ブレーキについて


ブレーキローターの役割
ブレンボ、APという舶来品、30万、40万なんて値段のブレーキが売っています。 装着すればすごく止まる、聞くような値段ですね。パッド交換、ローター交換なんて チマチマやってないで一気にポン!って金だせば永遠にいい性能が!・・・ って思ってません?世の中甘くないですよ(^^;)

R32GT−R VSpecが世に出てから、舶来品ブレーキは 一気に広まりました。
雑誌では「効く、止まる、フェードしない!」という絶賛、手放しで褒め称える 言葉がバンバン掲載されていますね。純正採用も多くなり、それほどめずらしい モノではなくなりつつあります。
30万、40万もするようなブレーキキットが世に出て、ちょっと雑誌を かじった人が「パワーも大事だけどブレーキも大事だよ」と自慢げに 装着していく・・・

でも、本当に必要なの?

ブレーキの「効く」って、どういう意味でしょうか。
瞬時にタイヤがロックすること?それとも道で止まる距離が短くて済むということ?

ここはローターのセクションですので、ローター部分の話をメインに書きます。
(舶来品キャリパは、キャリパセクションで)
ブレーキを効かせるにはタイヤの能力が重要です。タイヤのグリップ力を逆に 利用して車を止めます。ディスクブレーキの場合、タイヤと回転をともにしている ディスク板をブレーキパッドで挟んで回転を落とし、止めます。この回転を0に するまでの時間が短いほど「効くブレーキ」となります。
(もちろん、いきなり0(回転が止まる)のは問題外ですが、あえてその部分には 触れていません。)

この「パッドでディスク板を挟んで止める」機構の場合、ローターで望まれる 条件をあげると・・・

 1.ディスク面が平ら
 2.パッドのあたる面積が広い → ビックロータ
 3.熱を逃がす構造
 4.カスが溜まりにくい構造

等があります。この中で2〜4はディスクの構造、設計の話なので、そう簡単に変更は できませんが、1番の「平ら」な部分はメンテナンスで対応可能です。新品に交換すれば当然平らですし、研磨して平らにしてもらうこともできます。
ただ、研磨の場合、使用限界値よりも削ることはできない(ローターも消耗品です) ので、よほどの理由が無い限り、研磨より買い換えの方がよいでしょう。
(研磨は友人から貰った、パッドを新品にするけどローターはまだ使えそう等の時に)

フロントローター

ローターの価格一覧

対応グレード 品番 値段備考
GXi 40206-40F02 8,200
GTE,GTS 40206-71E05 8,200
GTE.X GTS.J 40206-71E06 8,200グレード指定
GTS25 40206-55F03 8,200
GTS-t 40206-88E04 8,600GTS-t専用 TypeM不可
GTS-tTypeM GTS-440206-04U03 9,000GTS-t不可
GT-R 40206-05U1212,700ドリルドロータ、右
GT-R 40206-05U1312,700ドリルドロータ、左
GT-R 40206-05U1012,700N1ロータ、右
GT-R 40206-05U1112,700N1ロータ、左
GT-R VSpec 40206-12U0196,000ブレンボ用17Inc 片側

これをみてもわかる通り、ブレンボ用は異様に高いです(タイプミスでないですよ。ちなみに値段 改正前は10万円以上していました)ブレンボを買って、ボロボロになるまで使うなら、純正を 短いサイクルで新品交換したほうが性能がよいかもしれませんね。

フロントベアリングの価格一覧

対応グレード 品番 値段備考
4WD全車種  40210-05U00 6,360
2WD全車種  40210-33P02 6,910選択使用 NSK製
2WD全車種  40210-33P07 6,910選択使用 NTN製

スナップリングの価格一覧

対応グレード 品番 値段備考
HICAS全車種 40214-05U00 200
非HICAS全車種 40214-33P00 200

シールの価格一覧

対応グレード品番 値段備考
全車種 40324-33P00 530選択使用 NDK製
全車種 40232-33P55 530選択使用 NOK製

ハブボルトの価格一覧

対応グレード品番 値段備考
4WD全車種 43222-28B00 530選択使用 NDK製
2WD全車種 43222-70T00 530選択使用 NOK製

ハブボルトの価格一覧

対応グレード品番 値段備考
4穴車 40202-01U0010,200廃止?
4穴車 40202-15U0013,800
5穴車(2WD) 40202-20U1013,800廃止?
5穴車(2WD) 40202-45P0213,800
5穴車(4WD) 40202-05U0013,800

