EP82/EP91にAE101/AE111キャリパー&ローターを流用

なぜブレーキ流用が必要なのか?

EP82純正キャリパー&ローターでTIサーキットを全開アタックすると
私の場合、だいたい1分51秒前後のタイムが安定して出ます。
このタイムの速度域で走行を続けるとブレーキにかなりの負担が掛かります。
実際、新品ローター&新品パッドで走行したら、30分*2枠でローターが
ボロボロになってしまいました。パッドはまだいけそうなのですが、これでは
コストが掛かりすぎてしまいます。問題はローターの熱容量にあります。
ブレーキの制動力を熱エネルギーに変換して制動を得るのですが、
発生した熱量を発散する事ができずに、温度がどんどん上昇してしまい、
素材そのものに悪影響を与えてしまうのです。対策としては走行風をローター
に当てて熱を発散させるか、ローター自身の厚みを増してやる事で発生した熱を
効率よく発散させる事が有効です。前者の導風は実は結構面倒です、
よって今回はローターをAE101もしくはAE111のノーマルストラット用に交換するという
方式を採りました。そしてローターだけでなく、キャリパーも流用しました。
こちらはAE101もしくはAE111のスーパーストラット用のキャリパーを使います。


取り付けるパーツ

キャリパー
AE101(SS)もしくはAE111(SS)キャリパー

ローター
AE101(NS)もしくはAE111(NS)ローター

スペーサー
ローターの裏に噛ませます

ロングハブボルト
ローター裏のスペーサーによりローター厚みが増える事になるので
ホイールの掛かりが減るのでロングハブボルトが必要になります。


補足
(NS)ノーマルストラット
(SS)スーパーストラット


スペーサーはYahooオークションや、限定らしいですがBOMさんの所で買えます。
厚みはだいたい9ミリ位あり、その分、ローターが外に出ます。
実際に組み合わせた所、ちょっと外に行き気味でしたが、許容範囲でしょう。
同時にホイールの当たり面もそれだけ外に行くので純正のハブボルトではホイールナットの
掛かりが浅くなってしまいます。よって、10ミリぐらい長いハブボルトへの交換が
必要となります。
これにより、トレッドが広がる事になり、タイヤとフェンダーとのクリアランスが
変わりますので確認が必要です。


取り付けにあたり、加工しなければならない部分

kakou
赤い矢印の部分ですが、AE111(NS)キャリパーの場合、
キャリパーサポートの部分に厚みがあるのでハブナックルに干渉してしまいます。
私はAE101(NS)をオークションで購入したのですが、この場合は加工しなくてOKでした。


相違点のまとめ

ローター

rotor
外径はホンの少しAE101/AE111NSキャリパーの方が大きいです。
ローター厚みは片側2ミリづつ太くなり、合計4ミリ厚みが増えています。


キャリパー

AE101/AE111(NS)は2ポッド、EP82/EP91は1ポッドです。
ピストンが2つになり、パッドの動きが変わるのと
キャリパーへの熱の伝わり方が変わります。


パッド

パッド面積はそんなに変わりませんが、
ちょっとAEの方が大きいですね。
AEの耳の形状がEPに比べて大きく、パッドの動きは良さそうです。
上がEP、下がAEのパッドです。
pad


取り付け具合の違い

rt1
EP82/EP91
rt2
AE101(NS)
大きさ的にはさほど変わってませんが、ホイールのデザインによっては
15インチのホイールでないと、干渉するかも知れません。


重量

ep
EP82/EP91
約7.8kg
ae101
AE101(NS)
約10.2kg
重量的には片側で約2.4kg重くなっています。
今回はついでにブレーキホースも交換したので、その重量も含まれています。
ホースはEP用を手配したのですが、AEキャリパはバンジョーの回り留めが付いています
回り留めを使うには、首の長いバンジョーが必要です、EPのは首が短いので回り留めが使えません。
AE用のホースを用意した方が良かったかも知れませんが、長さがどれくらい変わるかが
分からなかったので、無難にEP用にしたのでした。


ホイールオフセット

ローター裏に9ミリのスペーサーを入れるので、ホイールのオフセットもそれだけ変わったのと同じになります。
私の場合は+35のオフセットのホイールとスペーサー5ミリをいれていたので、+30相当だったのが
+35のオフセットに9ミリのスペーサーとなり、+26相当となりました。


インプレッション

セントラルサーキットで軽く限界を探ってみました。
使ったパッドはDELPHIのRCです。
このパッドはサーキット専用パッドでかなりの制動力を引き出せます。

セントラルのホームストレートでブレーキを強く踏み込んで行くと、
まだまだブレーキの効かせ具合もこれからっていう時で既にロックが始まってしまいました。

当初は制動力が上がり過ぎた為かとも思ったのですが、セントラルの路面もあまり良くないので
そっちの影響の方が大きそうです。TIでは全然問題ありませんでした。
ぐいぐい踏み込んでいっても、ローターもパッドもヤレ具合はEPの時とは比べ物にならないくらい
あまり摩耗していません、重量増により跳ね出したら収まりが悪い傾向になってしまいましたが、
ここら辺はセッティングでカバーできそうです。
ということで、TIでは非常に大きな武器になりそうです。