LAST UPDATE 03/09/13


アクチュエーター検証レポートその2



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強化アクチュエーターのバネがどれくらい強いのか実験しました。



実験器具、
バネばかり

このバネばかりをアクチュエーターのロッドに結びつけて、
ロッドを10ミリ伸ばした時に掛かる荷重を測定しました。
試したアクチュエータは純正の物とJAM製の強化アクチュエータです。


純正アクチュエータ 3.25kg
JAM強化アクチュエータ 5kg




次に純正アクチュエーターに手持ちの機材で実際に圧力を掛けたら
何ミリロッドが動くのかを確認しました。

実験器具、
注射器(バイクのステンメッシュホースに付いて来た物)
機械式ブーストメーター
カラフルなiホース

注射器をフルストロークさせても0.5kgまでしか圧力は上がりませんでした。
その時のロッドの移動距離は15ミリでした。
結構動いているもんなんですね。


EP用の強化アクチュエータは他にHKS製がありますが
それは検証しておりませんが、これらの物と比べるとかなり固いバネを
使っています。JAMのそれとは比べ物にならない位の固さです。

JAMの強化アクチュエータ仕様の場合、ブーストの立ち上がりはスムーズです
がHKSの強化アクチュエータ仕様の場合は少しもたつく感があります。
それの原因を推測してみましょう。

JAMのアクチュエーターは実際に引っ張った感じでも純正に比べて
少し固いだけな感じです。挙動的には純正とほぼ同じ様な感じだと思われます。
しかし、HKSのはとてつもなく固かったのを覚えています。

実際にタービンが仕事をする段階で、純正やJAMの強化アクチュエータは
早い段階からアクチュエータのロッドが動いている事になりますが、
HKSのはずっと動かないと思われます。

これがどういう事を表すかというと、タービンのバイパスルートが閉じている
ということは、排気ガスはタービンを回す為に全部使われるのですが、
タービンはすんなり回り始める事はなく、その分排ガスの流れが悪くなると言うことは
本来のエンジンの爆発行程にも影響を及ぼす物と推察されます。純正やJAMクラスの
強さであれば、バイパスルートが開いているので排ガスの逃げ道があり、
タービンを最初から全開で回す訳ではなく本来のエンジンの爆発回転行程に影響を及ばさず、
タービンをさりげなく回すという形になると思われます。
どっちが良いんだろうと思う事ですが、結果的には前者の方がよりターボラグが強調された
形になる様ですので、HKSのターボラグはそういうメカニズムではなかろうかと思われます。

しかし、エキマニを交換等して排気効率が良くなっていれば、HKSのアクチュエータを
使った場合のブーストの立ち上がりの悪さはかなり改善されると思われます。

HKSの最大の特徴はロッド長が可変で設定圧力を任意に変更できるという点で
これは、JAMには無い機能です。用途に応じて使い分けると良いでしょう。