| これまでに学んだオースチンのノウハウを生かし、日産は新世代のファミリーカー開発に本腰を入れる。 戦前から取り組んでいたコンパクト・ファミリーカーの集大成として「ダットサン110型」が1955年に製造された。 現在まで続くプルーバードの源流とも言うべきモデルで、これまでのダットサンと比べても機構的には進化が見られなかったものの、これまでのモータリゼイションを飛躍させた傑作車であったと言われ、新しい息吹を感じさせる洗練されたデザインが特徴的でだった。 そのボディの方は完全プレスで造られ一貫生産され、製造開始当初は自社製の他に、航空機ボディの生産などで高い技術力を誇っていた新三菱重工業にもボディの製造を依頼していた。 その後、製造技術の吸収が終わると、自社製ボディのみとなり、マイナーチェンジによってエンジンマウントやリモコン式シフトといった改良も加えられた。 |