最終更新日 2000.2.12

1999年にイタリアで参戦した、「トリアル・ドンナ」のレポートを少しずつだけどカキカキします。興味のある方、ぜひ見てね!

日本からは、この6人で「トリアル・ドンナ」に参戦して来ました!

【その1】参戦は?
1999年9月19日()イタリアのトリノというところで、「ユーローカップレディーストライアル大会」が行われました。日本からは、6人のライダーが、チャレンジしました。

なおが、「参戦する」と最後に思ったのは、8月1日でした。大会で、西巻氏にお会いして、「まだ、間に合うよ。行かないの?」と横に来ては説得していました。それまでは、イタリアの事は、休みも取れそうもないし、あきらめてたんですよ・・・。でも、その時、隣に村岡ジッタさんがいて、「上手くなるのを待つか、先に経験を取るかじゃないの?」と一言。イタリアには、以前から行きたいと思っていたし、上手くなるのを待っていたら、いつになってしまうか分からないし、先に経験をして今後に生かす方を取ったんです。


【その2】出発の手続き
今回のトリアルドンナは、「自然山通信」の西巻氏によって、参戦したい人を募集した。それから、イタリアで乗るバイクの手配をしてくれ、宿泊するホテルの予約もしてくれた。とりあえず、イタリアに行くまでの間に、そこまでやってくれました。

後は、自分で動かなくてはなりません!他の5人も、仙台2人・神奈川1人・熊本1人・東京1人といった感じで、みんな働いている訳だし、お休みだって合わせる事がとっても難しい。「ヒエ〜ッ、どうしよう・・・。」とても不安になった。結局、みんなそれぞれ、勝手に飛行機の予約をとりました。すると、チューリッヒ経由やアムステルダム経由だの、バラバラの飛行機になっていた。コワイよ〜・・・。


【その3】出発までに。
今回は、スポンサーにゴールドウィーンさんがついて、自然山通信の杉谷さんがデザインした、日本の国旗マークが付いたユニフォームを支給して下さいました。「ウオーッ!」って感じ(*^0^*)
← これが、GWのジャージにつけた、杉谷さんデザインのドンナ・マークです!

【その4】2つの願い
今回イタリアに行くにあたって、2つの願いがありました。一つは、イタリアで、トライアルをメチャメチャ楽しんで来る事もう一つは、何のテクニックもない自分が参戦する事によって、他のレディースライダーの皆さんに、「私もイタリアに行ってヤル!」という勇気を持ってもらうことでした。

現に、なおの走りを見ている人は、「私も行く!」と言っている人が何人もいます。それくらい、なおの走りって、何でもないんです。。。そう!イタリアって夢じゃないんです。。。


【その5】いよいよ出発!(’99.9.15) 晴れ
出発の朝。ひとりで、イタリアまで本当に行けるかどうかがとても不安・・・・・。お昼の飛行機だけど、朝7時にはもう、首都高速に乗っていました。成田までは、結構早く到着。出国手続きをするのに、連休前だからか、すごく混んでいて時間がかかってしまう。「時間に余裕を持ってきてヨカッタ・・・」つくづく感じた。

手続きを済ませるとちょっと安心して、イタリアのリラへの両替を思い出した。なんとなく出国手続きを済ませて、1つめの両替所で両替をしたんだけど、同じ空港の中でも、レートが微妙に違っていて、飛行機の搭乗口に近ければ近いほど自分にとって損だと言う事に気が付きました。それとイタリアに到着する時、現地時間では夜なので、日本で両替しておいて正解でした。
次回、行かれる方、覚えておいて下さいねっ!

成田からオランダまではJALでした。12時間のフライト日本に帰ってからすぐに会社で試験があるため、勉強したり、映画を見たりして、一睡も出来なかった。。。
乗り継ぎは、アムステルダム。一人だし、英語できないし、日本人はちっとも周りにいなくて、不安・・・・。
乗り継ぎの待ち時間3時間、朝起きてから24時間が経過していた。眠いよー。
アムステルダムからは、KLM(オランダ航空)フライトは約2時間何気に順調!!