今回は交換作業の一連を写真に収めましたので、ここにUPします。


一般的なR32はこんな感じでしょう。作業は番号順に行うとスムーズだと思います。


1.キャリパを外す
キャリパーを外します(図はTypeM用の対抗4ピストンキャリパ)
これはキャリパ背後に2本のボルトで固定されています。さらにブレーキホースがステーに 固定されているので、この2本も外します。



2.キャリパを外す その1
この4本のボルトがそれぞれ「キャリパ固定用」、「ホースステー固定用」 です。カタチが違うので間違うことは無いと思いますがステー用が 長さが違います。前後間違わないようにしてくださいね。


3.キャリパを外す その2
キャリパを外す際にはブレーキパッドを外した方がラクチンです。もちろん できるだけブレーキパッドには触らないことが鉄則(油がつきます)。 また、外しついでにフリュード交換もしておきましょう。


4.キャリパを外す その3
パッド面はできるだけ左右を変えないほうがよいです。本当はパッドを交換する タイミングでロータも交換するのが好ましいのですが、ロータが磨耗限界に来ている 場合それどころではありません。あなたの命を乗せている部品ですから。
(私もパッドを待ってたんですけど泣く泣く変えました)


5.ブレーキローターを外す その1
写真ではまだキャリパがついていますが(^^;)外れていると思ってください
ブレーキロータのハブボルト間に2個の穴が・・・よく見るとネジ穴です。 この穴にボルトを刺し、締めこんでいくとローターが浮いてくる仕掛けになって います。ハンマーで軽めにロータを叩いてもいいのですが、コッチのほうが確実 で殴りミスというダメージもありません(^^;)


6.ロータを外す その2
ガンガンしていくとあるとき「パキン」と音がしてロータが浮きます、 そしたらあとは手で(再利用する際はロータに油がつかないように注意!) 外します。走行直後は熱かったりするので、注意してくださいね。


7.ロータを外す その3
完全に外れた状態です。リアの場合、R32はセンターにドラムブレーキが はいっていますので、サイドブレーキを掛けたままでは交換できません。 フロント部分の交換もこれで半分、折り返し地点です!


8.ロータの新旧比較
装着前のロータの脱脂はきっちりやりましょう!ブレーキクリーナが無い!と嘆いている あなた。灯油を布に染み込ませてそれで拭けばOKですよ!灯油は去年の残りとか、ストーブ からちょっと失敬!でも可能ですんで、大抵の家にありますよね
私は灯油で行っていたのですが、灯油は油分が残るので ガソリンの方がよいとのメールを頂きました。私自身灯油で洗浄経験が数回 あるんですが、運が良かっただけかもしれません。灯油でなく ガソリンで行ってください。
この図は使用前、使用後の比較表です。ココまで2年ぐらいつかったかな? パッドは2セット目です。メタルパッド相手に長持ちしたもんです>ロータ


9.ロータをつける
ハブボルトを通すだけなので、ホイール装着とさほど変わりません。気をつけることは 油をつけないことですね。できる限り素手では触らない、汚れた軍手で触らないことに 気をつけることです。

ブレーキロータ交換もコレで完了です。リアの方が若干面倒なだけで手順は同じです。 TypeMキャリパの場合でやりましたが、NAも作業手段は同じです。パッドを抜く方法 が異なるだけで、キャリパを外す場合は同じ作業ですので、参考になると思います。

交換したインプレは・・・

キキが改善!ってことはありません(^^;)が、明らかにブレーキの踏み込み量が手前で 効き始めるようになっています。ロータの厚みのから来ている部分だと思いますが。 パッドを新品に変えていたらもっと感激があったかもしれません。当然、あたりが出る までは以前より効かない状態なので、慎重にのりましょうね。

維持ページに戻る