
凝りもせず、人柱してしまいました(笑)。
これまでの2つのナビから得た自分なりの教訓は、次のようなものだった。
そんなわけで、ポータブルのくせに、セパレータ式のモニタ並みにコンパクトな(に見える)、CDゴリラに8割がた心が揺らぎ、価格調査をして設置場所を夢想していたのである。
しかし、一度目にして、心に火がついてしまったら、ゴリラの倍の予算になることも、嫁の呆れ顔も、なんもかも打ち捨てて即買いしてしまうのだった。
GPSVは、ハンディGPSのくせに、全国道路地図をインストールしてルート探索ができる、「カーナビ」なのである。
GPSV本体とともに、純正のマリン用マウントを購入。通販の写真がわかりにくかったが、最悪でもハンドル中央にひっつけることができるだろうと、高をくくってめくら買いする。想像通り、同型の吸盤式のマウントの基部が、吸盤ではなくボルト穴の開いた円形平板になったものだった。
ミラーと共締めした平板金具に、ボルトでサンドイッチして固定。成り行きだが、どんな車種のバイクにでも乗せ換え可能なシステムとなってしまった。

マリン用マウントは、2つの爪でGPSVをはさむ仕組みになっているが、この爪が着脱時にディスプレイ部を傷つける。取り外しには、そうとうに気を使う。・・・最初のときに、いきなり傷つけてしまったので、もう手遅れだけど・・・しくしく。
ディスプレイが小さいので、この取り付け位置は最善だと思う。ハンドル中央やメーター付近に設置したのでは、地図を読み取ることは不可能だろう。しかしながら、私もすでに四十も半ば。こんな手元のちっこい地図にフォーカスが合うのも、あと数ヶ月かもしれない(涙)。
表示される情報量は、こんな小さなディスプレイながら実に多い。また、外での使用を前提に設計されているため液晶はバックライトなしでも鮮明だが、走行中に読み取れるかとなるとよほど凝視しないとつらいかもしれない。
なんとなく地図を表示させているよりも、目的地を設定してルート案内させたほうが、必要な路線が強調表示されるので、現在位置をつかみやすいようだ。今のところ、都内使用が中心で情報量が多すぎるからで、ツーリングとなればまた違う感想を持つかもしれないが。
と、カタログにうたっているが、そんな水密性があるようにはとても思えない。少なくとも、電源をシガープラグから取っている場合は防水にはならない。雨が降ったときは何かかぶせたほうが無難と判断せざるをえない。
東京を中心とした日帰りテリトリーがぎりぎり収まるサイズである。
北は栃木、群馬から。茨城の海岸線は入らない、という微妙なところ。西は静岡の端まで。長野は上信越道との分岐まで。
名古屋までは入らないので、西方向へ遠征しに行くときは、マップの入れ替えをしなくてはならない。38MB全部を入れるのには1時間以上かかった。
発売元から執拗に「遅い」と釘を刺されているルート探索だが、以前、九州松下のCDでるナビを使っていた免疫があるので、特別に遅いとは感じない。まあ、このハードで一生懸命がんばってるなあ、というぐらいである。これは人による主観なので、DVDの恩恵を受けてる人間には信じられない速度だとは思う。
都内の自宅から甲府の「ぼんち食堂」まで検索させた場合:
時間優先 128Km 検索時間1分26秒
距離優先 119Km 検索時間0分40秒
距離優先 128Km 検索時間1分02秒 (高速道路、有料道路不使用)
時間優先のほうが倍の検索時間がかかるのは、ハードの性能が低いからアルゴリズムの差がそのまま出ているわけで正直物だ。
東京から和歌山の竜神温泉まで探索させたら、どんなことになるか興味があるが、そんな広範囲の地図は38MBに収まらないので試しようがないのであった。
また、高速道路と有料道路の使用が別々に制御できるのは嬉しい。高速道路のみ不可のルート取りは、タンデム走行ならずも二輪のツーリングにはよくあるからだ。
まったくの無音ナビは、これがはじめての経験だ。
これまでのナビなら、音声案内は聞き取れなくても、「音」に気づいて画面を確認することができた。それがないので、次の目的地(分岐点)までの距離を常に気にしなければならない。
ナビの「次の目的までの距離表示」を、通常の運転動作の視線移動のローテーション……前方、バックミラー、前方……に加えるだけ、ではあるのだが。(^_^;
分岐点が近づくと、交差点の拡大図に切り替わって方向を示すのは通常のカーナビと同じだ。カーナビのような交差点付近の情報はほとんどなく、真上から俯瞰した路線を示すだけである。だが、交差点を曲がる瞬間を正しく0mで指すだけでなく、手前からの交差点までの距離が細かく正確に出るため、下手なカーナビ以上に案内はわかりやすい。NAVISTANTでは交差点までの距離の単位が粗く、しかも誤差があるためいつも振り回された。交差点に近づいたらNAVISTANTは意識して見ないようにして、周りの風景でどこを曲がるか判断していたのだ。それに比べれば、このGPSVの正確さには、安心して身を任すことができる。
高速出口やSA、公共機関や主なランドマーク情報はあらかじめ本体に収録されている。それ以外にできる住所検索は、都市(市、村)の中心までである。ツーリング計画ならパソコンのマップで地点を作成してGPSVにロードすればよいのだが、いざというときに出先で検索したいことがある。
NAVISTANTはマップコードに対応していたので、iモードサイトの@NAVI(トヨタが主催・月額300円)で住所や電話番号で調べ、ナビに位置を渡すことができた。GPSVでは緯度経度での位置指定が必要だ。
地図サービスはこれまでマピオンを使っていたが、これを機会にあれこれ試したら、MapFanのほうが住所検索をピンポイント指定できることに気づいた。MapFanで検索した地図から、緯度経度を得るには、「ここです!メール」の画面に切り替えてから、プロパティで地図フレームのURLを確認する。
iモードでもiMapFanが使え、月額300円だが電話番号からの検索もできる。ウェブと同様に「ここです!メール」を自分宛に出せば、地図のリンクとともに、緯度経度情報を得ることができるのだ。
と、喜び勇んで自宅の位置を緯度経度で指定するとなぜかずれた!(^_^;
ここで、問題となるのは「測地系」というものらしい。法改正で日本でも世界標準の世界測地系[WGS 84]の使用が義務付けられたらしいが、ウェブの地図サービスはいまだ日本測地系[Tokyo]で表示しているのだった。というわけで、GPSVの設定メニューで測地系を[Tokyo]に変更してめでたしめでたし・・・・。
てなわけで、いろいろ制約はあるけれど、いっちょ前のカーナビとして使える。
そういえば、NAVISTANTも「制約はあるけれどカーナビとして使える」という点では同じだった。しかし、こう言ってはなんだがNAVISTANTは「それだけ」だった(新し物好きの身びいきと思ってくれ>DENSO・汗)。
GPSVはハンディGPSなのである。画面表示構成やマップ表示のカスタマイズから始まり、軌跡をパソコンに取り込んで、「カシミール」上のマップに重ねるなど、ハンディGPSならでは遊びがあるのだ。
ハンディGPSはこれがはじめてなので、これから、遊び倒すのだ〜。