【その6】イタリア・トリノに到着!(’99.9.15)晴れ
トリノ空港には、現地時間の夜10頃に到着した。自分の荷物も無事に受け取り、出口へ。出口はガラスの向こう側。でもドアが開かない。どうしよう・・・・。すると、ガラスの向こうにいる係員が、訳の分からないゼスチャーで何か必死に訴えている。そうして何分かたって、後ろから来たおっちゃんが、右上の白いボタンを押して、ドアを開け「スーッ。」と出て行った。「なーんだ、このボタンだったのかー。」と、ちょっと悔しくなる。イタリア語で書いてあったから読めなかったのだ。てっきり非常ボタンかと思ったから、押さなかったのでした。

出口を出ると、西巻さんが既に来ていて、ちょっと離れたところに、杉谷さんがパソコンを膝に乗せてベンチに座っていた。何だかすごくホーッ(^o^)として、やっと落ち着いた気分でした。

杉谷さんの車に3人が乗り込んで、ホテルへ向かう。トリノ空港からは約1時間。何だか真っ暗で景色なんて良く見えなかったけど、西巻さんは「ウォー、ここはいかにもイタリアっぽいねぇ。」と言っていた。いろいろな国に行っているみたいだけど、他の国って外国って感じがしないのかな?

途中の路地で、黒人のイケイケねえーちゃん2人が、ほとんど裸に近いような格好で身売り?をしているようだった。なおは、「恐え〜なぁ・・・。」って思っていたけど、杉谷さんと西巻さんは果たしてその時、何を思っていたのでしょうか・・・・?本人に聞いてみてね!

そうこうしているうちに、ホテルに到着。杉谷さんと西巻さんは、ホテルの近くにあるキャンプ場に泊まっているとのことで、なおを送ってくれたあと、キャンプ場へ帰って行きました。お二人とも、お疲れの所、ありがとうございました。


【その7】練習1日目(’99.9.16) 晴れ
朝の10時過ぎ頃キャンプ場に行って、杉谷さんと西巻さんと合流する。でも練習は、大会主催のマリオが午前中仕事でいないということなので、お昼まで3人で時間をつぶすことになり、車でトリノをドライブした。
余談ですが、「トリノ」という所は、イタリアでも田舎のようで、物価も安いらしいです。

まず大会でピットになる場所に行ってみた。まだ何にもなくてただの空き地になっていた。でも、ちゃんと電気を引く用意がしてある。「うーん、何か本格的じゃない!」と感動した。
次に、大会のセクションになると思われるところを検索した。斜面にステアがあって、「エーッ、こんなとこできないよーっ!」と青くなる。
そうこうしているうちに、お昼だぁ、ワーイ!!

お昼は、ホテル中のの小さなレストラン。メニューはイタリア語でチンプンカンプン。仕方がないのでウエイトレスさんに、説明をしてもらい、パスタとチキンを注文。パスタ=イタリアという自分の想像の中で、イタリアで一発目にパスタを口にする気分は、本当に最高で・・・・・。でも、「日本で食べるパスタだって、十分イタリアに負けないくらい、おいしいんだな。」って、つくづく感じました。

午後になって、山へ練習に行く事になり、伴津留代さんと合流。伴さんと始めて逢って、「思っていたより、ずーっと小柄。すごく話しやすい人だな。」って感じました。

まずは、バイク屋さんへ。
伴さんは、ガスガス。200ccをお願いしていたのに、バイク屋さんの都合で270ccにされてしまったよう。ガ〜ン((((((((^_^;)
なおは、モンテッサをお願いしたのですが、アメリカチームの人が乗って行っちゃったらしく、なおも今日だけ、ガスガス270で練習する事になった。クラッチが固くて何度も指がつりそうになった。

練習場所までは、まず急な坂を下りなくてはならなかった。結構その坂は急で、とてもじゃないけど自分で出来なかった。結局、杉谷さんに下ろしてもらう。次は川を横断して、河原を行く。結構現場までは、距離がある様子。やっと平地になっていくのに、それもつかの間で、今度はくねくねした上り。石はゴロゴロしているし、「移動しているだけでも随分練習になるなぁー」って感じでした。

