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今日はきっちり6時に起床。というより起こされた。昨日の夜は珍しく消灯時間を看護婦さんに告げられるまで井戸端会議だった。その反動か、今日は静かな朝。
いつものようにリハビリへ行って戻って来ると、お二人がいよいよ退院。私の隣の人は、折り紙のプレゼントを用意していた。めでたしめでたし。
いつのまにか、私はこの病室のNo.2の古株である。古株No.1の上品なお年寄りは、今日の入浴のチェックで循環器の治療は全てOK。実は胃の治療のために、そのままこの部屋に残っている。
ちょっと寂しくなった病室で再び井戸端会議。話題は、ついに「若い衆は早く結婚せないかんよ」という話に...ごもっともです。ここにいると、早く結婚して親孝行しないと、と思う。きっと退院したら忘れるだろうけど。:-)
まもなく個室から別のお年寄りが二人移ってきた。
そのお一人の、長老85才の方が、とつとつとしゃべっているのをみんなで聞く。もう何も楽しみがない、いろんな所が悪くなっている、嫁さんは苦しい何年かの入院生活の上に数年前に亡くなった、わしは回りに迷惑をかけるぐらいなら死んだ方がいい、などとおっしゃる。入院したら、わけのわからん機械をいろいろやらされて、飯もまずく全部も食えやせんとおっしゃる。でも、小学生に入学する(ひ?)孫さんが肩をもみに来てくれた、という話を聞いて、みんなで「何を言ってるら。お孫さんに元気な姿をみせんと」などとなだめる始末。昨日までの"生死をさまよったのに明るい人たちの病室"から雰囲気が変わってしまうのか...
そうこうしているうちに、私はシャワーの時間、戻ってきたらシーツ交換も終わってて、遅いお昼寝の時間となっていた。
夕食の前もとつとつと長老が話していて、私の隣の人が聞いてやっている。自分の経験も交えて、なだめてあげている。やがて、その長老の所にもお見舞いが来て、徐々に軟化しているようす。隣の人曰く「集中治療室だと面会時間も制限が厳しいし、個室にいると気が滅入ってしまってしまいますよ。気の持ちようですよ。」
夕食後には、話し方は変わらないものの、言っていることに否定的なことがなくなった。夕食は全部食べていた。「何だ昼といってること違うじゃないの」と私が言うと、「これっぽっちしか、ありゃせんもん。」だって。
病は気からとは良く言ったもんだ。まずは、めでたしめでたし。
ふと廊下を見ると、月曜に手術で部屋を出ていった高校生君が、もう自分で歩いてトイレに来ている。上品なお年寄りが「若い衆は治りも早いねぇ。」と声をかけ、高校生君は前と同じようにニコニコしている。こちらも、めでたしめでたし。
晴れて、メンバーが変わりつつも井戸端会議が続く、明るい病室なのでありました。
めでたしめでたし。
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