりはどうしようもありません、
    バネを引っかけてお手軽ブーストアップか、アクチュエーターを買うなりしなければ
    安定的にブーストアップできません。更にステッピングモーター式の
    ブーストコントローラーを使うと、ブーストがとても安定します。

  15. 燃料ポンプ
    EPはブーストアップしていくと、燃圧が落ちて燃料が薄くなります。
    更に、FCC等でごまかし系ブーストリミッターカットを行っていると
    かなり、燃調が薄くなっている場合があります。
    そこで、燃料ポンプを強化型にしてしまい、全体的に燃料を多めにする事で
    それらの問題を克服する事ができます。ただし、世の中のEP用のECUを使う場合
    燃料ポンプによる増量を見越さずに結構濃い目に燃調を取っているので、燃料ポンプで
    更に濃くなってしまう事があるので注意が必要です。アイドリングでマフラーから
    黒煙吹いている場合は、かなり濃いいです。

  16. ECU
    安全にブーストアップを楽しむのなら、チューニングECUは欠かせません。
    インタークーラーの交換の有無、燃料ポンプの交換の有無により、かなり仕様が
    異なってしまうので、フルコンを買ったなら、現車合わせで燃調を取ってやることが
    望ましいです。吊しECUでもかなりトルクが増える傾向にあります。

  17. 5Eカム
    EPに使われる1300ccの4Eには1500ccの5Eという、ストロークアップ版の
    エンジンがあります。ストロークが異なるだけで、その他のパーツはかなり似通って
    います。しかも、5Eには、それなりにスポーツ性に振った車輌があり、
    CYNOS(アルファ、注、年度)やSERAが純正ハイカムとして使えます。
    SERAはマイナーチェンジも無く、同一品番のままなので、SERAのカムを
    使うのが安心です。4E、5Eエンジン整備書にもありますが、リフト量が違う事が
    最大の利点です。このカムを使うことにより、上で伸びるエンジンになります。
    その分、燃調の見直しが必要になりますが、吊しECUの場合はマージンがかなり
    あるのでそのまま使えます。
    注意点として、カムを変えたなら、バルブクリアランスの調整が必要です。
    EPの場合はヴィッツのバルブリフターが流用できるので(4A-Gも同じ)
    クイックレスポンスを追求したい場合はやっておくと良いかも知れません。



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