やっと現場に着いて、杉谷さんのコーチで練習が始まった。自分にとっては、難しいというセクションで乗っていたんだけど、向こうの方では、比べ物にならないくらい難しいセクションをドイツアメリカイギリスの人達はやっていた。坂を上りながら何度かターンして、すぐにステアを上ってた。「えーっ、この人達本当に女!?」って、自分の目を疑っちゃいました。「さすが、自分の国のチャンピョンを行かせるだけあるなぁ・・・」って妙に納得しちゃいました。日本チームは、行きたい人が行くって感じなのにね。


【その8】練習2日目(’99.9.17) 晴れ
練習2日目は、木澤由美さん、高橋ゆかりさん、後藤すみ子さん、尾方美保さん、そして伴さんなおの日本チーム全員で行われた。やっぱり、最初の下り坂が・・・・。「でも、今日は頑張ろう。」と決め、なんとか自分で下りる事ができた。\(^o^)/まずは一安心。でも、美保さんが、木澤さんに下ろしてもらっていた。大会では、2回ここを通過しなくてはならないから、頑張らなくちゃ。

今日は、バイクの設定なんかもやりながらの練習となった。みんな自分でちゃんとやっていて関心!関心!でも、みんな工具を貸し合ったり、いろいろ相談したりして協力しながらやっていました。みんな、ひとつのことに向かって、真剣でしたね。。。。。

練習に行く前にホテルの前で撮りました。

【その9】練習3日目(’99.9.18 大会前日) 雨
朝から、雨が降っている。どんより暗くて、肌寒い。午前中は、マリオの取材ということで、全員の集合写真と、一人ずつの顔写真を撮りました。一人ずつの写真は、次回の「トリアル・ドンナ」のパンフレットに全員載せるらしい。小雨の中、取材は行われました。

この時に、すみ子さんがレンタルする「ブルタコ2000」が、届いた。すごくカッコイイので、みんなからの人気車となっていた。
午後からは、大会のセクションを下見するということになった。1周15kmのコースの中に15個のセクションが作ってあるらしい。大会では、これを2ラップします。下見が始まると、大会に出場するみんなが、バイクで異動を始める。すごい人数になっていました。


取材の時に、ブルタコ2000が届いた。

《各セクションの大体の解説》 半分は、ロックセクションでした。
第1セクション : 斜面を使ったセクションで、曲がりながらのターンがポイント。
第2セクション : 入り口から石を上がって、登りながらターンをして、2つのステアを越え、下りながらのターン。
第3セクション : 水は流れてないものの、滝のような斜面を使ったセクション。一気に登って、Uターンして、下ってくる。
第4セクション : 土のセクション。幾つかのターンがあるんだけど、ちょうど木の根で滑る所でターンして、出口までが急な登り。
第5セクション : 石の斜面のセクション。入り口でまず石を上がって、何度もターン。結構上の方まで登って行くから、恐い!
第6セクション : 水の流れてない滝って感じ。急な石を2度上がる。(セクションに行くまでと、出てからも移動が大変だった。。。。)
第7セクション : 土のセクションだけど、妙に急で、キャンバーターンありのセクション。(セクションに行くまでが、大変!)
第8セクション : 助走がほとんどない、ヒルクライム?を上がって、下りてくるセクション。
第9セクション : 芝の斜面を下ってから、土、石の段々、木の根を上りながらやるセクション。(ヘルパーがたくさんいた。)

ここからの移動が、本当にスゴイ難しい!長〜い長〜い下りで、石はゴロゴロ、ターンはジャンジャン、道幅バイク1台が精一杯。緊張が止まない移動でした。

第10セクション : 石のセクション。助走なしの急な登り。。。
第11セクション : ロック下りのセクション。
第12セクション : ロック上りのセクション。
第13セクション : ロックセクション。出口でステアケースをやる。
第14セクション : キャンバーとステアケースのセクション。
第15セクション : キャンバー、ステア、上りのセクション。

といった感じでした。今の解説はBクラスと言って、易しい方のクラスです。でも、杉谷さんいわく、「このセクションの中には、全日本の国際B級より難しいのもあるよ。」と言っていました。(たぶんAクラスの話しだと思いますが。)
Bクラスでも、MFJの国内B級のレベルに十分達していると思いました。とても、レディースの草大会とは思えないですよね。
でも、すごく楽しかったと素直に言えます。


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