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6時起床。少しずつペースが合いつつあるが、まだ夜中に何度も目が覚める。足のギプスで寝返りがうてないからかもしれない。
9時前、白衣の一行がやってきた。何事かと思って見ていると、一人一人の患者の前で訳のわからない言葉をしゃべっている。私の担当の先生もいる。私の前にもやってきて、「...○○○とAOLのリコンストラクション...」などと一番偉そうな人に説明している。名札を見ると”整形外科部長”と書いてあった。同室の人に聞いてみると、週に1回、整形外科や関連するリハビリの先生方一同が患者を回ってどういう状況かを確認しているらしい。専門用語で説明しているので我々にはよくわからない...
引き続いて看護婦さんがやってきて、何時になるかわからないが、病棟を移って欲しいとのこと。手術が多くて、直後の人をこの第7病棟に優先する必要があるかららしい。これも同室の人によると良くあることらしい。日曜も救急車が何回も来ていたしなぁ... さらに別の人がやってきて、10時半からお風呂に入ってもらいますとのこと。どちらが先になるかわからないが、今日は忙しそうだ。
予定よりちょっと遅れて入浴。ギプスの上にビニールを巻かれて、テープで止められる。もちろんシャワーだけだが、4日ぶりに体を洗えて気持ちいい。と、思っているとカーテン越しに「木崎さん、病棟を移るの聞いていらっしゃいますよね。」と声がかかる。
ベッドに戻るとヘルパーさんが待ち構えている。(やっと看護婦さんとヘルパーさんと事務員さんの区別が付くようになった。)
「この台に荷物を乗せてもらえますか?」病棟内で部屋が変わるだけのときは棚とベッドごと運んでもらえたのだが、今度は中身だけを移さないといけないらしい。頭も濡れたままで、荷造り(もちろんガラガラも)。せっかくさっぱりしたのに汗ばむ。「じゃぁ、ついて来て下さい。」と言われ、車椅子に松葉杖を持ってそそくさと出発。外にいた同室の人に「どこに行くの?」と聞かれても「わかりません。」としか答えられなかった。
「ちょっと坂あるけど大丈夫ですか?」「パラリンピックの選手の気分ですね。」などと言いながら、さらにエレベータに乗って第2病棟へ。第7病棟よりきれいだ。見晴らしもいい。テレビまで備え付けてある。けど、これは有料だし自分で持っているので片づけてもらう。「車椅子も戻さなければならないので、代わりのを持って来ますね。」せっかくの新車が中古車に変わってしまった。ちょっと動きも重く悲しい。
どうやらここは循環器の病棟らしい。「車椅子のトイレはそこにありますから。」と言うことで言ってみると、扉のスイッチの前に物が置いてあって座ったままで手が届かないし、故障いてして動かない。別の小便器の所までは車椅子では近づけない。洗面台の下のえぐりも足りなくて、ぴったりと寄せられない。昼食を持って来てもらって自分で片づけようと、いつもしていたように車椅子の肘掛けにお盆を乗せると落ちてしまう。などなど、同じ病院内でも部門が違うと結構違うもんだ。ましてや病院の外では...車椅子の人の苦労が良くわかった。第7病棟が懐かしい...
さらにテレフォンカードを買いに行くついでに辺りを探索。コインランドリーは近い。ロビーに雑誌は多い。でもお茶が自由に飲めないし、病室が少ないなと思っていると、ナースステーションをはさんで個室やICU(集中治療室)、立ち入り禁止区域が並んでいる。ナースステーションは大きくて機械が多い。ロビーの横には別室の家族控室なんてのまである。うーむ、整形外科とは違う...
他の部屋にも結構車椅子や松葉杖の整形外科から来たと思われる人がいるが、この部屋のメンバーは、上品そうなお年寄り3名と働き盛りのおじさんと整形外科から来た日本語があまり通じない日系人。病院の中に通訳までいるのはさすが。
道具なしで動けないのは私だけなので、みんな何かと手を貸してくれる。第7病棟では自分で出来ることは自分でするような雰囲気だったので、こんな所まで違っている。譲りあいや出来ないことに手を貸すことは大切だけど、出来ることまでに手を貸すとその人のためにならない、ということも忘れてはいけないようだ。。
今日からリハビリと聞いていたので看護婦さんを通して聞いてもらうが、まだ検討中なのでという答えを一度もらったきり、結局連絡がなかった。でも点滴と同時になくなっていた血圧と脈のチェックが復活。前の同室の人もなかったのでマニュアルの違いか?
消灯は全病棟共通の9時なのだが、8時の面会終了の音楽が流れるとみんなカーテンを閉めておやすみ体制になった。一度の入院で二度分の入院経験かもしれない。
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