二種登録

なぜ原付二種なの?

 本来、原付一種(〜50cc:第一種原動機付き自転車)であるモンキーを何のために原付二種(51cc〜125cc:第二種原動機付き自転車)で登録するのか。まずそのメリットとデメリットを解説する。

メリットその1:制限速度
 制限速度が原付一種(50cc)の30km/hから普通車と同じ50km/hになる。つまり車の流れに沿って走ることができ、安全である。
メリットその2:右折
 3車線以上の道路において、二段階右折をする必要がなくなる。信号の直前で車線が増えて、泣く泣く車の間をすり抜けて一番左の車線に行く必要がないので、安全である。
メリットその3:ボアアップの合法化
 申請することで、警察に止められても違法改造で違反切符を切られる可能性がなくなる(未確認)。

 二種登録することはメリットだけではなく、当然デメリットもある。

普通二輪免許が必要になる
 原付ニ種も原付一種と同じ原付免許で乗れると思ったら大間違い、原付ニ種を運転するには最低でも普通二輪免許(小型限定で可)が必要となる。ちなみに普通二輪免許を持たずに原付二種を運転した場合、条件違反なんで生易しい違反ではなく、無免許運転となる。
 普通自動車免許または原付免許しか持たずに二種登録すると、その車両を運転することができなくなるので注意しよう。
税金が高くなる
 毎年4月1日に登録車両に課せられる軽自動車税が1,000円(50cc以下)から1,200円(51cc〜90cc)または1,600円(91cc〜125cc)になる。これが気になる人は3月末に廃車手続きをして、4月2日にふたたび登録手続きを行えば軽自動車税そのものがかからない。もちろん自賠責保険や任意保険などの手続きもそのたびに行う必要があるので、その手間と比べて考えたほうがいい(脱税行為とみなされる可能性もあるので、自分のリスクで行うこと)。

登録の基礎知識

ナンバーの取得

 登録方法は申請する自治体(役場)によって異なる。たとえば自治体によっては個人で改造したものは一切受け付けない(改造証明が必要)な場合もあるので、まず自治体の担当部署に電話してみよう。自治体によって異なるが、たいていは次の3点を用意するように言われる。

改造証明書
ナンバープレート(または廃車証)
印鑑(三文判で可)

 改造証明書は、ボアアップなどをお店で行った場合にもらうことができる。改造証明書がない場合は自分で「改造申請書」なるものを作成する。自治体によっては担当窓口で同様の書類を用意している場合もある。ナンバープレートは従来登録されていた原付一種をいったん廃車にしてから、再度登録することになるので必要。すでに廃車されている場合は、代わりに廃車証が必要になる。印鑑は従来の標識での廃車および原付二種で登録するための申請書に押印するために必要となる。

保険の手続き

 登録が終わったら、自賠責保険の変更手続きも行わなければならない。まだ有効な自賠責保険が残っている場合は、前のナンバーの廃車証と新しい登録証をもって、保険の代理店に行き手続きをする(任意保険も同様)。

原付二種の証

 最後にフロントフェンダーの白線、リアフェンダーの白い三角マークをカッティングシートなどで作成して貼り付ける。これをつけないと右折時や30km/h以上で走っているとお巡りさんに、停められる可能性が飛躍的に高くなる。
 ちなみに、このマークはなくても道交法で罰せられることはないらしい(未確認情報)。とりあえず、このマークがあれば無意味にお巡りさんに止められることはないはず。彼らとのコミュニケーションを大切にしたい場合は、なしでもかまわないだろう。

レポート:登録の実際その1

 (すでに登録されている場合)お約束どおり、まず自治体の担当窓口に電話してみた。僕の住んでいる自治体では「課税課」が担当だった。担当に人に、原付一種を原付二種に変更する手続きをしたいと言った。すると「どうして改造した」とか「どのように改造した」と根掘り葉掘り聞かれた。結局、印鑑と車両をもって窓口に行けばいいということがわかった。
 改造証明書はないので、一応「改造申請書」なるものを書いた。改造申請書は申請内容・改造内容・変更理由・変更諸元を記載した。申請内容には「原付二種への変更申請」、改造内容変は「シリンダー径および行程変更による総排気量(定格出力)の変更」、変更理由は「エンジンが壊れたので、別のものに載せ替えた」、変更諸元は変更前と変更後のボアとストローク、そして総排気量を書いただけだ。
 実際に窓口に行くと、廃車申請書・登録申請書・改造申請書(窓口にあった)を書くように言われた。このとき自作の改造申請書を見せたところ、備え付けの改造申請書は書く必要はなくなった。それぞれの申請書を記入している間に、担当の人が車両の確認とフレームナンバーとエンジンナンバーの石刷りを取っていた。この後、原付二種の証である黄色いナンバーを手にした。聞いた話によると東京23区内は警視庁の指導によって現車を確認することになっているらしい。
 次は自賠責保険だが、僕の場合、運がいいことに保険証書の登録車両の欄が「標識番号」ではなく「フレームナンバー」だったので、自賠責保険は何も変更する必要なかった(保険会社に電話して確認済み)。
 フロントフェンダーの白線、リアフェンダーの白い三角マークはNSR80用のマークを貼っている。以下の部品番号でホンダの販売店に注文して手に入れた。
 ちなみにこの後、Nチビ(NSR50)も同様の方法で2種登録している。

名称 部品番号 価格
フロントマーク 64103-GT5-300 \240
リアマーク 87141-202-000 \100

レポート:登録の実際その2
 (登録と一緒に行う場合)まずは自治体の担当窓口に電話してみた。やはり「課税課」が担当窓口だった。担当に人に、原付を新規に登録し、原付二種に変更する手続きをしたいと言った。すると「誓約書を書いてもらう必要がある」といわれる。ちなみに誓約書の内容を確認すると「自治体はナンバーの交付はするけど、車両の責任はもたないので自分にある」といった内容だった。まぁ、譲渡証や廃車証をもって窓口に行けばいいらしい。
 担当者の説明では「改造申請書」は用意する必要がないということだったので用意しなかった。もし、必要だと分かってから窓口にある改造申請書に書き込むつもりだった。ところが「改造申請書」なる物は必要なく、「申立書」に「改造車両に問題があった場合、自己責任で処理する」ことと改造理由を書くだけだった。ボアもストロークも書く必要なし、ちょっとあっけなかった。あとは標識交付証に自分の住所、氏名、年齢、車体番号と排気量を書いて三文判を押しただけで黄色とピンクのナンバーが1枚ずつもらえた(88ccと106ccのモンキー2台を新規登録に行った)。

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