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朝のパターンも同じになって来た。眠っている二人と起きている一人を残して、ベッド掃除に追い出されるようにして、私はいつも通り9時にリハビリへ。今日から担当の先生が戻って来るので、気を引き締めて向かう。
「どれぐらいまで曲がりました。」と聞かれ、恐る恐る「なかなか進歩しませんけど、85度です。」と答えると、「いい感じですねぇ。あまり急に曲げてもいけませんから」と言う。今までの話だと、もっとグイグイと曲げていかないといけないと思っていたから、意外なお言葉。
「いつ頃退院できるでしょうか」とストレートに聞くと、
「先生から何も聞いていません?」と逆に聞かれ、
「いいえ。120度曲がれば退院と聞いてますけど」と答える。すると
「そうですね。週末か来週ぐらいでしょう」とのこと。やっと先が見えて来た。けど、装具は3ヶ月は付けておかないといけないらしい。退院しても格好に困るなぁ。
代理の先生と違って、丁寧に足をマッサージしてもらう。でも、仰向けになったり、うつ伏せになったり、膝を先生の足の上に乗せたり、グイッと押されたりで、はたで見ると、結構笑える格好だろうなぁ。代理の先生は、勝手がわからなかったのか、女の先生だったからか、あまり無理に曲げられたりはしなかったが、今は痛くて汗が出るぐらいまで力をかけて曲げられている。言っていることと違う...
というわけで、時間もたっぷりかかってリハビリ終了。ちょっとぼうっとすると、もう昼食が近い。すると、格闘伎君が「餃子いかがですか」と部屋に入って来た。一人でラーメン屋に行って来たという。そんな格好でようやるわ、と思いつつも、ありがたく買収される。ってことは、彼は今日もリハビリに行ってないな。まだ開けていないのに、部屋に餃子の匂いが漂う。
昼食が配られる頃になって、サブの先生がやって来た。幸い餃子の匂いは、ばれていないようだ。リハビリの先生と同じ質問をすると、同じ答えが帰って来た。加えて「2本同時の手術だったから、どうしても時間がかかります。」と言われた。仕方ない。
一同おかずが一品多い昼食を終えて、食器と餃子の包みを別の所に片づけて、部屋に戻って来ると、やっぱり部屋が臭い。窓を開けてしばらくして、電話とトイレに行って戻って来ても、やっぱり部屋が臭い。眼科君のごみ箱に餃子の包みが捨てられているのを発見し、臭いから外のごみ箱に捨てた方がいいよというと、「そうですか?」と捨てに行く。眼科君は手術以外に、鼻炎になっていて、鼻もかめないので匂いもわからず苦しんでいるのだった。格闘伎君は今度は仲間と一服にお出かけ。するとすぐ後にお母さんがやってきて、「まったくしょうがない子ね。」と言っている。買収されている私は、ただ笑うだけ。
どうせ空いているだろうと、早めに第7病棟のCPMへ向かう。今日は3時間やるぞというわけで、1時間が過ぎ、角度をきつくして苦しみながらやっていると、珍しくリハビリの先生がやって来た。逆転のスイッチを押して、今すぎたばかりの最もきつい角度から、再び角度に動く様子を見て、足の器具への当たり具合などをチェックされる。「いい具合ですね。」とのお言葉。ありがたいんだけど、実は変えたばかりでかなり無理をしていて痛い。
すると、「実は○○さんを探しているんですよ。喫煙所も見て来たんですけど、どこに行ったか知りませんよね。」と言う。リハビリもやっている時間なのに、こんな所に来るなんて珍しいと思ったら...足が痛くて、しかも買収されている私は「さぁ。」と答えるのが精一杯だった。:-)
CPMを終えて、病室に戻って来ると、格闘伎君がいる。「喫煙所にいたら、見たことがあるような人がやって来て、びっくりしましたよ。」と言っている。2個所あるうちのもう一方にいたらしい。まったく...
入浴を終えて、夕食の時間になると、今度は眼科君が見舞いに来た人といっしょに出ていってしまった。みんな夕食が終わっているのに、なかなか戻ってこない。まったく...どちらが先に強制退院になるか見物である...(ゼファー君によると、実際に態度が悪くて強制退院になった人がいるらしい。)
改めて、真面目に早く退院しようと誓うのであった。高校生君も退院したはずだし。
でも、一ヶ月ぶりに食べた餃子はおいしかった...
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